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教
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おし
ふりがな文庫
“
教
(
おし
)” の例文
「あれは、ただ
遠
(
とお
)
くからながめているものです。けっして、あの
花
(
はな
)
が
水
(
みず
)
の
上
(
うえ
)
に
落
(
お
)
ちてきたとて
食
(
た
)
べてはなりません。」と
教
(
おし
)
えました。
赤い魚と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
母親
(
ははおや
)
が
教
(
おし
)
えました。するとみんな
一生懸命
(
いっしょうけんめい
)
、グワッ、グワッと
真似
(
まね
)
をして、それから、あたりの
青
(
あお
)
い
大
(
おお
)
きな
葉
(
は
)
を
見廻
(
まわ
)
すのでした。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
といって、
詳
(
くわ
)
しく
道
(
みち
)
を
教
(
おし
)
えてくれました。
坊
(
ぼう
)
さんは
涙
(
なみだ
)
をこぼして、
手
(
て
)
を
合
(
あ
)
わせて
拝
(
おが
)
みながら、ころがるようにして
逃
(
に
)
げていきました。
人馬
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
神さまとか
復活
(
ふっかつ
)
とか
永遠
(
えいえん
)
のいのちとかいうことについて、
教
(
おし
)
えを聞くために、こんな教会をたてたのだということを思ってみました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
『
汝
(
そなた
)
には
神様
(
かみさま
)
に
伺
(
うかが
)
うこともちゃんと
教
(
おし
)
えてあるから、
大概
(
たいがい
)
の
事
(
こと
)
は
自分
(
じぶん
)
の
力
(
ちから
)
で
行
(
や
)
らねばならぬぞ……。』そう
言
(
い
)
われるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
それである日、アラジンを仕事場へつれて入って、仕立物を
教
(
おし
)
えようとしましたが、アラジンは、ばかにして笑っているばかりでした。
アラビヤンナイト:01 一、アラジンとふしぎなランプ
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
あなたが毎日
熱心
(
ねっしん
)
にお
祈
(
いの
)
りなさるのを感心して、
上手
(
じょうず
)
に人形を使うことを
教
(
おし
)
えてあげたいと思って、ここにでてまいったのです。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
このとき足あがらざるゆえ、楽戯にあらずと断定す。また曰く、「しからば、汝は
物
(
もの
)
教
(
おし
)
えに来たるか。物教えに来たるならばこの足をあげよ」
妖怪玄談
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
米子の滝の
勝
(
しょう
)
を
語
(
かた
)
りて、ここへ来し
途
(
みち
)
なる須坂より遠からずと
教
(
おし
)
えらる。滝の話は、かねても聞きしことなれど、往て
観
(
み
)
んとおもう心切なり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
余所
(
よそ
)
の見る目もいと
殊勝
(
しゅしょう
)
に
立働
(
たちはたら
)
きてゐたりしが、
故
(
ゆえ
)
あつて再び身を
新橋
(
しんばし
)
の
教坊
(
きょうぼう
)
に置き
藤間某
(
ふじまなにがし
)
と名乗りて
児女
(
じじょ
)
に
歌舞
(
かぶ
)
を
教
(
おし
)
ゆ。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
事実上
(
じじつじょう
)
の
細
(
こま
)
かい
注意
(
ちゅうい
)
を
残
(
のこ
)
りなくお
初
(
はつ
)
から
教
(
おし
)
えられたにしても、こんな
時
(
とき
)
に
母
(
かあ
)
さんでも
生
(
い
)
きていて、その
膝
(
ひざ
)
に
抱
(
だ
)
かれたら、としきりに
恋
(
こい
)
しく
思
(
おも
)
った。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私
(
わたし
)
はうまれて、
親
(
おや
)
どもからも、
先生
(
せんせい
)
からも、
女
(
をんな
)
の
肉
(
にく
)
の
臭氣
(
にほひ
)
といふことを
教
(
おし
)
へられた
覺
(
おぼ
)
えがない。
從
(
したが
)
つて
未
(
いま
)
だに
知
(
し
)
らない。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と、まるでおさない
子
(
こ
)
どもにでもいうように、おチエに
教
(
おし
)
えさとしながら、しらみをつぎつぎにとります。
諭吉
(
ゆきち
)
も、いそがしくしらみをつぶします。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「いったい、そのおせんの
