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ちい
ふりがな文庫
“
小
(
ちい
)” の例文
「なんというおそろしいところだ。どうしてこんなところに
生
(
う
)
まれてきたろう。」と、
小
(
ちい
)
さな
赤
(
あか
)
い
花
(
はな
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
運命
(
うんめい
)
をのろいました。
小さな赤い花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
庵主
(
あんじゅ
)
さんは、よそゆきの
茶色
(
ちゃいろ
)
のけさを
着
(
き
)
て、
鐘
(
かね
)
のまえに
立
(
た
)
つと、
手
(
て
)
にもっている
小
(
ちい
)
さい
鉦
(
かね
)
をちーんとたたいて、お
経
(
きょう
)
を
読
(
よ
)
みはじめた。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
この少女があの家からいなくなることは、私にとって友を失うような、あいてが
小
(
ちい
)
さく可憐なだけ寂しさも一層深いような気がした。
或る少女の死まで
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
お
母様
(
ふくろさん
)
に願っているのにお
前
(
めえ
)
さんのような事を云われると、
私
(
わっち
)
ア了簡が
小
(
ちい
)
せえから
屈
(
すく
)
んで仕舞って、ピクーリ/\として
何
(
なんに
)
も云えないよ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
一寸
(
ちよつと
)
御
覧
(
らん
)
なさい」と美禰子が
小
(
ちい
)
さな声で云ふ。三四郎は及び腰になつて、画帖の上へ
顔
(
かほ
)
を出した。美禰子の
髪
(
あたま
)
で香水の
匂
(
にほひ
)
がする。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
騒ぎ立った烏組、そいつをグルグルとおっ取り巻き、切り込んで来た鷺組の群、白柄藤巻の
小
(
ちい
)
サ刀、打ち振るに連れて白粉が散る。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
しかし今の彼のさびしい腰のまわりには楊条もなかった。
小
(
ちい
)
さ
刀
(
がたな
)
も見えなかった。彼は素足に薄いきたない
藁草履
(
わらぞうり
)
をはいていた。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
これを新沢という村の
麹屋
(
こうじや
)
のことのように思っていたそうだが、実は非常に古くからある
小
(
ちい
)
さ
子法師
(
こぼうし
)
、すなわち一寸法師の物語であった。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
黙然と、うなずいて、彼はまだ着た儘であった大紋を脱ぎ、
烏帽子
(
えぼし
)
、鼻紙、
小
(
ちい
)
さ
刀
(
がたな
)
、扇子など、すべてを揃えて、田村家の家臣に渡した。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
外国
(
がいこく
)
と
戦争
(
せんそう
)
をひきおこすようなことになり、よわくて
小
(
ちい
)
さい
日本
(
にっぽん
)
は、つよくて
大
(
おお
)
きい
外国
(
がいこく
)
に、うちまかされてしまうにちがいありません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
こういって、お
母
(
かあ
)
さんは
小
(
ちい
)
さな
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
を
持
(
も
)
って
来
(
き
)
て、ばらばらに
切
(
き
)
りはなして、お
鍋
(
なべ
)
へぶちこんで、ぐつぐつ
煮
(
に
)
てスープをこしらえました。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
お
釜
(
かま
)
に
重
(
おも
)
しをしてしまうと、こんどはまた、お
庭
(
にわ
)
から
枯
(
か
)
れ
枝
(
えだ
)
をたくさん
集
(
あつ
)
めて
来
(
き
)
て、
小
(
ちい
)
さく
折
(
お
)
っては、お
釜
(
かま
)
の下に
入
(
い
)
れました。
山姥の話
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
こんな
看板
(
かんばん
)
を
掛
(
か
)
けた
家
(
うち
)
が一
軒
(
けん
)
しかない
程
(
ほど
)
、
峠
(
たうげ
)
は
小
(
ちい
)
さな
村
(
むら
)
でした。そこに
住
(
す
)
む
人達
(
ひとたち
)
はいづれも
