“則村”の読み方と例文
読み方割合
のりむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして味方の細川定禅、赤松円心則村のりむらの二将と、鳥羽殿とばでんの門外で落ちあった。つまり東西両軍の連絡を遂げたのだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新田義貞は上野こうずけに、赤松則村のりむら播磨はりまの国に、結城ゆうき宗広は陸奥むつの国に、土居、得能とくのうは四国の地に、名和長年は伯耆ほうきの国に、菊池武時は九州の地に、そうして足利高氏さえ
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
尊氏、直義その後を追うて、西上するや、建武の功臣たる赤松則村のりむらなど、官軍に叛いて尊氏に応じ、東西から京都に迫つたので、天皇は延元えんげん元年正月一日、難を比叡山に避け給うた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)