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多
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おお
ふりがな文庫
“
多
(
おお
)” の例文
いろいろな
珍
(
めずら
)
しいものを、できるだけ
多
(
おお
)
く
見
(
み
)
たいと
思
(
おも
)
います。それから
私
(
わたし
)
たちは、どうなるでしょうか……。
知
(
し
)
ってはいられませんか?
雪くる前の高原の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし
今日
(
こんにち
)
の
所
(
ところ
)
では
病院
(
びょういん
)
は、
確
(
たしか
)
に
市
(
し
)
の
資力
(
ちから
)
以上
(
いじょう
)
の
贅沢
(
ぜいたく
)
に
為
(
な
)
っているので、
余計
(
よけい
)
な
建物
(
たてもの
)
、
余計
(
よけい
)
な
役
(
やく
)
などで
随分
(
ずいぶん
)
費用
(
ひよう
)
も
多
(
おお
)
く
費
(
つか
)
っているのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
どうしてあの
少
(
すこ
)
しもじっとしていないで、どうかすると
袖子
(
そでこ
)
の
手
(
て
)
におえないことが
多
(
おお
)
かった
光子
(
みつこ
)
さんを
遊
(
あそ
)
ばせるとは
大違
(
おおちが
)
いだ。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
口頭
(
くちさき
)
ですっかり
悟
(
さと
)
ったようなことを
申
(
もう
)
すのは
何
(
なん
)
でもありませぬが、
実地
(
じっち
)
に
当
(
あた
)
って
見
(
み
)
ると
思
(
おも
)
いの
外
(
ほか
)
に
心
(
こころ
)
の
垢
(
あか
)
の
多
(
おお
)
いのが
人間
(
にんげん
)
の
常
(
つね
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
かれ、
幸
(
さち
)
多
(
おお
)
かれ、願はくば幸多かれ、オヽ神よ、神よ、かの友の清きラヴ、美しき無邪気なるラヴに願はくば幸多からしめよ、涙多き
汝
(
なんじ
)
の手を
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
そしていつも
淡路
(
あわじ
)
の
方
(
ほう
)
へ行って
遊
(
あそ
)
んでいることが
多
(
おお
)
いので、
夢野
(
ゆめの
)
の
牝鹿
(
めじか
)
はさびしがって、
淡路
(
あわじ
)
の
牝鹿
(
めじか
)
をうらんでいました。
夢占
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ところが、つかまえられる鳥よりは、つかまえられないで
無事
(
ぶじ
)
に天の川の
砂
(
すな
)
の上に
降
(
お
)
りるものの方が
多
(
おお
)
かったのです。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
片っぱしから火の粉を浴びて、それからそれへと燃えてしまうんです。したがって、怪我人なぞも
多
(
おお
)
ござんしたよ。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
巫女 (取次ぐ)お
女中
(
じょちゅう
)
、
可恐
(
おそろし
)
い事はないぞな、はばかり
多
(
おお
)
や、
畏
(
かしこ
)
けれど、お言葉ぞな、あれへの、おん
前
(
まえ
)
への。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
到来
(
とうらい
)
ものやなんかが
多
(
おお
)
くって、
奥
(
おく
)
でめし上がらなかったもんで、しまっといてくさらしちゃったのさ。」
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
「
畏
(
おそ
)
れ
多
(
おお
)
い。天地の神も御覧あれ。光秀、
破衣孤剣
(
はいこけん
)
の身より、今日の
重恩
(
ちょうおん
)
をいただきながら、なんとて」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
第
(
だい
)
四に、
音楽
(
おんがく
)
や
文学
(
ぶんがく
)
や
社会問題
(
しゃかいもんだい
)
やそのほかにいろいろなものについて
多
(
おお
)
くの
評論
(
ひょうろん
)
があります。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「あッ、そうか、それも……そうでした。ランチュウは
頭
(
あたま
)
が
重
(
おも
)
いせいか、
游
(
およ
)
ぎながらでも、しやつちよこ
立
(
だ
)
ちになることが
多
(
おお
)
いんですよ。——ええと、しかし、へんですねえ」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
居
(
お
)
りやした。でげすが
師匠
(
ししょう
)
、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
にゃ
馬鹿
(
ばか
)
な
野郎
(
やろう
)
が
多
(
おお
)
いのに
驚
(
おどろ
)
