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稱
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しよう
ふりがな文庫
“
稱
(
しよう
)” の例文
新字:
称
ある
學者
(
がくしや
)
のごときは、
土器
(
どき
)
を
知
(
し
)
らない
人間生活
(
にんげんせいかつ
)
を
野蠻的生活
(
やばんてきせいかつ
)
、
土器
(
どき
)
をもつ
人間
(
にんげん
)
の
生活
(
せいかつ
)
を
半開生活
(
はんかいせいかつ
)
と
稱
(
しよう
)
して
區別
(
くべつ
)
するくらゐであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
然
(
しか
)
しながら
若
(
わか
)
い
衆
(
しゆ
)
と
稱
(
しよう
)
する
青年
(
せいねん
)
の一
部
(
ぶ
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
家
(
いへ
)
に
不斷
(
ふだん
)
の
注目
(
ちうもく
)
を
怠
(
おこた
)
らない。
其
(
そ
)
れはおつぎの
姿
(
すがた
)
を
忘
(
わす
)
れ
去
(
さ
)
ることが
出來
(
でき
)
ないからである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ペアレット
氏
(
し
)
はストロムボリにて
火
(
ひ
)
の
玉
(
たま
)
を
見
(
み
)
たと
稱
(
しよう
)
してゐる。その
大
(
おほ
)
いさは
直徑
(
ちよつけい
)
一米程
(
いちめーとるほど
)
であつて
青
(
あを
)
く
光
(
ひか
)
つたものであつたといふ。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
滑稽
(
こつけい
)
なのは、
日本
(
にほん
)
の
麻雀道
(
マージヤンだう
)
のメツカの
稱
(
しよう
)
ある
鎌倉
(
かまくら
)
では
誰
(
だれ
)
でも
奧
(
おく
)
さんが
懷姙
(
くわいにん
)
すると、その
檀那樣
(
だんなさま
)
がきつと
大當
(
おほあた
)
りをすると
言
(
い
)
ふ。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
と。
此
(
こ
)
れ
(一五)
何
(
なに
)
を
以
(
もつ
)
て
稱
(
しよう
)
せられたる。
(一六)
太史公
(
たいしこう
)
曰
(
いは
)
く、
余
(
よ
)
、
箕山
(
きざん
)
に
登
(
のぼ
)
りしに、
其上
(
そのうへ
)
に
蓋
(
けだ
)
し
許由
(
きよいう
)
の
冢
(
つか
)
有
(
あ
)
りと
云
(
い
)
ふ。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
▼ もっと見る
『
若
(
わか
)
い
時
(
とき
)
は二
度
(
ど
)
はない』と
稱
(
しよう
)
してあらゆる
肉慾
(
にくよく
)
を
恣
(
ほしい
)
まゝにせんとする
青年男女
(
せいねんだんぢよ
)
の
自由
(
じいう
)
に
干渉
(
かんせふ
)
し
得
(
う
)
るぞ。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
徳太郎
(
とくたらう
)
信房
(
のぶふさ
)
と
稱
(
しよう
)
し
後
(
のち
)
に
吉宗
(
よしむね
)
と
改
(
あら
)
たむ
御母
(
おんはゝ
)
は
九條前關白太政大臣
(
くでうさきのくわんぱくだじやうだいじん
)
第四の
姫君
(
ひめぎみ
)
お
高
(
たか
)
の
方
(
かた
)
にて
御本腹
(
ごほんぷく
)
なり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
重
(
おも
)
いほど、ぶく/\とむくんだのではない、が、
乾性
(
かんせい
)
と
稱
(
しよう
)
して、その、
痩
(
や
)
せる
方
(
はう
)
が
却
(
かへつ
)
て
質
(
たち
)
が
惡
(
わる
)
