トップ
>
則
>
すなは
ふりがな文庫
“
則
(
すなは
)” の例文
將
(
しやう
)
、
命
(
めい
)
を
受
(
う
)
くるの
日
(
ひ
)
には
則
(
すなは
)
ち
其家
(
そのいへ
)
を
忘
(
わす
)
れ、
軍
(
ぐん
)
に
臨
(
のぞ
)
んで
約束
(
やくそく
)
すれば
則
(
すなは
)
ち
其親
(
そのしん
)
を
忘
(
わす
)
れ、
(一六)
枹鼓
(
ふこ
)
を
援
(
と
)
ること
急
(
きふ
)
なれば
則
(
すなは
)
ち
其身
(
そのみ
)
を
忘
(
わす
)
る。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
小賊
(
せいぞく
)
肯
(
き
)
かずして、
則
(
すなは
)
ち
刀
(
かたな
)
を
執
(
と
)
つて
其
(
そ
)
の
指
(
ゆび
)
を
切
(
き
)
つて
珠
(
たま
)
を
盜
(
ぬす
)
むや、
指
(
ゆび
)
より
紅
(
くれなゐ
)
の
血
(
ち
)
衝
(
つ
)
と
絲
(
いと
)
の
如
(
ごと
)
く
迸
(
ほとばし
)
りぬ。
頭領
(
とうりやう
)
面
(
おもて
)
を
背
(
そむ
)
けて
曰
(
いは
)
く、
於戲痛哉
(
あゝいたましいかな
)
。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ひそめ
彼
(
あの
)
御方の儀に付ては
一朝一夕
(
いつてういつせき
)
に
述
(
のべ
)
がたし
先
(
まづ
)
は
斯樣々々
(
かやう/\
)
の御身分の御方なりとて
終
(
つひ
)
に天一坊と赤川
大膳
(
だいぜん
)
に引合せ
則
(
すなは
)
ち御
墨付
(
すみつき
)
と御短刀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
で、禿はその通の病人だから、今ではあの女が
独
(
ひとり
)
で腕を
揮
(
ふる
)
つて益す盛に
遣
(
や
)
つてゐる。これ
則
(
すなは
)
ち『
美人
(
びじ
)
クリイム』の名ある
所以
(
ゆゑん
)
さ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
早稻田文學が文壇の牛耳をとりて大道を説くは善し。われ
豈
(
あに
)
其意を取らざらむや。されど其言は
則
(
すなは
)
ちわが取らざる所なり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
小父
(
おぢ
)
さんの帰りはとつかはと馬車に乗りて
喰
(
く
)
はねばならぬ
我宿
(
わがやど
)
の三
膳
(
ぜん
)
の
冷飯
(
ひやめし
)
に急ぎ
申候
(
まうしそろ
)
。
今
(
いま
)
や
則
(
すなは
)
ち
如何
(
いかん
)
前便
(
ぜんびん
)
申上
(
まうしあ
)
げ
候
(
そろ
)
通り、
椽端
(
えんばた
)
の
日向
(
ひなた
)
ぼつこに
候
(
そろ
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
運命とは神意に
出
(
いづ
)
るものにもあらず、天命にもあらず、怪異にもあらず。古昔
希臘
(
ギリシヤ
)
人は
以為
(
おもへ
)
らく、人智の得て思議すべからざる者是れ
則
(
すなは
)
ち運命なりと。
罪過論
(新字旧仮名)
/
石橋忍月
(著)
癸未
(
みづのとひつじ
)
、皇后
体不予
(
みやまひ
)
したまふ。
則
(
すなは
)
ち皇后の
為
(
た
)
めに
誓願
(
こひねが
)
ひて、初めて薬師寺を
興
(
た
)
つ。
仍
(
よ
)
りて一百の僧を
度
(
いへで
)
せしめたまふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
吾人は此にも前と同様なる疑ひを提起し得べし、
則
(
すなは
)
ち
尚武任侠
(
しやうぶにんけふ
)
はひとり日本国民の特質なりといふを得べきかと。
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
人
(
ひと
)
は
人以上
(
ひといじやう
)
の
者
(
もの
)
になることは
出來
(
でき
)
ない、
然
(
しか
)
し
人
(
ひと
)
は
人
(
ひと
)
の
能力
(
のうりよく
)
の
全部
(
ぜんぶ
)
を
盡
(
つく
)
すべき
義務
(
ぎむ
)
を
持
(
もつ
)
て
居
(
ゐ
)
る。