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
を
耕
(
たがや
)
すお
百姓
(
ひやくしやう
)
ばかりでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
とっても、子供はまだ
小
(
ちい
)
せえと來てるんだからな。物には潮時ってものがあって、ぼろ家が燃え出したからには、どうにも消しようがねえからな。
ユダヤ人のブナの木:山深きヴェストファーレンの風俗画
(旧字新仮名)
/
ドロステ=ヒュルスホフアネッテ・フォン
(著)
彼
(
かれ
)
の
頸
(
くび
)
には
小
(
ちい
)
さい
腫物
(
はれもの
)
が
出来
(
でき
)
ているので、
常
(
つね
)
に
糊付
(
のりつけ
)
シャツは
着
(
き
)
ないで、
柔
(
やわ
)
らかな
麻布
(
あさ
)
か、
更紗
(
さらさ
)
のシャツを
着
(
き
)
ているので。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ここでちょっと
申添
(
もうしそ
)
えて
置
(
お
)
きたいのは、
私
(
わたくし
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
の
右手
(
みぎて
)
の
山
(
やま
)
の
半腹
(
はんぷく
)
に
在
(
あ
)
る、あの
小
(
ちい
)
さい
竜神
(
りゅうじん
)
の
祠
(
やしろ
)
のことでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ふと、
鏡
(
かがみ
)
のおもてから
眼
(
め
)
を
放
(
はな
)
したおせんの
唇
(
くちびる
)
は、
小
(
ちい
)
さく
綻
(
ほころ
)
びた。と
同時
(
どうじ
)
に、すり
寄
(
よ
)
るように、
体
(
からだ
)
は
戸棚
(
とだな
)
の
前
(
まえ
)
へ
近寄
(
ちかよ
)
った。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
しかし、それほど
立派
(
りっぱ
)
で
一糸乱
(
いっしみだ
)
れないなかに、一つだけいけないところがあります。エチエンヌが
小
(
ちい
)
さすぎるのです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
私
(
わたし
)
の
考
(
かんが
)
えますところではあれも
日
(
ひ
)
が
経
(
た
)
ちますにつれて、
美
(
うつく
)
しくなりたぶんからだも
小
(
ちい
)
さくなる
事
(
こと
)
でございましょう。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
こっそりあの子に会いに来る
小
(
ちい
)
ちゃな子もございます。それから、その子よりは大きい子で、あの子の話を
倦
(
あ
)
きもせず聞いている子も一人ございます。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
然
(
しか
)
らば
北歐羅巴
(
きたようろつぱ
)
の
方面
(
はうめん
)
はどうかと
見遣
(
みや
)
るに、
此
(
この
)
方面
(
はうめん
)
に
就
(
つい
)
ては
私
(
わたし
)
は
餘
(
あま
)
り
多
(
おほ
)
く
知
(
し
)
らぬが、
要
(
えう
)
するに
幼稚
(
えうち
)
極
(
きは
)
まるものであつて、
規模
(
きぼ
)
が
極
(
きは
)
めて
小
(
ちい
)
さいやうである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
然うさ、
都
(
すべ
)
て人間といふものは然うしたものさ。
眞
(
ほ
)
ンの
小
(
ちい
)
ツぽけな理由からして素敵と大きな事件を
惹起
(
ひきおこ
)
すね。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「オ
小
(
ちい
)
サクッテイラッシャルノニ、ヤッパリオ爺チャンノコトヲ心配ナスッテイラッシャルンデゴザイマスネ」
瘋癲老人日記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
貧乏
(
びんぼう
)
なればこそ
蜆
(
しゞみ
)
を
擔
(
かつ
)
がせて、
此寒空
(
このさむそら
)
に
小
(
ちい
)
さな
足
(
あし
)
に
草鞋
(
わらじ
)
をはかせる
親心
(
おやこゝろ
)
、
察
(
さつ
)
して
下
(
くだ
)
されとて
伯母
(
おば
)
も
涙
(
なみだ
)
なり。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
いくら
惡人
(
あくにん
)
でも、
親子
(
おやこ
)
の
情
(
じやう
)
はまた
格別
(
かくべつ
)
と
見
(
み
)
へ、
正直
(
しやうじき
)
なる
亞尼
(
アンニー
)
は「
一寸
(
ちよつと
)
お
出
(
い
)
で。」と
其
(
その
)
子
(
