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元気
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げんき
ふりがな文庫
“
元気
(
げんき
)” の例文
旧字:
元氣
「
兄
(
にい
)
さん、この
金魚
(
きんぎょ
)
は、ほんとうに
強
(
つよ
)
い
金魚
(
きんぎょ
)
ですこと。たった一つになっても、
元気
(
げんき
)
よく
遊
(
あそ
)
んでいますのね。」と、
妹
(
いもうと
)
がいいました。
水盤の王さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と
元気
(
げんき
)
な
声
(
こえ
)
をのこして、
出
(
で
)
ていきました。おじいさんとおばあさんは、
門
(
もん
)
の
外
(
そと
)
に
立
(
た
)
って、いつまでも、いつまでも
見送
(
みおく
)
っていました。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ミハイル、アウエリヤヌイチは
一人
(
ひとり
)
して
元気
(
げんき
)
よく、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
町
(
まち
)
を
遊
(
あそ
)
び
歩
(
ある
)
き、
旧友
(
きゅうゆう
)
を
尋
(
たず
)
ね
廻
(
まわ
)
り、
宿
(
やど
)
には
数度
(
すうど
)
も
帰
(
かえ
)
らぬ
夜
(
よ
)
があった
位
(
くらい
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ころされるかどうか、そこのところはどうもわかりませんが、とにかく、ただいまのところは、
病気
(
びょうき
)
もせず、
元気
(
げんき
)
でいます。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
食堂から
寝室
(
しんしつ
)
に
厳
(
おごそ
)
かにやっていく時には、
元気
(
げんき
)
のいい
行進曲
(
マーチ
)
を
奏
(
そう
)
した。時によっては、
二人
(
ふたり
)
の
弟
(
おとうと
)
といっしょに
行列
(
ぎょうれつ
)
をつくった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
「ええ……そうですね。それはたしかに、あたりまえですが……その
生
(
い
)
きていた
時
(
とき
)
には、
元気
(
げんき
)
にひらひら
游
(
およ
)
いでいたといいましたから……」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
可哀
(
かわい
)
そうにこの
子家鴨
(
こあひる
)
だって、もとの
家鴨達
(
あひるたち
)
が
少
(
すこ
)
し
元気
(
げんき
)
をつける
様
(
よう
)
にしてさえくれれば、どんなに
喜
(
よろこ
)
んでみんなと
一緒
(
いっしょ
)
に
暮
(
くら
)
したでしょうに!
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
椿
(
つばき
)
の
木
(
こ
)
かげに
清水
(
しみず
)
はいまもこんこんと
湧
(
わ
)
き、
道
(
みち
)
につかれた
人々
(
ひとびと
)
は、のどをうるおして
元気
(
げんき
)
をとりもどし、また
道
(
みち
)
をすすんで
行
(
い
)
くのであります。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
さてやがて
乗込
(
のりこ
)
むのに、
硝子窓
(
ガラスまど
)
を
横目
(
よこめ
)
で
見
(
み
)
ながら、
例
(
れい
)
のぞろ/\と
押揉
(
おしも
)
むで
行
(
い
)
くのが、
平常
(
いつも
)
ほどは
誰
(
だれ
)
も
元気
(
げんき
)
がなさゝうで、
従
(
したが
)
つて
然
(
さ
)
まで
混雑
(
こんざつ
)
もしない。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ところで、この四
人
(
にん
)
の、大きい人たち、
強
(
つよ
)
い人たち、
元気
(
げんき
)
な
人
(
ひと
)
たちは、
急
(
きゅう
)
に
立
(
た
)
ちどまります。
地面
(
じめん
)
に一
匹
(
ぴき
)
の生きものが
跳
(
と
)
んでいるのを見つけたのです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
それは
大
(
たい
)
へん
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なことであった。が、
斯
(
こ
)
うなっては
最早
(
もはや
)
苦労
(
くろう
)
のしようもないから、その
中
(
うち
)
自然
(
しぜん
)
元気
(
げんき
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るであろう。
早
(
はや
)
くそうなってもらいたい。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
二、三日しますと、ヤッローは、すっかり
元気
(
げんき
)
になって、家じゅうを飛びまわることができるようになりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
犬がきたので、わたしはもうすっかり
元気
(
げんき
)
になって、おしまいにもう一ぺん、マレイをふりかえってみました。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
ラランはかう
答
(
こた
)
へるや
否
(
いな
)
や、もう、
羽
(
はね
)
をひろげた。ほかの
鴉
(
からす
)
たちはペンペを
馬鹿
(
ばか
)
なやつだと
思
(
おも
)
ひながらもヱヴェレストの
頂上
(
てうじやう
)
目指
(
めざ
)
して
飛
(
と
)
びだす
元気
(
げんき
)
に
打
(
う
)
たれた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
あのへやの
時計
(
とけい
)
ときたら、動くのは、ちゃんとまちがいなく動くし、
時間
(
じかん
)
だって、
元気
(
げんき
)
よく打つんだけど、
針
(
はり
)
だけがいつも六時を指したきりなのよ。どうしたのかしら?