情人
(
いろ
)
というのは、
何者
(
なにもの
)
なんだか、
松
(
まっ
)
つぁん、はっきりあたしに
教
(
おし
)
えておくれ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
(1)
使徒
(
しと
)
というのは、イエス=キリストが
教
(
おし
)
えをひろめるためにえらんだ十二人の
弟子
(
でし
)
のことです。
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それに、何かその子に
目印
(
めじるし
)
でもあれば、なお手がかりとなって、人からも
教
(
おし
)
えてくれぬかぎりもない
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬鹿野郎
(
ばかやらう
)
呼
(
よば
)
はりは
太吉
(
たきち
)
をかこつけに
我
(
を
)
れへの
當
(
あて
)
こすり、
子
(
こ
)
に
向
(
むか
)
つて
父親
(
てゝおや
)
の
讒訴
(
ざんそ
)
をいふ
女房
(
にようぼう
)
氣質
(
かたぎ
)
を
誰
(
た
)
れが
教
(
おし
)
へた、お
力
(
りき
)
が
鬼
(
をに
)
なら
手前
(
てまへ
)
は
魔王
(
まわう
)
、
商買人
(
しようばいにん
)
のだましは
知
(
し
)
れて
居
(
ゐ
)
れど
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
は、なんでもよくお
出来
(
でき
)
になるのですが、この小さな
生徒
(
せいと
)
たちに
先
(
ま
)
ず
計算
(
けいさん
)
の
仕方
(
しかた
)
をお
教
(
おし
)
えになります。
先生
(
せんせい
)
はローズ・ブノワさんにこうおっしゃいます。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
おれが、その
笛
(
ふえ
)
はいい
笛
(
ふえ
)
だといったら、
笛竹
(
ふえたけ
)
の
生
(
は
)
えている
竹藪
(
たけやぶ
)
を
教
(
おし
)
えてくれました。そこの
竹
(
たけ
)
で
作
(
つく
)
った
笛
(
ふえ
)
だそうです。それで、お
爺
(
じい
)
さんの
教
(
おし
)
えてくれた
竹藪
(
たけやぶ
)
へいって
見
(
み
)
ました。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
おまえの髪と
確
(
しっか
)
り結び
合
(
あわ
)
せ
喼喼
(
きゅうきゅう
)
如律令
(
にょりつりょう
)
と
唱
(
とな
)
えて谷川に流し
捨
(
すて
)
るがよいとの事、憎や
老嫗
(
としより
)
の癖に我を
嬲
(
なぶ
)
らるゝとは
知
(
しり
)
ながら、
貴君
(
あなた
)
の
御足
(
おんあし
)
を
止度
(
とめた
)
さ故に
良事
(
よいこと
)
教
(
おし
)
られしよう
覚
(
おぼえ
)
て
馬鹿気
(
ばかげ
)
たる
呪
(
まじない
)
も
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「それ
何
(
なん
)
なの、
小父
(
おじ
)
さん。
教
(
おし
)
えてよ。小父さんが歌ったのなあに?」
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
苟
(
いやし
)
くも人格を有するものには、経済学の
教
(
おし
)
える
労銀論
(
ろうぎんろん
)
は決して
当
(
とう
)
を得たとはいわれぬことが多い。ことに使われる人は、その不当なることを適切に感ずるから、世の中の不満は多くこの点より起こる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ですから
貴方
(
あなた
)
が
私
(
わたくし
)
に
教
(
おし
)
えると
云
(
い
)
う
場合
(
ばあい
)
で
無
(
な
)
いのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それからS、H
氏
(
し
)
は
家
(
うち
)
の
所在
(
しよざい
)
などを
教
(
おし
)
へて
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
そうだ、これを
弟
(
おとうと
)
に
見
(
み
)
せてやろう。そして、りこうなはちが、どうして
巣
(
す
)
を
造
(
つく
)
り、また
子供
(
こども
)
を
育
(
そだ
)
てるのに
苦心
(
くしん
)
するかを
教
(
おし
)
えてやろう。
ある夏の日のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といって、そのあくる日
改
(
あらた
)
めて
匡房
(
まさふさ
)
のところへ出かけて行って、ていねいにたのんで、
戦
(
いくさ
)
の
学問
(
がくもん
)
を
教
(
おし
)
えてもらうことにしました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「わたしは、人間だったら、大きかろうと小さかろうと、気をつけるように
教
(
おし
)
えこまれてきたんでね。」と、隊長は言いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