きやしたよ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
せっかく参って、すぐお別れになるのは残念ですね。ご
出立
(
しゅったつ
)
はいつです、是非浜までお見送りをしましょうと云ったら、うらなり君はいえご用
多
(
おお
)
のところ決してそれには
及
(
およ
)
びませんと答えた。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御番退
(
ごばんびけ
)
から御用
多
(
おお
)
でいらしって、
彼方此方
(
あちらこちら
)
とお歩きになって、お帰り遊ばしても
直
(
すぐ
)
に
御寝
(
おげし
)
なられますと宜しいが、矢張お帰りがあると、
御新造
(
ごしんぞ
)
様と同じ様に御両親が話をしろなどと仰しゃると
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
蓋
(
けだ
)
し当時南北戦争
漸
(
ようや
)
く
止
(
や
)
み、その
戦争
(
せんそう
)
に従事したる
壮年
(
そうねん
)
血気
(
けっき
)
の
輩
(
はい
)
は
無聊
(
ぶりょう
)
に苦しみたる
折柄
(
おりから
)
なれば、米人には
自
(
おのず
)
からこの
種
(
しゅ
)
の
輩
(
はい
)
多
(
おお
)
かりしといえども、
或
(
あるい
)
はその他の外国人にも
同様
(
どうよう
)
の者ありしならん。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
「敬して遠ざかる」ような分子がずいぶん
多
(
おお
)
まじっていた。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
恐
(
おそれ
)
多
(
おお
)
き申分には候えども
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
されば
港
(
みなと
)
の
数
(
かず
)
多
(
おお
)
かれど
横浜市歌
(新字新仮名)
/
森林太郎
(著)
日
(
ひ
)
にまし、あつくなると、はえや
蚊
(
か
)
が、だんだん
多
(
おお
)
く
出
(
で
)
てきました。はえは
遠慮
(
えんりょ
)
なく、おじいさんのはげた
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
にとまりました。
夏とおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
参拝者
(
さんぱいしゃ
)
の
中
(
なか
)
で一ばんに
数
(
かず
)
も
多
(
おお
)
く、
又
(
また
)
一ばんに
美
(
うつく
)
しいのは、
矢張
(
やは
)
り
何
(
なん
)
の
註文
(
ちゅうもん
)
もなしに、
御礼
(
おれい
)
に
来
(
こ
)
らるる
方々
(
かたがた
)
でございましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
患者
(
かんじゃ
)
は
多
(
おお
)
いのに
時間
(
じかん
)
は
少
(
すく
)
ない、で、いつも
極
(
ご
)
く
簡単
(
かんたん
)
な
質問
(
しつもん
)
と、
塗薬
(
ぬりぐすり
)
か、
※麻子油位
(
ひましあぶらぐらい
)
の
薬
(
くすり
)
を
渡
(
わた
)
して
遣
(
や
)
るのに
留
(
とど
)
まっている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
夜討
(
よう
)
ちなどということは、お
前
(
まえ
)
などの
仲間
(
なかま
)
の二十
騎
(
き
)
か三十
騎
(
き
)
でやるけんか
同様
(
どうよう
)
の
小
(
こ
)
ぜりあいならば
知
(
し
)
らぬこと、
恐
(
おそ
)
れ
多
(
おお
)
くも
天皇
(
てんのう
)
と
上皇
(
じょうこう
)
のお
争
(
あらそ
)
いから
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
さはれ木枯吹きすさむ
夜半
(
よわ
)
、
幸
(
さいわい
)
多
(
おお
)
き友の多くを思ひては、またもこの里のさすがにさびしきかな、ままよ万事かからんのみ、
奮励
(
ふんれい
)
一
番
(
ばん
)
飛
(
と
)
び出でんかの思ひなきにあらねど
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「なにさま、
其許
(
そこ
)
の
奏上
(
そうじょう
)
を伺っておると、其許は時局を思い病む余り、ちと
気鬱
(
きうつ
)
の症にかかっておられるようだ……。いたずらに、病者の進言などは、
畏
(
おそ
)
れ
多
(
おお
)
い。むしろお耳わずらわしかろうぞ」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
髪結
(
かみゆい
)
のお
辰
(
たつ
)
と、
豆腐屋
(
とうふや
)
の
娘
(
むすめ
)
のお
亀
(
かめ
)
とが、いいのいけないのと
争
(
あらそ
)
っているうちに、
駕籠
(
かご
)
は
更
(
さら
)
に
多
(
おお
)
くの
人数
(
にんず
)
に
取巻
(
とりま
)
かれながら、
芳町通
(
よしちょうどお
)
りを
左
(
ひだり
)
へ、おやじ
橋
(
ばし
)
を
渡
(
わた
)
って、
牛
(
うし
)
の
歩
(
あゆ
)
みよりもゆるやかに
進
(
すす
)