こ
)
をば、
其邊
(
そのへん
)
の
小
(
ちい
)
さい
料理屋
(
れうりや
)
へ
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つて、
自分
(
じぶん
)
の
貧
(
さび
)
しい
財嚢
(
さいふ
)
を
傾
(
かたむ
)
けて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
桐油合羽
(
とういうがつぱ
)
を
小
(
ちい
)
さく
畳
(
たゝ
)
んで
此奴
(
こいつ
)
を
真田紐
(
さなだひも
)
で
右
(
みぎ
)
の
包
(
つゝみ
)
につけるか、
小弁慶
(
こべんけい
)
の
木綿
(
もめん
)
の
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
を一
本
(
ぽん
)
、お
極
(
きまり
)
だね。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
平均
(
へいきん
)
よりも
大
(
おほ
)
きな
噴火
(
ふんか
)
をなした
後
(
のち
)
は
休息期
(
きゆうそくき
)
が
長
(
なが
)
く、
反對
(
はんたい
)
に
小
(
ちい
)
さな
噴火
(
ふんか
)
をなした
後
(
のち
)
は
休息期
(
きゆうそくき
)
が
短
(
みじか
)
い。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
(
地球
(
ちきゆう
)
から
見
(
み
)
える
火星
(
くわせい
)
の
黒
(
くろ
)
いところは、だから
海
(
うみ
)
といふよりも
沼
(
ぬま
)
か
小
(
ちい
)
さな
沼
(
ぬま
)
の
集
(
あつま
)
ったのか、
川
(
かわ
)
だ。)
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
そこらがまだまるつきり、
丈
(
たけ
)
高
(
たか
)
い
草
(
くさ
)
や
黒
(
くろ
)
い
林
(
はやし
)
のままだつたとき、
嘉十
(
かじふ
)
はおぢいさんたちと
北上川
(
きたかみがは
)
の
東
(
ひがし
)
から
移
(
うつ
)
つてきて、
小
(
ちい
)
さな
畑
(
はたけ
)
を
開
(
ひら
)
いて、
粟
(
あは
)
や
稗
(
ひえ
)
をつくつてゐました。
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
小
(
ちい
)
さな
飼主
(
かひぬし
)
のない
猫
(
ねこ
)
、まだ
純眞
(
じゆんしん
)
な
態度
(
たいど
)
で
人
(
ひと
)
を
怖
(
おそ
)
れないのみか、
人
(
ひと
)
なつかしい
調子
(
てうし
)
で
鳴
(
な
)
き
寄
(
よ
)
つてくる。
ねこ
(旧字旧仮名)
/
北村兼子
(著)
雄が少し
小
(
ちい
)
せえんだと聞きました、そんなことよりほかには、くわしいことはあんまり存じませんね
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
しかしこっちも武士の卵、
小
(
ちい
)
さ刀に手をかけてこわごわながら近づくと、先も刀を押えて用心腰、いよいよ双方すれ違う途端、急に恐ろしくなって僕はパッと逃げ出す。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
「かしこまりました」それから
懐中
(
かいちゅう
)
から
小
(
ちい
)
さな
黄
(
きい
)
ろな紙で包んだ物を出して、「これは、てまえ隠居の家伝でござりまして、血の道の妙薬でござります、どうかお岩さまへ」
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と
小
(
ちい
)
さい
嘴
(
くち
)
が一
齊
(
せい
)
にこたへました。
母燕
(
おやつばめ
)
はたまらなくなつて、みんな一しよに
抱
(
だ
)
きしめながら
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
着て、金庫の後ろにかくれていたんだ。おいらみたいな、
小
(
ちい
)
ちゃい子どもでなけりゃ、はいれはしないよ。だから、二十めんそうもゆだんしていたんだよ。さあ、これ、返すよ
ふしぎな人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一休
(
いっきゅう
)
さんは やましろのくに(いまの、きょうとふ)たまぎむら と いう ところに、しゅうおんあん と いう
小
(
ちい
)
さな いおりを たててもらって すんで いました。
一休さん
(新字新仮名)
/
五十公野清一
(著)
小
(
ちい
)
さな草屋のぬれ
縁
(
えん
)
に立って、
田圃
(
たんぼ
)
を見渡す時、彼は
本郷座
(
ほんごうざ
)
の舞台から桟敷や土間を見渡す様な気がして、ふッと
噴
(
ふ
)
き出す事さえもあった。彼は一時片時も吾を忘れ得なかった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
