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合切袋
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がっさいぶくろ
ふりがな文庫
“
合切袋
(
がっさいぶくろ
)” の例文
どんな容子の人だと
訊
(
き
)
くと、
鞄
(
かばん
)
を持ってる若い人だというので、(
取次
(
とりつぎ
)
がその頃
私
(
わたし
)
が始終
提
(
さ
)
げていた
革
(
かわ
)
の
合切袋
(
がっさいぶくろ
)
を鞄と間違えたと見える。)
鴎外博士の追憶
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
今度だって荷物なんか何にも持って来やしませんや、この
合切袋
(
がっさいぶくろ
)
とこの大将のあの
鞄
(
かばん
)
を差し引くと、残るのは命ばかりといいたいくらいのものだ。ねえ大将
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
またお
楽
(
たのし
)
みの処へ出ましてもお邪魔だろうからと存じて控えて居ましたが、毎度御贔屓様になりまして有難う存じます、あんな結構な
袂持
(
たもともち
)
や
合切袋
(
がっさいぶくろ
)
や金の指環など見たこともない物を下すって
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
合切袋
(
がっさいぶくろ
)
から小粒を二つばかり出しまして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“合切”で始まる語句
合切
合切嚢