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「おい皆、もっと
元気
(
げんき
)
を出して頑張れ。船が沈んでしまったら、それこそ何にも取りだせないぞ」
大空魔艦
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
元気
(
げんき
)
な
雀
(
すずめ
)
は、そんな
歌
(
うた
)
に
頓着
(
とんちやく
)
なしで、
自分
(
じぶん
)
のお
宿
(
やど
)
も忘
れ
(
わす
)
れたやうに
雪
(
ゆき
)
と一
緒
(
しよ
)
に
踊
(
をど
)
つて
歩
(
ある
)
きます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
が、
僕
(
ぼく
)
や
僕
(
ぼく
)
と一しょに行った室生犀生
君
(
くん
)
に
画帖
(
がじょう
)
などを
示
(
しめ
)
し、
相変
(
あいかわ
)
らず
元気
(
げんき
)
に
話
(
はなし
)
をした。
滝田哲太郎君
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
MK
氏
(
し
)
が
私達
(
わたしたち
)
の
前
(
まえ
)
に、
先
(
さき
)
の
美
(
うつく
)
しい
人
(
ひと
)
と
並
(
なら
)
んでゐて、
元気
(
げんき
)
よく
連
(
しきり
)
に
茶目振
(
ちやめふり
)
を
発揮
(
はつき
)
してゐた。
私
(
わたし
)
は
彼
(
かれ
)
の
書
(
か
)
くものに
敬意
(
けいい
)
をもつてゐたが
逢
(
あ
)
つてみると
又
(
また
)
書
(
か
)
くものとは
違
(
ちが
)
つた、
別
(
べつ
)
の
意味
(
いみ
)
の
親
(
した
)
しさが
感
(
かん
)
じられた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
おっかさんはそれが見えてくると、いつもにこにこして
元気
(
げんき
)
よく船をおしだすのでしたが、きょうはその方を見ようともしません。下をむいたまま、たいぎそうにさおをあやつっているばかりでした。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
それを見ると、かれはふしぎに
元気
(
げんき
)
を
回復
(
かいふく
)
するのでした。
清造と沼
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
「そんな
気
(
き
)
の
弱
(
よわ
)
いことでどうするんですか。
私
(
わたし
)
たちは、よくあなたに
追
(
お
)
いかけられたものです。あの
時分
(
じぶん
)
の
元気
(
げんき
)
を
出
(
だ
)
してください。」
木の上と下の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、
元気
(
げんき
)
があってよいなんておっしゃって。
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
ですから、もうすこし、おとなしくしてくれるといいんですが……。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
この
歌
(
うた
)
を
聞
(
き
)
いて、
大工
(
だいく
)
はほっとしました。そうして
生
(
い
)
き
返
(
かえ
)
ったように、
元気
(
げんき
)
をとりもどして、
宿屋
(
やどや
)
に
帰
(
かえ
)
って
寝
(
ね
)
ました。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それに
続
(
つづ
)
いては
小体
(
こがら
)
な、
元気
(
げんき
)
な、
頤鬚
(
あごひげ
)
の
尖
(
とが
)
った、
髪
(
かみ
)
の
黒
(
くろ
)
いネグル
人
(
じん
)
のように
縮
(
ちぢ
)
れた、すこしも
落着
(
おちつ
)
かぬ
老人
(
ろうじん
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
もう
下界
(
した
)
を
見
(
み
)
ても、なにもかもわからないほどだ。
初
(
はじ
)
めの
元気
(
げんき
)
もどこへやら、ペンペは
胸
(
むね
)
がドキドキする。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
母
(
はは
)
の
方
(
ほう
)
でも
私
(
わたくし
)
が
諸磯
(
もろいそ
)
の
佗住居
(
わびずまい
)
にくすぼり
返
(
かえ
)
っていた
時
(
とき
)
に
比
(
くら
)
べて、あまりに
若々
(
わかわか
)
しく、あまりに
元気
(
げんき
)
らしいのを
見
(
み
)
て、
自分
(
じぶん
)
の
事
(
こと
)
のように
心
(
こころ
)
から
歓
(
よろこ
)
んでくれました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「
元気
(
げんき
)
じやないよ。
老人
(