い。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
從
(
したがつ
)
て
何
(
なに
)
ゆゑとなく
睦
(
むつ
)
ましく
離
(
はな
)
れがたく
思
(
おも
)
はれたが、
其後
(
そのゝち
)
彼
(
かれ
)
は
學校
(
がくかう
)
を
卒業
(
そつぎやう
)
して、
元來
(
ぐわんらい
)
ならば
大學
(
だいがく
)
に
入
(
い
)
る
可
(
べ
)
きを、
他
(
た
)
に
大望
(
たいもう
)
ありと
稱
(
しよう
)
して、
幾何
(
いくばく
)
もなく
日本
(
ほんごく
)
を
去
(
さ
)
り、はじめは
支那
(
シナ
)
に
遊
(
あそ
)
び
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その頃義賊と
稱
(
しよう
)
した泥棒で、その實、百兩盜つて、十兩か五兩を貧しい者に惠み、あとの大部分は自分の懷ろに入れた蝙蝠冠兵衞は、自分の良心を
欺
(
あざむ
)
いて、無智な世間の人氣を博することと
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今度
(
こんど
)
のお
話
(
はなし
)
では、
短歌
(
たんか
)
と
竝
(
なら
)
べ
稱
(
しよう
)
せられてゐる
長歌
(
ちようか
)
のことは、
省
(
はぶ
)
きたいとおもひます。がこれは、
大體
(
だいたい
)
第一章
(
だいいつしよう
)
のところで
述
(
の
)
べてある
物語
(
ものがたり
)
の
歌
(
うた
)
から、
變化
(
へんか
)
して
來
(
き
)
たものと
見
(
み
)
てさし
支
(
つか
)
へありません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
これから
後
(
のち
)
を
鐵器時代
(
てつきじだい
)
といふのでありますが、ヨーロッパでは
鐵器時代
(
てつきじだい
)
の
最
(
もつと
)
も
古
(
ふる
)
い
時代
(
じだい
)
をハルスタット
時代
(
じだい
)
と
稱
(
しよう
)
します。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
太史公
(
たいしこう
)
曰
(
いは
)
く、
世俗
(
せぞく
)
、
稱
(
しよう
)
する
所
(
ところ
)
の
(一一二)
師旅
(
しりよ
)
は、
皆
(
みな
)
、
孫子
(
そんし
)
十三
篇
(
ぺん
)
・
呉起
(
ごき
)
の
兵法
(
へいはふ
)
を
道
(
い
)
ふ。
世
(
よ
)
多
(
おほ
)
く
有
(
あ
)
り、
故
(
ゆゑ
)
に
論
(
ろん
)
ぜず。
其行事
(
そのかうじ
)
と
施設
(
しせつ
)
する
所
(
ところ
)
の
者
(
もの
)
とを
論
(
ろん
)
ず。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
その
大正十二年
(
たいしようじゆうにねん
)
の
噴火
(
ふんか
)
に
於
(
おい
)
ては、
山
(
やま
)
の
東側
(
ひがしがは
)
と
西側
(
にしがは
)
とに
東西
(
とうざい
)
に
走
(
はし
)
る
二條
(
にじよう
)
の
裂目
(
さけめ
)
を
生
(
しよう
)
じ、
各線上
(
かくせんじよう
)
五六
(
ごろく
)
の
點
(
てん
)
から
鎔岩
(
ようがん
)
を
流出
(
りゆうしゆつ
)
した。この
状態
(
じようたい
)
はエトナ
式
(
しき
)
と
稱
(
しよう
)
すべきである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
勸請し奉つり
本朝
(
ほんてう
)
武家
(
ぶけ
)
の祖神なり就中源家に於ては
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
御尊敬
(
ごそんきやう
)
あること
御先祖
(
ごせんぞ
)
八幡太郎義家公此
御神
(
おんかみ
)
の御寶前に於て御元服あつて八幡太郎と
稱
(
しよう
)
し
奧羽
(
あうう
)
の
夷賊
(
いぞく
)
安倍貞任同宗任を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
膄
