“ふんれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奮励66.7%
分礼33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から農は国のもとというたくらいであるから、いかに苦しくも、いかに利益がうすくとも、国家のために奮励ふんれいせよと説いて歩いた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
さはれ木枯吹きすさむ夜半よわさいわいおおき友の多くを思ひては、またもこの里のさすがにさびしきかな、ままよ万事かからんのみ、奮励ふんれいばんび出でんかの思ひなきにあらねど
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
多分農民みずからが奮励ふんれいして、農業を利益あるようにせよという意味であったろうけれども、普通農民の耳に入ったときは、やはり昔のごとく強制的に労働をして
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
老いてもなお青年の活気と理想とを持続せんには折々自己にかえりみるにくはない。かえりみて退歩せる点あらばさらに理想に向かって奮励ふんれい努力どりょく一番し、かくしてつねに若い心持ちで向上する。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
今日こんにちはそんなこともありませんが、病人が死ぬとその医者を怨むのが昔の人情で、川柳にも「見す/\の親のかたきに五分礼ふんれい
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)