此義務
(
このぎむ
)
を
盡
(
つく
)
せば
則
(
すなは
)
ち
英雄
(
えいゆう
)
である、これが
先生
(
せんせい
)
の
英雄經
(
えいゆうきやう
)
です。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
今一刃ヲ加フ、但シ刃長ケレバ
則
(
すなは
)
チ棒頭力無シ、他ノ棒ヲ圧スルコト
能
(
あた
)
ハズ、只二寸ヲ可トス、形
鴨嘴
(
あふし
)
ノ如シ。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
昼は
則
(
すなは
)
ち日光を
懼
(
おそ
)
れ、又人
及
(
および
)
諸の強鳥を恐る。心
暫
(
しば
)
らくも安らかなることなし。これは流転の中の、つらい模様をわれらにわかるやう、
直
(
ぢ
)
かに申されたのぢゃ。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
余は平民社の
編輯室
(
へんしふしつ
)
に
幸徳
(
かうとく
)
、
堺
(
さかひ
)
の両兄と卓を囲んで時事を談ぜり、両兄
曰
(
いは
)
く君が裁判の予想
如何
(
いかん
)
、余曰く
時
(
とき
)
非
(
ひ
)
なり、無罪の判決元より望むべからず、両兄
曰
(
いは
)
く
然
(
しか
)
らば
則
(
すなは
)
ち禁錮
乎
(
か
)
、罰金乎
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
身には殆ど
断々
(
きれ/″\
)
になつた白地の
浴衣
(
ゆかた
)
を着、髪を
蓬
(
おどろ
)
のやうに振乱し、恐しい
毛臑
(
けずね
)
を頓着せずに
露
(
あら
)
はして居るが、これが
則
(
すなは
)
ち自分の始めて見た藤田重右衛門で、その眼を
瞋
(
いか
)
らした赤い顔には
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
出せば
則
(
すなは
)
ち雷火である
智恵子抄
(新字旧仮名)
/
高村光太郎
(著)
(五二)
寛
(
くわん
)
なれば
則
(
すなは
)
ち
名譽
(
めいよ
)
の
人
(
ひと
)
を
寵
(
ちよう
)
し、
急
(
きふ
)
なれば
則
(
すなは
)
ち
介冑
(
かいちう
)
の
士
(
し
)
を
用
(
もち
)
ふ。
今
(
いま
)
は
養
(
やしな
)
ふ
所
(
ところ
)
は
用
(
もち
)
ふる
所
(
ところ
)
に
非
(
あら
)
ず、
用
(
もち
)
ふる
所
(
ところ
)
は
養
(
やしな
)
ふ
所
(
ところ
)
に
非
(
あら
)
ずと。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
驚き何者の
所爲
(
しわざ
)
なるかと見返へれば是
則
(
すなは
)
ち
別人
(
べつじん
)
ならず彼の
飯焚
(
めしたき
)
の宅兵衞なれば吾助は大いに怒り
汝
(
おのれ
)
如何なれば掛る
振舞
(
ふるまひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今は疑ふべくもあらず、彼は
正
(
まさし
)
く人目を避けんと為るなり。
則
(
すなは
)
ち人を懼るるなり。故は、自ら
尤
(
とがむ
)
るなり。彼は果して何者ならん、と貫一は
愈
(
いよい
)
よ深く怪みぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
実に北海道にして始めて見るべき種類の者らしい、
則
(
すなは
)
ち何れの未開地にも必ず先づ最も
跋扈
(
ばつこ
)
する
山師
(
やまし
)
らしい。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
爾迦夷
(
るかゐ
)
、
則
(
すなは
)
ち両翼を開張し、
虔
(
うやうや
)
しく
頸
(
くび
)
を垂れて座を離れ、低く飛揚して疾翔大力を讃嘆すること
三匝
(
さんさふ
)
にして、
徐
(
おもむろ
)
に座に復し、
拝跪
(
はいき
)
して
唯
(
ただ
)
願ふらく、疾翔大力、疾翔大力
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
然
(
しか
)
れども
上
(
かみ
)
和ぎ、
下
(
しも
)
睦
(
むつ
)
びて、事を
論
(
あげつら
)
ふに
諧
(
かな
)
ふときは、
則
(
すなは
)
ち
事理
(
ことわり