指導役
(
しどうやく
)
のお
爺
(
じい
)
さんはそんな
御愛想
(
おあいそう
)
を
言
(
い
)
いながら、
教
(
おし
)
え
子
(
ご
)
の
少女
(
しょうじょ
)
に
水
(
みず
)
をすすめ、
又
(
また
)
御自分
(
ごじぶん
)
でも、さも
甘
(
うま
)
そうに二三
杯
(
ばい
)
飲
(
の
)
んでくださいました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これが
誰
(
だれ
)
だ、あれが
誰
(
だれ
)
だ、と
言
(
い
)
つて
祖母
(
おばあ
)
さんの
教
(
おし
)
へて
呉
(
く
)
れるお
墓
(
はか
)
の
中
(
なか
)
には、
戒名
(
かいみやう
)
の
文字
(
もじ
)
を
赤
(
あか
)
くしたのが
有
(
あ
)
りました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そのお
通夜
(
つや
)
には、
緒方先生
(
おがたせんせい
)
の
教
(
おし
)
えをうけたものが、たくさんあつまってきました。その
中
(
なか
)
に、
村田蔵六
(
むらたぞうろく
)
(のちの
大村益次郎
(
おおむらますじろう
)
)もいましたので、
諭吉
(
ゆきち
)
が
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
そう
教
(
おし
)
えたものでしたら、みんなは
大喜
(
おおよろこ
)
びで、お
父
(
とう
)
さんやお
母
(
かあ
)
さんのところへ、
雀躍
(
こおどり
)
しながら
馳
(
か
)
けて
行
(
い
)
きました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
伊那丸
(
いなまる
)
は
狭
(
せま
)
い
暗黒
(
あんこく
)
から
暁天
(
ぎょうてん
)
へみちびかれて、自分の
真
(
しん
)
にゆくべき道を
教
(
おし
)
えられたような
心地
(
ここち
)
がした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甚兵衛はびっくりして、あたりを見
廻
(
まわ
)
しましたが、
猿
(
さる
)
はどこかへ
逃
(
に
)
げてしまって
居
(
い
)
ませんし、まごまごすると
刀
(
かたな
)
で切られそうですから、
仕方
(
しかた
)
なく人形のある
室
(
へや
)
を
教
(
おし
)
えました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ものを
教
(
おし
)
へますと
覚
(
おぼ
)
えますのに
嘸
(
さぞ
)
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れて
切
(
せつ
)
なうござんせう、
体
(
からだ
)
を
苦
(
くる
)
しませるだけだと
存
(
ぞん
)
じて
何
(
なんに
)
も
為
(
さ
)
せないで
置
(
お
)
きますから、
段々
(
だん/″\
)
、
手
(
て
)
を
動
(
うご
)
かす
働
(
はたらき
)
も、ものをいふことも
忘
(
わす
)
れました。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
外
(
ほか
)
に
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
のなき
身
(
み
)
なるを、
妹
(
いもと
)
とも
娘
(
むすめ
)
とも
斷念
(
あきら
)
めて、
教
(
おし
)
へ
立
(
たて
)
られなば
嬉
(
うれ
)
しきぞと、
松野
(
まつの
)
が
膝
(
ひざ
)
ゆり
動
(
うご
)
かして
涙
(
なみだ
)
ぐめば、
雪三
(
せつざう
)
身
(
み
)
を
退
(
しさ
)
りて
頭
(
かしら
)
を
下
(
さ
)
げつゝ、
分
(
ぶん
)
にあまりし
仰
(
おほ
)
せお
答
(
こた
)
への
言葉
(
ことば
)
もなし
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
海蔵
(
かいぞう
)
さんは、こんな
死
(
し
)
にかかった
人
(
ひと
)
と
争
(
あらそ
)
ってもしかたがないと
思
(
おも
)
って、しゃっくりにきくおまじないは、
茶
(
ちゃ
)
わんに
箸
(
はし
)
を一
本
(
ぽん
)
のせておいて、ひといきに
水
(
みず
)
をのんでしまうことだと
教
(
おし
)
えてやりました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「いい
香
(
かお
)
りがする。あれは、すずらんの
花
(
はな
)
の
匂
(
にお
)
いだよ。」と、お
父
(
とう
)
さんはほど
近
(
ちか
)
くに、
白
(
しろ
)
い
咲
(
さ
)
いている
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
つけて
教
(
おし
)
えられました。
さまざまな生い立ち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
頼光
(
らいこう
)
は
娘
(
むすめ
)
を
慰
(
なぐさ
)
めて、
教
(
おし
)
えられたとおり行きますと、なるほど大きないかめしい