んでいた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そして、
最後
(
さいご
)
は、
火花
(
ひばな
)
を
散
(
ち
)
らす、
突撃戦
(
とつげきせん
)
でありました。
敵
(
てき
)
を
散々
(
さんざん
)
のめにあわして
潰走
(
かいそう
)
さしたが、こちらにも
多
(
おお
)
くの
死傷者
(
ししょうしゃ
)
を
出
(
だ
)
しました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
次
(
つ
)
ぎが
山
(
やま
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
、その
時代
(
じだい
)
に
竜宮界
(
りゅうぐうかい
)
その
他
(
た
)
いろいろの
珍
(
めず
)
らしい
所
(
ところ
)
へ
連
(
つ
)
れて
行
(
ゆ
)
かれ、
又
(
また
)
良人
(
おっと
)
をはじめ
多
(
おお
)
くの
人達
(
ひとたち
)
にも
逢
(
あ
)
わせていただきました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかし
私
(
わたくし
)
は
生
(
うま
)
れたその
日
(
ひ
)
より
今日
(
こんにち
)
まで、
絶
(
た
)
えず
苦痛
(
くつう
)
を
嘗
(
な
)
めているのです、それ
故
(
ゆえ
)
私
(
わたくし
)
は
自分
(
じぶん
)
を
貴方
(
あなた
)
よりも
高
(
たか
)
いもの、
万事
(
ばんじ
)
において、より
多
(
おお
)
く
精通
(
せいつう
)
しているものと
認
(
みと
)
めておるです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
大きなつめを
恐
(
おそ
)
れ
多
(
おお
)
くも
御所
(
ごしょ
)
のお
屋根
(
やね
)
の上でといでいるのだということがわかりました。
鵺
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
その
年
(
とし
)
は、りんごに
虫
(
むし
)
がつかずよく
実
(
みの
)
って、
予想
(
よそう
)
したよりも、
多
(
おお
)
くの
収穫
(
しゅうかく
)
があったのであります。
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、たがいに
語
(
かた
)
らいました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうして
為朝
(
ためとも
)
一人
(
ひとり
)
に
射
(
い
)
すくめられて、その
守
(
まも
)
っている
門
(
もん
)
にはだれも
近
(
ちか
)
づきませんでしたが、なんといっても
向
(
む
)
こうは
人数
(
にんずう
)
が
多
(
おお
)
い上に、こちらの
油断
(
ゆだん
)
につけ
込
(
こ
)
んで
夜討
(
よう
)
ちをしかけて
来
(
き
)
たのですから
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
たとえば、一つのトンネルを
掘
(
ほ
)
るにも、どれほど、
多
(
おお
)
くの
人
(
ひと
)
たちが、そのために
苦
(
くる
)
しみ
働
(
はたら
)
いたかを
考
(
かんが
)
えなければならないのです。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
四
人
(
にん
)
はかんじょうすると、いちばん
小
(
ちい
)
さい
勇
(
いさむ
)
ちゃんのが、一つ
多
(
おお
)
かっただけで、三
人
(
にん
)
のゼリビンズの
数
(
かず
)
はまったくおんなじだったのです。
お母さんはえらいな
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
にいた、
多
(
おお
)
くの
子
(
こ
)
どもたちにも、その
話
(
はなし
)
がわかるので、みんな
目
(
め
)
を
輝
(
かがや
)
かしながら、
秀吉
(
ひできち
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
つめて、
聞
(
き
)
いていました。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
多
(
おお
)
くの
人々
(
ひとびと
)
の
中
(
なか
)
には、
身
(
み
)
を
海
(
うみ
)
に
投
(
な
)
げてしまって、はたして、ふたたび
生
(
う
)
まれ
変
(
か
)
わるだろうかという
疑
(
うたが
)
いをもったものもおります。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なにより
喜
(
よろこ
)
ばしいことであるように
感
(
かん
)
じられ、また、
多
(
おお
)
くの
人
(
ひと
)
たちがしあわせになるのを、
真
(
しん
)
に
心
(
こころ
)
から
望
(
のぞ
)
まれたのでありました。
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、なにもはかずに、この
焼
(
や
)
けるような
石塊
(
いしころ
)
の
多
(
おお
)
い
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
くよりは、どんなに