)
自らに通ふ、何事か成らざらむ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
則
(
すなは
)
ち問うて
曰
(
い
)
はく、国民性とは何ぞや、国民的性情の満足とは何ぞや、そも/\又
此
(
こ
)
の要求に是認せらるべき点ありとせば、そは果して
如何程
(
いかほど
)
の意味にて是認せらるべきかと。
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
旅行
(
りよかう
)
をしても、この
里
(
さと
)
、この
森
(
もり
)
、この
祠
(
ほこら
)
——どうも、みゝづくがゐさうだ、と
直感
(
ちよくかん
)
すると、
果
(
はた
)
して
深更
(
しんかう
)
に
及
(
およ
)
んで、ぽツと、
顯
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
づるから
則
(
すなは
)
ち
話
(
はな
)
せる。——のツほーほう、ほツほウ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
刑法が言ふ所の
窃盗
(
せつたう
)
、彼は
児戯
(
じぎ
)
です、神の見給ふ窃盗とは
則
(
すなは
)
ち、今日の社会が
尤
(
もつと
)
も尊敬して居る法律と愛国心です、所有権の神聖、兵役の義務、足れ皆な窃盗掠奪の符調に過ぎないのです
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「人間は完全に自然を発展すれば、必ずその最後は悲劇に終る。
則
(
すなは
)
ち自然その者は
到底
(
たうてい
)
現世の義理人情に
触着
(
しよくちやく
)
せずには終らぬ。さすれば自然その者は、遂にこの世に
於
(
おい
)
て不自然と化したのか」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
『百姓貧シキハ
則
(
すなは
)
チ
朕
(
ちん
)
ノ貧シキナリ、百姓ノ富メルハ則チ朕ノ富メルナリ』
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
、
厚利
(
こうり
)
に
出
(
い
)
づる
者
(
もの
)
なるに、
之
(
これ
)
に
説
(
と
)
くに
名高
(
めいかう
)
を
以
(
もつ
)
てせば、
則
(
すなは
)
ち
無心
(
むしん
)
にして
事情
(
じじやう
)
に
遠
(
とほ
)
しとせられ、
必
(
かなら
)
ず
(六三)
收
(
をさ
)
められざらん。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
私
(
わたくし
)
はこの
頃
(
ごろ
)
になつて
益々
(
ます/\
)
感
(
かん
)
ずることは、
人
(
ひと
)
は
如何
(
どん
)
な
場合
(
ばあひ
)
に
居
(
ゐ
)
ても
常
(
つね
)
に
樂
(
たの
)
しい
心
(
こゝろ
)
を
持
(
もつ
)
て
其仕事
(
そのしごと
)
をすることが
出來
(
でき
)
れば、
則
(
すなは
)
ち
其人
(
そのひと
)
は
眞
(
まこと
)
の
幸福
(
かうふく
)
な
人
(
ひと
)
といひ
得
(
う
)
ることだ。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
潰
(
つぶ
)
し互ひに顏を見合せて
少時
(
しば
)
し
言葉
(
ことば
)
も
無
(
なか
)
りしが大膳は吉兵衞に向ひ我こそは赤川大膳とて
則
(
すなは
)
ち山賊の
棟梁
(
とうりやう
)
なりまた
此
(
これ
)
なるは藤井左京とて近頃此山中に來りて兄弟の
縁
(
えん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
利爪
(
りさう
)
深くその身に入り、諸の
小禽
(
せうきん
)
痛苦又声を発するなし。
則
(
すなは
)
ち之を裂きて
擅
(
ほしいまま
)
に
噉食
(
たんじき
)
す。或は
沼田
(
せうでん
)
に至り、
螺蛤
(
らかふ
)
を
啄
(
ついば
)
む。螺蛤軟泥中にあり、心
柔輭
(
にうなん
)
にして、唯温水を
憶
(
おも
)
ふ。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
必要の上から借る者があるで、貸す者がある。なんぼ貸したうても借る者が無けりや、我々の家業は成立ちは為ん。その必要を見込んで仕事を為るが