(
や
)
せた
張飛
(
ちやうひ
)
は
眞鶴
(
まなづる
)
駐在所
(
ちゆうざいしよ
)
に
勤務
(
きんむ
)
すること
既
(
すで
)
に七八
年
(
ねん
)
、
齋藤巡査
(
さいとうじゆんさ
)
と
稱
(
しよう
)
し、
退隱
(
たいゝん
)
の
關羽
(
くわんう
)
は
鈴木巡査
(
すゞきじゆんさ
)
といつて
湯
(
ゆ
)
ヶ
原
(
はら
)
に
勤務
(
きんむ
)
すること
實
(
じつ
)
に九
年
(
ねん
)
以上
(
いじやう
)
であるといふことは、
後
(
あと
)
で
解
(
わか
)
つたのである。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
多日
(
たじつ
)
病
(
やまひ
)
と
稱
(
しよう
)
して
引籠
(
ひきこも
)
り、
人知
(
ひとし
)
れず
諸家
(
しよか
)
に
立入
(
たちい
)
り、
内端
(
うちわ
)
の
樣子
(
やうす
)
を
伺
(
うかゞ
)
ひ
見
(
み
)
るに、
御勝手
(
ごかつて
)
空
(
むな
)
しく
御手許
(
おてもと
)
不如意
(
ふによい
)
なるにもかゝはらず、
御家中
(
ごかちう
)
の
面々
(
めん/\
)
、
分
(
わ
)
けて
老職
(
らうしよく
)
の
方々
(
かた/″\
)
はいづれも
存外
(
ぞんぐわい
)
有福
(
いうふく
)
にて
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(七五)
巖穴
(
がんけつ
)
の
士
(
し
)
、
(七六)
趨舍
(
すうしや
)
(七七)
時
(
とき
)
有
(
あ
)
り、
此
(
かく
)
の
若
(
ごと
)
きの
類
(
たぐひ
)
、
名
(
な
)
(七八)
湮滅
(
いんめつ
)
して
稱
(
しよう
)
せられず、
悲
(
かな
)
しい
哉
(
かな
)
。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
一番
(
いちばん
)
初
(
はじ
)
めにあるのは、いはゆる『
原石器
(
げんせつき
)
』と
稱
(
しよう
)
するものでありまして、これはちょっと
見
(
み
)
たところでは、その
邊
(
へん
)
に
轉
(
ころ
)
がつてゐる
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
と
少
(
すこ
)
しも
變
(
かは
)
らない
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
下野國
(
しもつけのくに
)
日光山
(
につくわうざん
)
に
鎭座
(
ちんざ
)
まします
東照大神
(
とうせうだいじん
)
より第八代の
將軍
(
しやうぐん
)
有徳院吉宗公
(
いうとくゐんよしむねこう
)
と
稱
(
しよう
)
し
奉
(
たてま
)
つるは
東照神君
(
とうせうしんくん
)
の十一
男
(
なん
)
紀伊國
(
きいのくに
)
和歌山
(
わかやま
)
の
城主
(
じやうしゆ
)
高
(
たか
)
五十五萬石を
領
(
りやう
)
する
從
(
じゆ
)
二
位
(
ゐ
)
大納言光貞卿
(
だいなごんみつさだきやう
)
の三
男
(
なん
)
にて
幼名
(
えうみやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
喋舌
(
しやべ
)
ることの
出來
(
でき
)
ないのを
稱
(
しよう
)
して
大馬鹿
(
おほばか
)
だといふは
餘
(
あま
)
り
殘酷
(
ひど
)
いかも
知
(
し
)
れないが
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
恁
(
か
)
くて
旦
(
あした
)
に
暮
(
くれ
)
に
其
(
そ
)
の
根
(
ね
)
を
治
(
をさ
)
む。
凡
(
すべ
)
て
一七日
(
いちしちにち
)
、
術
(
じゆつ
)
成
(
な
)
ると
稱
(
しよう
)
し、
出
(
い
)
でて
昌黎
(
しやうれい
)
に
對
(
たい
)
して、はじめて
羞
(
は
)
ぢたる
色
(
いろ
)
あり。
曰
(
いは
)
く、
恨
(
うら
)
むらくは
節
(
せつ
)
遲
(
おそ
)
きこと
一月
