“同地”の読み方と例文
読み方割合
どうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それかあらぬか、同地(どうち)の神明社内(しんめいしゃない)には現(げん)に小桜神社(こざくらじんじゃ)(通称(つうしょう)若宮様(わかみやさま))という小社(しょうしゃ)が遺(のこ)って居(お)り、今尚(いまな)お里人(りじん)の尊崇(そんすう)の標的(まと)になって居(お)ります。
誰(たれ)も食(しよく)する者(もの)なかりしが、金澤(かなざは)の人(ひと)の行(ゆ)きて、此(こ)れは結構(けつこう)と豆府(とうふ)の汁(つゆ)にしてつる/\と賞玩(しやうぐわん)してより、同地(どうち)にても盛(さかん)に取(と)り用(もち)ふるやうになりて、それまで名(な)の無(な)かりしを金澤茸(かなざはたけ)と稱(しよう)する由(よし)。實説(じつせつ)なり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)