ろうじん
)
といつしよに
死
(
し
)
んでしまつた。
老人
(
ろうじん
)
が
口
(
くち
)
から
吐
(
は
)
きだした
青酸加里
(
せいさんかり
)
で
死
(
し
)
んだのさ」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
と
笑
(
わら
)
つた。が、ふと、
汗
(
あせ
)
ばんだ
赤
(
あか
)
ら
顔
(
がほ
)
の、
元気
(
げんき
)
らしい、
若
(
わか
)
いのが、
唇
(
くちびる
)
をしめて……
真顔
(
まがほ
)
に
成
(
な
)
つて
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「一月のことだったよ。
雪
(
ゆき
)
のふる前の日で、おそろしくさむい日だった。ながい
研究
(
けんきゅう
)
のつかれがでたのか、
気分
(
きぶん
)
はすぐれず、いつものように
実験
(
じっけん
)
をつづける
元気
(
げんき
)
もなかったんだ」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
みつ
子
(
こ
)
は、いつも
弟
(
おとうと
)
の
元気
(
げんき
)
でいるのをうれしく
思
(
おも
)
いました。そして、たえず
希望
(
きぼう
)
にもえているのをなんとなくいじらしく
思
(
おも
)
いました。
波荒くとも
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
(けれども、こういうことをきいては、この
長崎
(
ながさき
)
にもいたくない。お
母
(
かあ
)
さんがお
元気
(
げんき
)
なんだから、
中津
(
なかつ
)
へかえることもない。どうすればよいか。)
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
それから
水
(
みず
)
を
飲
(
の
)
ませたり、
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
をやったりするうちに、すっかり
元気
(
げんき
)
がついて、しゃんしゃん
歩
(
ある
)
き
出
(
だ
)
しました。
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それからずっと
今日
(
こんにち
)
まで
馬
(
うま
)
は
私
(
わたくし
)
の
手元
(
てもと
)
に
元気
(
げんき
)
よく
暮
(
くら
)
して
居
(
お
)
りますが、ただこちらでは
馬
(
うま
)
がいつも
神社
(
じんじゃ
)
の
境内
(
けいない
)
につながれて
居
(
い
)
る
訳
(
わけ
)
ではなく、どこに
行
(
い
)
って
居
(
お
)
っても
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
至
(
いた
)
って
元気
(
げんき
)
な、
壮健
(
そうけん
)
な、
立派
(
りっぱ
)
な
白
(
しろ
)
い
頬鬚
(
ほおひげ
)
の、
快活
(
かいかつ
)
な
大声
(
おおごえ
)
の、しかも
気
(
き
)
の
善
(
よ
)
い、
感情
(
かんじょう
)
の
深
(
ふか
)
い
人間
(
にんげん
)
である。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
羽搏
(
はばた
)
く
元気
(
げんき
)
もしだいに
減
(
へ
)
つて、たゞ
疲
(
つか
)
れはてたからだは、はげしい
霧
(
きり
)
のながれに
乗
(
の
)
つて
漂
(
ただよ
)
つてゐた。そのとき、ラランの
悪
(
わる
)
はずつとペンペを
離
(
はな
)
れて、
上
(
うへ
)
の
方
(
ほう
)
を
飛
(
と
)
んでゐた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
雨水
(
あまみず
)
がはいらないようにしたり、
日
(
ひ
)
よけも
作
(
つく
)
り、
猫
(
ねこ
)
の
用心
(
ようじん
)
で、
金網
(
かなあみ
)
もあつた
方
(
ほう
)
がいいつてこと、
注意
(
ちゅうい
)
しておいてやつたんですが、どうしました、あの
金魚
(
きんぎょ
)
は、まだ
元気
(
げんき
)
ですか
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
見参
(
けんざん
)
、
見参
(
けんざん
)
などゝ
元気
(
げんき
)
づいて、
説明
(
せつめい
)
を
待
(
ま
)
つまでもない、
此
(
こ
)
の
山深
(
やまふか
)
く
岩魚
(
いはな
)
のほかは、
予
(
かね
)
て
聞
(
き
)
いた
姫鱒
(
ひめます
)
にておはすらむ、カバチエツポでがんせうの、と
横歩行
(
よこある
)
きして
見
(
み
)
に
立
(
た
)
つ
勢
(
いきほ
)
ひ。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昼
(
ひる
)
ちかくまでゆっくり
眠
(
ねむ
)
って
元気
(
げんき
)
をとりもどすと、
研究
(
けんきゅう
