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輪
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わ
ふりがな文庫
“
輪
(
わ
)” の例文
其角は此時和泉の
淡
(
あは
)
の
輪
(
わ
)
といふ所にありしが、翁大坂にときゝて病ともしらずして十日に来り十二日の
臨終
(
りんじゆう
)
に
遇
(
あへ
)
り、
奇遇
(
きぐう
)
といふべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そうかとおもうと、つむじ風のように、大きな
輪
(
わ
)
や小さな輪をえがいて、ゆかいそうにアッカのまわりをグルグルと
飛
(
と
)
びまわります。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そして、目の前の地面がぱっとわれて、大きな、まっ四角な平たい石があらわれてきました。その石の上には、
輪
(
わ
)
がはまっていました。
アラビヤンナイト:01 一、アラジンとふしぎなランプ
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
その
晩
(
ばん
)
、
太郎
(
たろう
)
は
母親
(
ははおや
)
に
向
(
む
)
かって、
二日
(
ふつか
)
も
同
(
おな
)
じ
時刻
(
じこく
)
に、
金
(
きん
)
の
輪
(
わ
)
をまわして
走
(
はし
)
っている
少年
(
しょうねん
)
のことを
語
(
かた
)
りました。
母親
(
ははおや
)
は
信
(
しん
)
じませんでした。
金の輪
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
現在
(
げんざい
)
うけ
合
(
あ
)
ひしは
我
(
わ
)
れに
覺
(
おぼ
)
えあれど
何
(
なに
)
の
夫
(
そ
)
れを
厭
(
いと
)
ふ
事
(
こと
)
かは、
大方
(
おほかた
)
お
前
(
まへ
)
が
聞
(
きゝ
)
ちがへと
立
(
たて
)
きりて、
烟草
(
たばこ
)
輪
(
わ
)
にふき
私
(
わたし
)
は
知
(
し
)
らぬと
濟
(
すま
)
しけり。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
砂糖屋を出てから、いわゆる「主義者」の間を一、二ヶ所
居候
(
いそうろう
)
して歩いた
揚句
(
あげく
)
、とうとうまた
三
(
み
)
の
輪
(
わ
)
の大叔父の家へ転がり込んだ。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
踊
(
をどり
)
を
見
(
み
)
ながら
輪
(
わ
)
の
周圍
(
しうゐ
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
村落
(
むら
)
の
女等
(
をんなら
)
は
手
(
て
)
と
手
(
て
)
を
突
(
つゝ
)
き
合
(
あ
)
うて
勘次
(
かんじ
)
の
容子
(
ようす
)
を
見
(
み
)
てはくすくすと
竊
(
ひそか
)
に
冷笑
(
れいせう
)
を
浴
(
あび
)
せ
掛
(
か
)
けるのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すがすがしい
初日
(
はつひ
)
の光りがうしろからさして、ひっつめた
髪
(
かみ
)
を
照
(
て
)
らすのが、まるで頭のまわりに光りの
輪
(
わ
)
をかけたように見えた。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
ひら/\、と
夕空
(
ゆふぞら
)
の
雲
(
くも
)
を
泳
(
およ
)
ぐやうに
柳
(
やなぎ
)
の
根
(
ね
)
から
舞上
(
まひあが
)
つた、あゝ、
其
(
それ
)
は
五位鷺
(
ごゐさぎ
)
です。
中島
(
なかじま
)
の
上
(
うへ
)
へ
舞上
(
まひあが
)
つた、と
見
(
み
)
ると
輪
(
わ
)
を
掛
(
か
)
けて
颯
(
さつ
)
と
落
(
おと
)
した。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この
埴輪
(
はにわ
)
といふ
言葉
(
ことば
)
の
埴
(
はに
)
といふのは
粘土
(
ねんど
)
といふことで、
輪
(
わ
)
といふのは
輪
(
わ
)
の
形
(
かたち
)
に
竝
(
なら
)
べることから
出
(
で
)
た
名前
(
なまへ
)
だといふことであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
この牛はほっそりしたすねをして、赤い
胴
(
どう
)
に茶色の耳とほおをして、目は黒くふちをとって、口の回りに白い
輪
(
わ
)
がはいっていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
紅衣
(
こうい
)
の
楽人
(
がくじん
)
たちが
笛
(
ふえ
)
をはやし、
白丁狩衣
(
