“反映”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんえい37.5%
うつ18.8%
てりかへ12.5%
てりか6.3%
てりかえし6.3%
てりかへし6.3%
なげかへ6.3%
ハエ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一杯いつぱいあをしげつた桑畑くはばたけなどしろおほきな菅笠すげがさあかおびとの後姿うしろすがたが、ことにはそらからげるつよ日光につくわう反映はんえいしてあかおびえるやうにえたり
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
祭壇さいだんから火の立ち登る柱廊下ちゅうろうかの上にそびえた黄金の円屋根まるやねに夕ぐれの光が反映うつって、島の空高く薔薇色と藍緑色とのにじがかかっていました。
さてこれらにむかひつゝ、汝のうしろに一の光を置きてこれに三の鏡を照らさせ、その三より汝の方に反映てりかへらせよ 一〇〇—一〇二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
世界にしる澎湃ほうはいたる怒濤が死ぬに死なれない多感の詩人の熱悶苦吟に和して悲壮なる死のマーチを奏する間に、あたかも夕陽いりひ反映てりかえされて天も水も金色こんじきいろどられた午後五時十五分
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
予がこの高位を設置したのでは無い。予は先づ日の光を、色硝子の荘麗なる反映てりかへしに窺はむより、寧ろこの円形の玻璃板に透見るを悦ぶ。
法王の祈祷 (新字旧仮名) / マルセル・シュウォッブ(著)
町では煙草のけむりが鼻をかすめ、珈琲がかんばしく、電車のレールは銀のやうに光り、オフイスの窓硝子は光線を反映なげかへし、工場の機械はカタンカタン響々ごう/\と、規則正しく𢌞つてゐる。
(旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
鉤ニナリ肉体ノ反映ハエヲ隈ドル 反抗ノ 虚栄ノ 怖ロシキ寡黙ヲ許セヨ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)