“奮励”の読み方と例文
読み方割合
ふんれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から農は国のもとというたくらいであるから、いかに苦しくも、いかに利益がうすくとも、国家のために奮励ふんれいせよと説いて歩いた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
さはれ木枯吹きすさむ夜半よわさいわいおおき友の多くを思ひては、またもこの里のさすがにさびしきかな、ままよ万事かからんのみ、奮励ふんれいばんび出でんかの思ひなきにあらねど
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
多分農民みずからが奮励ふんれいして、農業を利益あるようにせよという意味であったろうけれども、普通農民の耳に入ったときは、やはり昔のごとく強制的に労働をして
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)