子供
(
こども
)
にとって、くつをはくことがよかったかしれません。
長ぐつの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なにがそうさせるのか、とにかく、この
苦痛
(
くつう
)
の
多
(
おお
)
い
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
で、こうした
人々
(
ひとびと
)
の
存在
(
そんざい
)
は、どんなになぐさめとなることでしょう。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あすは、お
寺
(
てら
)
のお
開帳
(
かいちょう
)
で、どんなにかこの
辺
(
へん
)
は
人通
(
ひとどお
)
りの
多
(
おお
)
いことだろう。お
天気
(
てんき
)
であってくれればいいが。」といいました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、また、それが
昔
(
むかし
)
のようになるのには、どれほど、
多
(
おお
)
くの
労力
(
ろうりょく
)
と
日数
(
にっすう
)
とがかからなければ、ならぬかということを
知
(
し
)
ったのであります。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そればかりでない、この
広
(
ひろ
)
い
野原
(
のはら
)
のそこここに、どれほど
多
(
おお
)
くの
木
(
き
)
が、
雷
(
かみなり
)
のために、
打
(
う
)
たれて
枯
(
か
)
れてしまったことでしょう。
ぴかぴかする夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
路
(
みち
)
の
両側
(
りょうがわ
)
には、
雪
(
ゆき
)
が
消
(
き
)
えかかって、
青
(
あお
)
い
草
(
くさ
)
の
出
(
で
)
ているところもありました。けれど、だんだんと
進
(
すす
)
むに
従
(
したが
)
って、
雪
(
ゆき
)
は
多
(
おお
)
くなったのであります。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの
時分
(
じぶん
)
から、
自分
(
じぶん
)
は
正
(
ただ
)
しく
生
(
い
)
きようと
心
(
こころ
)
がけてきたが、
顧
(
かえり
)
みればまだどれほど
後悔
(
こうかい
)
されることの
多
(
おお
)
かったことかしれない。
いいおじいさんの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
多
(
おお
)
くの
人
(
ひと
)
を
雇
(
やと
)
って、
木
(
き
)
に
肥料
(
ひりょう
)
をやったり、
冬
(
ふゆ
)
になると
囲
(
かこ
)
いをして、
雪
(
ゆき
)
のために
折
(
お
)
れないように
手
(
て
)
をかけたりしました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なにも、
学校
(
がっこう
)
へいったら、みんなが
偉
(
えら
)
くなるというのでない。りっぱな
商人
(
しょうにん
)
には、
小僧
(
こぞう
)
から
成
(
な
)
り
上
(
あ
)
がるものが
多
(
おお
)
いのだよ。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、
幾日
(
いくにち
)
かたってから、
兄
(
あに
)
は、
町
(
まち
)
にりっぱな
商店
(
しょうてん
)
を
出
(
だ
)
しました。そして、そこの
帳場
(
ちょうば
)
にすわって、
多
(
おお
)
くの
奉公人
(
ほうこうにん
)
を
使
(
つか
)
う
身分
(
みぶん
)
となりました。
くわの怒った話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まことに
恐
(
おそ
)
れ
多
(
おお
)
うございますが、
陛下
(
へいか
)
のは、あそこに
見
(
み
)
える
紅色
(
あかいろ
)
の
小
(
ちい
)
さな
星
(
ほし
)
でございます。」と、
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
は
答
(
こた
)
えました。
北海の白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
双方
(
そうほう
)
とも
死力
(
しりょく
)
をつくして
戦
(
たたか
)
いましたから、
容易
(
ようい
)
に
勝敗
(
しょうはい
)
はつきませんでしたが、
多
(
おお
)
くの
犠牲
(
ぎせい
)
をはらって
最後
(
さいご
)
に、ふじの
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
国
(
くに
)
は
勝
(
か
)
ったのでした。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“多”の意味
《名詞》
(タ)(「多とする」の形で)業績などが、数多く感謝に値すること。
(出典:Wiktionary)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
“多”を含む語句
夥多
許多
数多
多謝
多少
多勢
多数
幾多
多日
多時
歌留多
多人数
多忙
多數
多量
多武
多言
悉達多
多舌
過多
...