はくちょうかりぎぬ
)
の男たちが
鉾
(
ほこ
)
や榊をふって、歌いに歌う。そして
輪
(
わ
)
になった女子供が
花棒
(
はなぼう
)
ふりふりおどって歩く。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
離
(
はな
)
れさうで
離
(
はな
)
れない
燕
(
つばめ
)
の
群
(
むれ
)
は、
細長
(
ほそなが
)
い
形
(
かたち
)
になつたり、
圓
(
まる
)
い
輪
(
わ
)
の
形
(
かたち
)
になつたりして、
村
(
むら
)
の
空
(
そら
)
の
高
(
たか
)
いところを
揃
(
そろ
)
つて
舞
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
ます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そして糸のたまは、すっかり繰りほどけて、おへやの中には、わずか三まわり
輪
(
わ
)
に巻けた長さしか残っておりませんでした。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
むかし雄略天皇は狩の
途
(
みち
)
すがら三
輪
(
わ
)
川に
洗濯
(
せんだく
)
をしてゐる田舎娘を御覧になつて、「
顔立
(
かほたち
)
のいゝ娘ぢや、大宮に召し抱へよう」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
はんのきの林がぐるっと
輪
(
わ
)
になっていて中にはみじかいやわらかな草がいちめん
生
(
は
)
えてまるで一つの公園地のようでした。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
漸
(
ようや
)
く
眼
(
め
)
に
慣
(
な
)
れて
来
(
き
)
たのであろう。
行燈
(
あんどん
)
の
輪
(
わ
)
が
次第
(
しだい
)
に
色
(
いろ
)
を
濃
(
こ
)
くするにつれて、
狭
(
せま
)
いあたりの
有様
(
ありさま
)
は、おのずから
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
前
(
まえ
)
にはっきり
浮
(
う
)
き
出
(
だ
)
した。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
湖はなにもなかったようにもとのしずかさにかえった、大きな波紋がゆっくりゆっくり、
輪
(
わ
)
をひろげてゆくばかりである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
〔永遠の光〕神の光ベアトリーチェに注ぎ、
反映
(
てりかへ
)
してその冠となりゐたり。聖書に見ゆる
輪
(
わ
)
後光は即ち受福者の福祉の象徴
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
それはその頃
三
(
み
)
の
輪
(
わ
)
辺
(
へん
)
の
或
(
ある
)
寺に残っていた
墓碣
(
ぼけつ
)
の中で、寺が引払いにならない
中
(
うち
)
に、是非とも撮影して置きたいと思っていたものがあったためで。
勲章
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
アフリカ某
地方
(
ちはう
)
の土人は
土堀
(
つちほ
)
り用の
尖
(
とが
)
りたる
棒
(
ぼう
)
に
石製
(
せきせい
)
の
輪
(
わ
)
をば
鍔
(
つば
)
の如くに
篏
(
は
)
めて
重
(
をも
)
りとし、此
道具
(
どうぐ
)
の
功力
(
こうりよく
)
を増す事有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
そして
麻糸
(
あさいと
)
が
引
(
ひ
)
かれるにつれて、
糸巻
(
いとまき
)
はくるくるとほぐれて、もう
部屋
(
へや
)
の中にはたった
三
(
み
)
まわり、
輪
(
わ
)
になっただけしか、
糸
(
いと
)
は
残
(
のこ
)
っていませんでした。
三輪の麻糸
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そのかごは、外側に二本の軸がとびだし、それがかごをとりまく大きいじょうぶな
輪
(
わ
)
の軸受けあなへはいっている。
宇宙の迷子
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そしてそのかなしみのあまり、じぶんの
胸
(
むね
)
がはれつしてしまわないようにと、
鉄
(
てつ
)
の
輪
(
わ
)
を三本、胸にはめたのでした。
カエルの王さま:または鉄のハインリッヒ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
淡
(
たん
)
の
輪
(
わ
)
がよいの船であろう、「紀淡丸」と記した汽船が
桟橋
(
さんばし
)
を離れて行くのだが、四五百
噸
(
トン
)
にも足らないほどの船体がぐるりと船首を向き変えるとき
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ロレ
