“雪輪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきわ71.4%
ゆきのわ14.3%
リング14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裾模様のように紫の輪廓の雪輪ゆきわが、いくつもいくつもその中から、むら雲のように湧いて出るのを見受けます。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
湯沢謙吉に、安田治太夫という、足利あしかがの藩士が二人、藩邸の正門を出て、雪輪ゆきのわ小路の辻便所で、しゃあしゃあと揃って用をたしていた。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
条痕すじあとの左側には、杖を突いていたと見えて、杖の先の雪輪リングで雪を蹴散らしたあとが二、三間毎についているが、右側には全然ない。
寒の夜晴れ (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)