則
(
すなは
)
ち営業の
魂
(
たましひ
)
なんじや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
斯法
(
しほふ
)
タルヤ
則
(
すなは
)
チ
如来
(
によらい
)
ノ
肝心
(
かんじん
)
、
衆生
(
しゆじやう
)
ノ
父母
(
ぶも
)
、国ニ於テハ
城塹
(
じやうざん
)
、人ニ於テハ
筋脈
(
きんみやく
)
ナリ、是ノ大元帥ハ都内ニハ十
供奉
(
ぐぶ
)
以外ニ伝ヘズ、諸州節度ノ宅ヲ出ヅルコトナシ、縁ヲ表スルニソノ霊験不可思議
也
(
なり
)
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
最早
(
もう
)
、二時」と、梅子は
頭
(
かしら
)
を垂れぬ、警吏の向ふべき日は、既に二時を経過せるなり、
曙光
(
しよくわう
)
差し
来
(
きた
)
るの時は、
則
(
すなは
)
ち篠田が暗黒の底に投ぜらるべきの時なり、三年の
煩悶
(
はんもん
)
を此の
一夜
(
いちや
)
に打ち明かして
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
其辭
(
そのじ
)
を
(七六)
徑省
(
けいせい
)
すれば、
則
(
すなは
)
ち
(七七)
不知
(
ふち
)
として
之
(
これ
)
を
屈
(
くつ
)
し、
(七八)
汎濫博文
(
はんらんはくぶん
)
なれば、
則
(
すなは
)
ち
之
(
これ
)
を
多
(
おほ
)
しとして
(七九)
久
(
ひさ
)
しとす。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
世界を
家
(
うち
)
となし到る処に其故郷を見出す程の人は、到る処の山川、接する処の人が
則
(
すなは
)
ち朋友である。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
則
(
すなは
)
ち
新著百種
(
しんちよひやくしゆ
)
の
出版元
(
しゆつぱんもと
)
です、第二は
文学士
(
ぶんがくし
)
高田早苗
(
たかださなゑ
)
君
(
くん
)
、
私
(
わたし
)
が
読売新聞
(
よみうりしんぶん
)
に
薦
(
すゝ
)
められた、第三は
春陽堂
(
しゆんやうどう
)
の主人
故
(
こ
)
和田篤太郎
(
わだとくたらう
)
君
(
くん
)
、
私
(
わたし
)
の新聞に出した小説を
必
(
かなら
)
ず
出版
(
しゆつぱん
)
した人、
其
(
そ
)
の
吉岡君
(
よしをかくん
)
が来て
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「凡百ノ技、
巧
(
こう
)
ニ始マリ、拙ニ終ル、
思
(
し
)
ニ出デテ
不思
(
ふし
)
ニ入ル、故ニ巧思極マル時ハ
則
(
すなは
)
チ神妙ナリ。神妙ナル時ハ則チ自然ナリ。自然ナルモノハ巧思ヲ以テ得ベカラズ、歳月ヲ以テ到ルベカラズ……」
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
則
(
すなは
)
ち平沢組の監督です。
革トランク
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
君
(
きみ
)
因
(
よ
)
つて
呉起
(
ごき
)
を
召
(
め
)
して
(一〇二)
與
(
とも
)
に
歸
(
かへ
)
り、
即
(
すなは
)
ち
(一〇三)
公主
(
こうしゆ
)
をして
怒
(
いか
)
つて
君
(
きみ
)
を
輕
(
かろ
)
んぜしめよ。
呉起
(
ごき
)
、
公主
(
こうしゆ
)
の・
君
(
きみ
)
を
賤
(
いや
)
しむを
見
(
み
)
ば、
則
(
すなは
)
ち
必
(
かなら
)
ず
辭
(
じ
)
せん
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
因
(
そこ
)
で、
金港堂
(
きんこうどう
)
が
始
(
はじめ
)
て
此
(
こ
)
の
年少詩人
(
ねんせうしじん
)
の
俊才
(
しゆんさい
)
を
識
(
し
)
つて、
重
(
おも
)
く
用
(
もち
)
ゐやうと
云
(
い
)
ふ
志
(
こゝろざし
)
を
起
(
おこ
)
したものと考へられる、
此
(
この
)
時
金港堂
(
きんこうどう
)
の
編輯
(
へんしう
)
には
中根淑氏
(
なかねしゆくし
)
が
居
(
ゐ
)
