“のりむら”の漢字の書き方と例文
語句割合
則村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろとまりの群船に一夜が明けた翌日だった。尊氏が坐乗ざじょうの大船へ、ひる頃、一団の伺候者しこうしゃがあった。——奥地の白旗城から出てきた赤松円心則村のりむらと、一族の者だった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いずれにしろ、義貞は、三月すえには、播州加古川に本陣をすえ、すすんでは、斑鳩いかるがへ前線司令部をおいた。そしてまず序戦、赤松円心則村のりむらの居城、白旗城を一気に抜くつもりだったのだ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一説には、これは赤松則村のりむら(円心)のすすめだともいわれている。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)