“過多”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げえ25.0%
あやまちおほ25.0%
あんまり25.0%
めた25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんだから過多げえむなつちんだ、なんておつぎにおこられ/\んけわ」といつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
悔にへざる吾が生の値無かりしを結ばんには、これを償ふに足るき死を以てざる可からざるか、あるひは、ここに過多あやまちおほき半生の最期さいごげて、あらたに他の値ある後半の復活を明日みようにちに計るべきか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
なんて過多あんまり吝嗇けち/\したことも言へないぢやないか。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
先刻さつきから御子守をして居やす。其様そんなお前のやうな役に立たずぢやねえよ。ちよツ、何ぞと言ふと、直に口答へだ。父さんが過多めた甘やかすもんだから、母さんの言ふことなぞ少許ちつとも聞きやしねえ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)