“袋井”の読み方と例文
読み方割合
ふくろい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなことを話し出しているうちに、金谷かなやから新坂しんざかへ二里、新坂から掛川かけがわへ一里二十九町、掛川から袋井ふくろいへ二里十六町。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
十二月に脩は鉄道庁第二部傭員となって、遠江国磐田郡いわたごおり袋井ふくろい駅に勤務することとなり、また家を挙げて京を去った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そのおなじ日の落ちゆく陽脚ひあしをいそいで、まだ逆川さかさがわ夕照ゆうでりのあかあかと反映はんえいしていたころ、小夜さよ中山なかやま日坂にっさかきゅうをさか落としに、松並木まつなみきのつづく掛川かけがわから袋井ふくろい宿しゅくへと
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)