(
ひとつき
)
なり、
時
(
とき
)
既
(
すで
)
に
冬
(
ふゆ
)
にして
我
(
わ
)
が
思
(
おも
)
ふがまゝならずと。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
豈
(
あ
)
に
周道
(
しうだう
)
衰微
(
すゐび
)
して、
桓公
(
くわんこう
)
既
(
すで
)
に
賢
(
けん
)
なり、
而
(
しか
)
るに
之
(
これ
)
を
勉
(
つと
)
めて
王
(
わう
)
に
至
(
いた
)
らしめず、
乃
(
すなは
)
ち
霸
(
は
)
を
稱
(
しよう
)
せしめしと
以爲
(
おも
)
へる
哉
(
か
)
。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
むかし
宋
(
そう
)
の
武帝
(
ぶてい
)
の
女
(
むすめ
)
、
壽陽
(
じゆやう
)
麗姫
(
れいき
)
、
庭園
(
ていゑん
)
を
歩
(
ほ
)
する
時
(
とき
)
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
散
(
ち
)
りて
一片
(
ひとひら
)
其
(
そ
)
の
顏
(
かんばせ
)
に
懸
(
かゝ
)
る。
其
(
そ
)
の
俤
(
おもかげ
)
また
較
(
たぐ
)
ふべきものなかりしより、
當時
(
たうじ
)
の
宮女
(
きうぢよ
)
皆
(
みな
)
爭
(
あらそ
)
つて
輕粉
(
けいふん
)
を
以
(
もつ
)
て
顏
(
かほ
)
に
白梅
(
しらうめ
)
の
花
(
はな
)
を
描
(
ゑが
)
く、
稱
(
しよう
)
して
梅花粧
(
ばいくわしやう
)
と
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(六四)
君子
(
くんし
)
は
世
(
よ
)
を
沒
(
をは
)
りて
名
(
な
)
の
稱
(
しよう
)
せられざるを
疾
(
にく
)
む。
(六五)
賈子
(
かし
)
曰
(
いは
)
く、『
(六六)
貪夫
(
たんぷ
)
は
財
(
ざい
)
に
徇
(
じゆん
)
し、
(六七)
烈士
(
れつし
)
は
名
(
な
)
に
徇
(
じゆん
)
し、
(六八)
夸者
(
くわしや
)
は
權
(
けん
)
に
死
(
し
)
し、
衆庶
(
しうしよ
)
は
(六九)
生
(
せい
)
を
馮
(
たの
)
む』
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
此
(
こ
)
の
男
(
をとこ
)
だから、
今
(
いま
)
では
逸事
(
いつじ
)
と
稱
(
しよう
)
しても
可
(
よ
)
いから
一寸
(
ちよつと
)
素破
(
すつぱ
)
ぬくが、
柳橋
(
やなぎばし
)
か、
何處
(
どこ
)
かの、お
玉
(
たま
)
とか
云
(
い
)
ふ
藝妓
(
げいしや
)
に
岡惚
(
をかぼれ
)
をして、
金
(
かね
)
がないから、
岡惚
(
をかぼれ
)
だけで、
夢中
(
むちう
)
に
成
(
な
)
つて、
番傘
(
ばんがさ
)
をまはしながら、
雨
(
あめ
)
に
濡
(
ぬ
)
れて
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
誰
(
たれ
)
も
食
(
しよく
)
する
者
(
もの
)
なかりしが、
金澤
(
かなざは
)
の
人
(
ひと
)
の
行
(
ゆ
)
きて、
此
(
こ
)
れは
結構
(
けつこう
)
と
豆府
(
とうふ
)
の
汁
(
つゆ
)
にしてつる/\と
賞玩
(
しやうぐわん
)
してより、
同地
(
どうち
)
にても
盛
(
さかん
)
に
取
(
と
)
り
用
(
もち
)
ふるやうになりて、それまで
名
(
な
)
の
無
(
な
)
かりしを
金澤茸
(
かなざはたけ
)
と
稱
(
しよう
)
する
由
(
よし
)
。
實説
(
じつせつ
)
なり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
稱
部首:⽲
14画
“稱”を含む語句
名稱
稱呼
通稱
稱讃淨土經
稱譽
改稱
稱讃淨土佛攝受經
稱號
一人稱
辭稱
讚稱
譽稱
誇稱
總稱
其稱
稱讃
呼稱
稱物
古稱
稱名
...