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反映
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はんえい
ふりがな文庫
“
反映
(
はんえい
)” の例文
一杯
(
いつぱい
)
に
青
(
あを
)
く
茂
(
しげ
)
つた
桑畑
(
くはばたけ
)
抔
(
など
)
に
白
(
しろ
)
い
大
(
おほ
)
きな
菅笠
(
すげがさ
)
と
赤
(
あか
)
い
帶
(
おび
)
との
後姿
(
うしろすがた
)
が、
殊
(
こと
)
には
空
(
そら
)
から
投
(
な
)
げる
強
(
つよ
)
い
日光
(
につくわう
)
に
反映
(
はんえい
)
して
其
(
そ
)
の
赤
(
あか
)
い
帶
(
おび
)
が
燃
(
も
)
えるやうに
見
(
み
)
えたり
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
しかし、
襖
(
ふすま
)
のまえに、畳にへばり付いている人影は、身うごきもしないのだ。顔を隠すように
俯伏
(
うつぶ
)
せた
額部
(
ひたい
)
に、燭台の
燈
(
ひ
)
が蒼白く
反映
(
はんえい
)
している。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
すでに
馬糧小屋
(
まぐさごや
)
の火は
屋根
(
やね
)
から空へもえ
抜
(
ぬ
)
けて、あかあかとした
反映
(
はんえい
)
が
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
一
帯
(
たい
)
の
建物
(
たてもの
)
を
照
(
て
)
らした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
迎へてくれたのは、庭の青葉を
反映
(
はんえい
)
して、顏色は青白く沈んで居りますが、八五郎が
全語彙
(
ボキヤブラリー
)
を動員して形容したほどあつて、これは錢形平次にも息を呑ませたきりやうです。
銭形平次捕物控:267 百草園の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
初夏
(
はつなつ
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らされて、その
赤
(
あか
)
い
馬車
(
ばしゃ
)
は、いっそう
鮮
(
あざ
)
やかに、
色
(
いろ
)
が
冴
(
さ
)
えて
見
(
み
)
られました。そして、
青
(
あお
)
い
海
(
うみ
)
の
色
(
いろ
)
と
反映
(
はんえい
)
して、
美
(
うつく
)
しかったのでした。
馬車
(
ばしゃ
)
は
走
(
はし
)
って、
走
(
はし
)
っていきました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
その間に篏められた大きな姿見が、部屋と寢臺の空漠な
嚴
(
いか
)
めしさを
反映
(
はんえい
)
してゐた。私は、
錠
(
ぢやう
)
を
下
(
おろ
)
していつたどうか、はつきり判らなかつたので、動く勇氣の出た時に、起き上つて、調べにいつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
そのおなじ日の落ちゆく
陽脚
(
ひあし
)
をいそいで、まだ
逆川
(
さかさがわ
)
に
夕照
(
ゆうで
)
りのあかあかと
反映
(
はんえい
)
していたころ、
小夜
(
さよ
)
の
中山
(
なかやま
)
、
日坂
(
にっさか
)
の
急
(
きゅう
)
をさか落としに、
松並木
(
まつなみき
)
のつづく
掛川
(
かけがわ
)
から
袋井
(
ふくろい
)
の
宿
(
しゅく
)
へと
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分の
落胆
(
らくたん
)
や
失望
(
しつぼう
)
が、どれほど
忠節
(
ちゅうせつ
)
な人々の
胸
(
むね
)
に
反映
(
はんえい
)
するかをよく知っている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
映
常用漢字
小6
部首:⽇
9画
“反”で始まる語句
反
反古
反対
反駁
反身
反物
反故
反撥
反芻
反響