あの
大
(
おお
)
きな
身体
(
からだ
)
の
人
(
ひと
)
が
非常
(
ひじょう
)
に
痩
(
や
)
せて
小
(
ちい
)
さくなって
顔
(
かお
)
にかすかな
赤味
(
あかみ
)
がある
位
(
くらい
)
でした。
夏目先生と滝田さん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小
(
ちい
)
っぽけな
旦那
(
だんな
)
で、黒ちりめんの羽織で、お刀がチョコンと突っぱって、その
風采
(
ようす
)
のみっともなさってったら、あたくしが吹きだしますとね、その人が後を振りむきましたのですよ
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
難有
(
ありがた
)
いと、それを
鞄
(
かばん
)
に
入
(
い
)
れて
居
(
ゐ
)
ると、
篩
(
ふるひ
)
で
貝
(
かひ
)
を
選
(
よ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
女土方
(
をんなどかた
)
が、
小
(
ちい
)
さな
聲
(
こゑ
)
で。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
容疑
(
ようぎ
)
はぜつたいにかからないものときめていたのですが、そんな
小
(
ちい
)
さな
不注意
(
ふちゅうい
)
がもとで、とうとう
疑
(
うたが
)
いがかかつたというのは、
正直
(
しょうじき
)
なところ、まことに
残念
(
ざんねん
)
でもあり、また
悪
(
わる
)
いことは
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
紫色
(
むらさきいろ
)
の
小
(
ちい
)
さいかたくりの花が
咲
(
さ
)
くなんていふことを
考
(
かんが
)
へると、
全
(
まつた
)
くたまらない。
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
でもこの
小
(
ちい
)
ちゃい黒子が、どうしてもとれやしないのよと言って笑ったんですの、そのときによく注意していたと思いますが、別に傷もおできも見えなかった、ような気がしますけれど……
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
やつと
灌木
(
くわんぼく
)
の高さしか無い
柊
(
ひひらぎ
)
よ、
小
(
ちい
)
さい
※手
(
くびきり
)
、わたしの悲しい心の
悦
(
よろこび
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
土
(
つち
)
や
空気
(
くうき
)
や水のいぶき、または
闇
(
やみ
)
の中にうごめいてる、
飛
(
と
)
んだりはったり
泳
(
およ
)
いだりしている
小
(
ちい
)
さな
生物
(
いきもの
)
の、歌や
叫
(
さけ
)
びや音、または
晴天
(
せいてん
)
や雨の
前兆
(
ぜんちょう
)
、または
夜
(
よる
)
の
交響曲
(
シンフォニー
)
の
数
(
かぞ
)
えきれないほどの
楽器
(
がっき
)
など
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「
命
(
いのち
)
に至る路は
窄
(
せまく
)
、その門は
小
(
ちい
)
さし。その路を得るもの
少
(
まれ
)
なり」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
小
(
ちい
)
さなる女の友の足のうら指につめたく
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
詣
(
まい
)
るにも
小
(
ちい
)
さき墓のなつかしく
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
まだ
小
(
ちい
)
さい。
歌時計:童謡集
(旧字旧仮名)
/
水谷まさる
(著)
そこで、ふたりは、
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれながら
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
んできましたが、
小
(
ちい
)
さなこちょうは、おくれがちなので、せみはもどかしく
思
(
おも
)
いました。
二つの運命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“小”の意味
《名詞》
(ショウ)ちいさいこと。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
“小”を含む語句
小便
小女
小刀
小屋
小僧
小路
小児
小舟
小童
小人
小竹
矮小
小兒
小娘
小角
小波
小野
小説
小婢
小字
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