灰色目
(
はひいろめ
)
の
旦
(
あした
)
が
顰縮面
(
しかめつら
)
の
夜
(
よる
)
に
對
(
むか
)
うて
笑
(
ゑ
)
めば、
光明
(
ひかり
)
の
縞
(
しま
)
が
東方
(
とうばう
)
の
雲
(
くも
)
を
彩
(
いろど
)
り、
剥
(
は
)
げかゝる
暗
(
やみ
)
は、
日
(
ひ
)
の
神
(
かみ
)
の
火
(
ひ
)
の
輪
(
わ
)
の
前
(
まへ
)
に、さながら
醉人
(
ゑひどれ
)
のやうに
蹣跚
(
よろめ
)
く。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
マタンは、もたせた車の
輪
(
わ
)
のこしきの上に、よじのぼりました。そして、リンゴのほうへ、手をのばしました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
しかし、この話は、傳説(あるひは、風説)のやうなものであり、
輪
(
わ
)
に輪をかけたやうなものであらう。
「鱧の皮 他五篇」解説
(旧字旧仮名)
/
宇野浩二
(著)
で、わたしと、わたしのその三人の連れとは、八時ややすぎるころ、
三
(
み
)
の
輪
(
わ
)
ゆきの電車の入谷の車庫まえで円タクを下りた。——下りたのではない、下ろされた。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
水車
(
すいしゃ
)
の運動はことなき
平生
(
へいぜい
)
には、きわめて
円滑
(
えんかつ
)
にゆくけれど、なにかすこしでも
輪
(
わ
)
の
回転
(
かいてん
)
にふれるものがあると、いささかの
故障
(
こしょう
)
が
全部
(
ぜんぶ
)
の働きをやぶるのである。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
ここを通る電車は東京駅—
三
(
み
)
の
輪
(
わ
)
間を往復している。竜泉寺町の次は終点の三の輪で、てまえは千束町である。停留場のすぐわきに線路を
跨
(
また
)
いで東西に通りがある。
安い頭
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
船長はちょっと立ちどまり、丁度
金
(
かね
)
の
輪
(
わ
)
でもはずすように「さん・せばすちあん」の円光をとってしまう。それから彼等は
樟
(
くす
)
の木の下にもう一度何か話しはじめる。
誘惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そして車の
輪
(
わ
)
のあいだから、おく
病
(
びょう
)
そうにこちらをうかがっている犬に、むちをふりまわしてみせた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
何処
(
どこ
)
へ行つても道路は好いが、鉄
輪
(
わ
)
の響くのと石灰質の白い土から反射する日光の強いのに閉口する。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
輪
(
わ
)
の
音
(
おと
)
が、
雨
(
あめ
)
を
圧
(
あつ
)
して代助の
耳
(
みゝ
)
に響いた時、彼は
蒼白
(
あをしろ
)
い
頬
(
ほゝ
)
に微笑を
洩
(
もら
)
しながら、
右
(
みぎ
)
の手を
胸
(
むね
)
に
当
(
あ
)
てた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「小三郎が忘れて行った「
鎌
(
かま
)
、
輪
(
わ
)
、ぬ」の手拭を持出したのは、細工過ぎて憎いじゃありませんか」
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
最初
(
さいしよ
)
ドード
鳥
(
てう
)
は、
一
(
いつ
)
の
輪
(
わ
)
を
描
(
か
)
いて
競爭
(
レース
)
進路
(
コース
)
を
定
(
さだ
)
めました、(「
輪
(
わ
)
の
形
(
かたち
)
は
些
(
や
)
や
正確
(
せいかく
)
でなくても
關
(
かま
)
はない」とドード
鳥
(
てう
)
が
云
(
い
)
ひました)それから
其處
(
そこ
)
に
居
(
ゐ
)
た一
隊
(
たい
)
のものが
皆
(
みン
)
な
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
私
(
わちき
)
は母と一緒に上野の先の
箕
(
み
)
の
輪
(
わ
)
という処へ参りましたは、
前々
(
ぜん/\
)
勤めていた家来の
家
(
うち
)
で有りますから、そこへ往って暫く厄介になって居ます内に、母が
煩
(
わずら
)
い付きましたが
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでも、情愛こまやかに、追いつ追われつ、
身顫
(
みぶる
)
いする林の上に大きな
輪
(
わ
)
を画くのである。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
頭髪
(
おぐし
)
は
頭
(
あたま