鉄
(
てつ
)
の
門
(
もん
)
が
向
(
む
)
こうに
見
(
み
)
えて、
黒鬼
(
くろおに
)
と
赤鬼
(
あかおに
)
が
番
(
ばん
)
をしていました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
最初
(
さいしょ
)
私
(
わたくし
)
は
馬
(
うま
)
に
乗
(
の
)
るのが
厭
(
いや
)
でございましたが、
良人
(
おっと
)
から『
女子
(
じょし
)
でもそれ
位
(
くらい
)
の
事
(
こと
)
は
要
(
い
)
る』と
言
(
い
)
われ、それから
教
(
おし
)
えてもらいました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
悪
(
わる
)
いことは
言
(
い
)
わないから、そこに
放
(
ほ
)
ったらかしときなさい。そいで
早
(
はや
)
く
他
(
ほか
)
の
子達
(
こたち
)
に
泳
(
およ
)
ぎでも
教
(
おし
)
えた
方
(
ほう
)
がいいよ。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
すると、そのチビさんは、オーラをそのむれのところへつれていって、みんなの名まえをオーラに
教
(
おし
)
えてやったり、みんなの言っていることを話してやったりしました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
お
蔭
(
かげ
)
で山の中の
獣
(
けもの
)
は、
皆
(
みな
)
助
(
たす
)
かります。これから、お
約束
(
やくそく
)
ですから、
上手
(
じょうず
)
に人形を使うことを、あなたにお
教
(
おし
)
えしましょう。ただ
黙
(
だま
)
って、私のいうとおりになさらなければいけませんよ
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
翌日
(
よくじつ
)
から
袖子
(
そでこ
)
はお
初
(
はつ
)
に
教
(
おし
)
えられたとおりにして、
例
(
れい
)
のように
学校
(
がっこう
)
へ
出掛
(
でか
)
けようとした。その
年
(
とし
)
の三
月
(
がつ
)
に
受
(
う
)
け
損
(
そこ
)
なったらまた一
年
(
ねん
)
待
(
ま
)
たねばならないような、
大事
(
だいじ
)
な
受験
(
じゅけん
)
の
準備
(
じゅんび
)
が
彼女
(
かのじょ
)
を
待
(
ま
)
っていた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
父様
(
おとつさん
)
トこの
母様
(
おつかさん
)
とが
聞
(
き
)
いても
身震
(
みぶるひ
)
がするやうな、
そう
(
ママ
)
いふ
酷
(
ひど
)
いめに、
苦
(
くる
)
しい、
痛
(
いた
)
い、
苦
(
くる
)
しい、
辛
(
つら
)
い、
惨刻
(
ざんこく
)
なめに
逢
(
あ
)
つて、さうしてやう/\お
分
(
わか
)
りになつたのを、すつかり
私
(
わたし
)
に
教
(
おし
)
へて
下
(
くだ
)
すつたので。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、かしらはかしららしく、
弟子
(
でし
)
に
教
(
おし
)
えました。そして
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
教
(
おし
)
えてください。あわれな子を。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
島
(
しま
)
の
人々
(
ひとびと
)
が、どちらに
太陽
(
たいよう
)
を
見
(
み
)
てゆくときは、どの
方向
(
ほうこう
)
へゆくということを
教
(
おし
)
えてくれたので、それをただ一つのたよりとしました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いいことを
聞
(
き
)
いた。ではわたしもさっそく行って
踊
(
おど
)
りを
踊
(
おど
)
りましょう。おじいさん、その
鬼
(
おに
)
の
来
(
く
)
る
所
(
ところ
)
がどこだか、
教
(
おし
)
えておくんなさい。」
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
また、まれに、おおぜいでやってきて、みんなが
道
(
みち
)
を
知
(
し
)
らないばあいなどもありました。そんなとき、
少年
(
しょうねん
)
がやはり
道
(
みち
)
を
教
(
おし
)
えてやると
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おれはこの
僧正
(
そうじょう
)
ガ
谷
(
たに
)
に
住
(
す
)
むてんぐだ。お
前
(
まえ
)
の
剣術
(
けんじゅつ
)
はまずくって
見
(
み
)
ていられない。
今夜
(
こんや
)
からおれが
教
(
おし
)
えてやろう。」
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“教”を含む語句
教育
宗教
教訓
教唆
教会
教化
御教
基督教徒
教師
教授
教父
清教徒
宗教上
基督教
耶蘇教
宣教師
説教
女教師
教鞭
教室
...