たので、
則
(
すなは
)
ち
此
(
この
)
人が
山田
(
やまだ
)
の
詞才
(
しさい
)
を
識
(
し
)
つたのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
其
(
その
)
證據
(
しようこ
)
には
曾
(
かつ
)
て
戀
(
こひ
)
の
爲
(
た
)
めに
苦
(
くるし
)
み
悶
(
もだ
)
えた
人
(
ひと
)
も、
時
(
とき
)
經
(
た
)
つて、
普通
(
ふつう
)
の
人
(
ひと
)
となる
時
(
とき
)
は、
何故
(
なにゆゑ
)
に
彼時
(
あのとき
)
自分
(
じぶん
)
が
戀
(
こひ
)
の
爲
(
た
)
めに
斯
(
か
)
くまで
苦悶
(
くもん
)
したかを、
自分
(
じぶん
)
で
疑
(
うた
)
がう
者
(
もの
)
である。
則
(
すなは
)
ち
彼
(
かれ
)
は
戀
(
こひ
)
の
力
(
ちから
)
に
觸
(
ふ
)
れて
居
(
ゐ
)
ないからである。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
(三六)
亢
(
かう
)
を
批
(
う
)
ち
虚
(
きよ
)
を
擣
(
つ
)
き、
(三七)
形
(
かたち
)
格
(
そむ
)
き
勢
(
いきほひ
)
禁
(
きん
)
ずれば、
則
(
すなは
)
ち
自
(
おのづか
)
ら
爲
(
た
)
めに
解
(
と
)
けん
耳
(
のみ
)
。
今
(
いま
)
梁
(
りやう
)
・
趙
(
てう
)
・
相攻
(
あひせ
)
む。
輕兵
(
けいへい
)
鋭卒
(
えいそつ
)
、
必
(
かなら
)
ず
外
(
そと
)
に
竭
(
つ
)
き、
(三八)
老弱
(
らうじやく
)
内
(
うち
)
に
罷
(
つか
)
れん。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
と
眞鶴
(
まなづる
)
の
巡査
(
じゆんさ
)
、
則
(
すなは
)
ち
張飛巡査
(
ちやうひじゆんさ
)
が
言
(
い
)
つたので
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
起
(
き
)
、
留心
(
りうしん
)
有
(
あ
)
らば、
則
(
すなは
)
ち
必
(
かなら
)
ず
之
(
これ
)
を
受
(
う
)
けん、
留心
(
りうしん
)
無
(
な
)
くば
則
(
すなは
)
ち
必
(
かなら
)
ず
辭
(
じ
)
せん。
(一〇一)
此
(
これ
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
を
卜
(
ぼく
)
せよ
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
穰苴
(
じやうしよ
)
則
(
すなは
)
ち
表
(
へう
)
を
仆
(
たふ
)
し
(一二)
漏
(
ろう
)
を
決
(
けつ
)
し、
入
(
い
)
りて
軍
(
ぐん
)
を
行
(
めぐ
)
り
兵
(
へい
)
を
(一三)
勒
(
ろく
)
し、
約束
(
やくそく
)
を
(一四)
申明
(
しんめい
)
す。
約束
(
やくそく
)
既
(
すで
)
に
定
(
さだ
)
まる。
夕時
(
せきじ
)
、
莊賈
(
さうか
)
乃
(
すなは
)
ち
至
(
いた
)
る。
穰苴
(
じやうしよ
)
曰
(
いは
)
く、『
何
(
なん
)
すれぞ
期
(
き
)
に
後
(
おく
)
るる』
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
(二〇)
上
(
かみ
)
、
度
(
ど
)
を
服
(
おこな
)
へば
則
(
すなは
)
ち
(二一)
六
親
(
しん
)
固
(
かた
)
し。
(二二)
四
維
(
ゐ
)
張
(
は
)
らざれば
國
(
くに
)
乃
(
すなは
)
ち
滅亡
(
めつばう
)
す
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“則”の意味
《名詞》
(ソク、のり)きまり。規則。
(のり)模範。手本。
(のり)道理。道徳。
(のり)方式。やり方。
(出典:Wiktionary)
則
常用漢字
小5
部首:⼑
9画
“則”を含む語句
規則
法則
規則正
正則
則祐
定則
方則
寺島宗則
一則
原則
不規則
則村
則天武后
神吉長則
常則
宗則
則房
程順則
光則翁
是則
...