)
の
頂辺
(
てっぺん
)
で
輪
(
わ
)
を
造
(
つく
)
ったもので、ここにも
古代
(
こだい
)
らしい
匂
(
におい
)
が
充分
(
じゅうぶん
)
に
漂
(
ただよ
)
って
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
頭が禿げるまで忘れぬほどに思い込んだことも、一ツ二ツと
轄
(
くさび
)
が
脱
(
ぬ
)
けたり
輪
(
わ
)
が
脱
(
と
)
れたりして車が
亡
(
な
)
くなって行くように、だんだん消ゆるに近づくというは、はて恐ろしい月日の力だ。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
文學上
(
ぶんがくじよう
)
の
一種
(
いつしゆ
)
の
誇張
(
こちよう
)
といふもので、いくらか
輪
(
わ
)
をかけて
感
(
かん
)
じ
深
(
ふか
)
くいひ
表
(
あらは
)
すのが、
文學
(
ぶんがく
)
のほんとうの
爲方
(
しかた
)
だと、
今
(
いま
)
ですらも
考
(
かんが
)
へてゐる
學者
(
がくしや
)
・
文學者
(
ぶんがくしや
)
が
多
(
おほ
)
いのですから、これくらゐのことは
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
キラリ山刀が
閃
(
ひらめ
)
いたかと思うと
月
(
つき
)
の
輪
(
わ
)
の辺から真っ赤な血が滝のように
迸
(
ほとばし
)
った。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
姻戚
(
いんせき
)
関係もおおっぴらで、もっとも縁の深いのが九条家で、
月
(
つき
)
の
輪
(
わ
)
関白兼実
(
かんぱくかねざね
)
の娘
玉日姫
(
たまひひめ
)
と宗祖の結婚がはじまりで、しかも宗祖は関白の弟、
天台座主
(
てんだいざす
)
慈円の法弟であったのだから関係は古い。
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
黒門町の家で壁辰を待って、すぱり、すぱりと煙草の
輪
(
わ
)
を吹き上げている。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
劍舞
(
けんぶ
)
するのもある。
中
(
なか
)
に
一團
(
いちだん
)
七八
人
(
にん
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は、
浪
(
なみ
)
に
突出
(
つきだ
)
されたる
磯
(
いそ
)
の
上
(
うへ
)
に
睦
(
むつま
)
しく
輪
(
わ
)
をなして、
遙
(
はる
)
かに
故國
(
こゝく
)
の
天
(
てん
)
を
望
(
のぞ
)
みつゝ、
節
(
ふし
)
おもしろく
君
(
きみ
)
が
代
(
よ
)
の
千代八千代
(
ちよやちよ
)
の
榮
(
さかえ
)
を
謳歌
(
おうか
)
して
居
(
を
)
るのであつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
道
(
みち
)
は、川の
表面
(
ひょうめん
)
のように
平
(
たいら
)
で、
綺麗
(
きれい
)
で、
車
(
くるま
)
の
輪
(
わ
)
や
靴
(
くつ
)
の
底
(
そこ
)
をしっかりと、しかし
気持
(
きもち
)
よく
支
(
ささ
)
えてくれます。これはわたしたちのお
祖父様方
(
じいさまがた
)
が
作
(
つく
)
って
下
(
くだ
)
さったものの
中
(
なか
)
でもいちばん
立派
(
りっぱ
)
なものです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
しかし、心臓はいつまでも激しく鼓動して、息をするのも苦しいほどである。まず第一に
輪
(
わ
)
さを作って、それを
外套
(
がいとう
)
へ縫いつけなければならなかった——が、これはわずか一分ばかりの仕事である。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
實
(
げ
)
に
誠
(
まこと
)
名
(
な
)
は
畜生
(
ちくしやう
)
の
熊
(
くま
)
なれや
不義
(
ふぎ
)
に
曇
(
くも
)
りし
胸
(
むね
)
の
月
(
つき
)
の
輪
(
わ
)
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
時に
輪
(
わ
)
は
点
(
てん
)
となり、うつくしき虫となり
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“輪”の意味
《名詞》
(わ)円環の形状。
《助数詞》
輪(りん)
花を数える助数詞。
車両に付いている車輪を数える助数詞。
(出典:Wiktionary)
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
“輪”を含む語句
車輪
三輪
月輪
輪廻
大輪
輪郭
指輪
外輪
輪形
四輪馬車
輪廓
護謨輪
金輪
鉄輪
輪索
雪輪
転輪聖王
輪麺麭
火輪
日輪草
...