)
に使った
機械
(
きかい
)
や
道具
(
どうぐ
)
を二度ともとにできないように、めちゃめちゃにしておき、ここからでていくじゅんびに取りかかった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ほんとうにこのからすは、
若
(
わか
)
い
時分
(
じぶん
)
は、
元気
(
げんき
)
のいい
幸福者
(
こうふくしゃ
)
であったのです。けれど、いまは、からすは、もう
年
(
とし
)
をとってしまいました。
一本のかきの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
殿様
(
とのさま
)
はまた、
連
(
つ
)
れて
来
(
き
)
た二
匹
(
ひき
)
の
馬
(
うま
)
をごらんになりますと、
大
(
おお
)
きさから
毛色
(
けいろ
)
まで、
瓜
(
うり
)
二つといってもいいほどよく
似
(
に
)
た
馬
(
うま
)
で、
同
(
おな
)
じような
元気
(
げんき
)
ではねていました。
姨捨山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
……
園
(
その
)
さんに、おなごりのおことづけまで
申
(
まを
)
しました。
判然
(
はつきり
)
して、
元気
(
げんき
)
です。
医師
(
いし
)
も
驚
(
おどろ
)
いて
居
(
ゐ
)
ました。まるで
絶食
(
ぜつしよく
)
で
居
(
ゐ
)
て、よく、こんなにと、
両
(
りやう
)
三
日前
(
にちぜん
)
から、
然
(
さ
)
う
言
(
い
)
はれましてな。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
じめじめした、いやな
天気
(
てんき
)
がつづきました。
生活力
(
せいかつりょく
)
の
乏
(
とぼ
)
しい
金魚
(
きんぎょ
)
は、みんな
弱
(
よわ
)
って
死
(
し
)
んでしまったけれど、どじょうは
元気
(
げんき
)
でした。
どじょうと金魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、そのあとから、
蛙
(
かえる
)
がぴょんぴょん
元気
(
げんき
)
よくとんで
来
(
き
)
ました。
蛙
(
かえる
)
はずんずん
蛇
(
へび
)
を
追
(
お
)
いこして
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
一
(
ひ
)
イ
二
(
ふ
)
ウ
三
(
み
)
イ、はじめるぞ、はゝゝはゝ
駆競
(
かけつくら
)
のやうだの。
何
(
なに
)
も
前後
(
あとさき
)
に
構
(
かま
)
ひごとはねえだよ。お
前様
(
めえさま
)
串戯
(
じやうだん
)
ごとではあんめえが、
何
(
なん
)
でも
仕事
(
しごと
)
するには
元気
(
げんき
)
に
限
(
かぎ
)
るだで、
景気
(
けいき
)
をつけるだ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ほんとう? お
姉
(
ねえ
)
ちゃん、
僕
(
ぼく
)
にぴかぴかした、シャープ=ペンシルを
買
(
か
)
ってきてくれる?」と、
良
(
りょう
)
ちゃんは、
急
(
きゅう
)
に
元気
(
げんき
)
になりました。
小さな弟、良ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんはもうすましたもので、
一生懸命
(
いっしょうけんめい
)
、のびたり、ちぢんだり、
縦
(
たて
)
になり、
横
(
よこ
)
になり、
左
(
ひだり
)
へ行き、
右
(
みぎ
)
へ行き、くるりくるりと
木
(
き
)
ねずみのように、
元気
(
げんき
)
よくはね
回
(
まわ
)
りながら
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
現在
(
げんざい
)
、
其
(
そ
)
の
苦
(
くる
)
しみを
為
(
し
)
て
居
(
ゐ
)
るお
浦
(
うら
)
を
救
(
すく
)
はんために
製作
(
こしら
)
へたんです。
有
(
あり
)
つたけの
元気
(
げんき
)
も
出
(
だ
)
した、
力
(
ちから
)
も
尽
(
つく
)
した。
最
(
も
)
う
為
(
し
)
やうがない。しかし
此処
(
こゝ
)
で
貴老
(
あなた
)
に
逢
(
あ
)
つたのは
天
(
てん
)
の
引合
(
ひきあ
)
はせだらうと
思
(
おも
)
ふ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「そうだ、ぼくも、あらしなんかに
負
(
ま
)
けず、
元気
(
げんき
)
よくやるぞ!」と、
勇吉
(
ゆうきち
)
は、
自分
(
じぶん
)
と
思
(
おも
)
った
黒
(
くろ
)
いこいにむかって、
拍手
(
はくしゅ
)
をおくりました。
心は大空を泳ぐ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若者
(
わかもの
)
はそういって、みかんを三つとも
出
(
だ
)
してやりました。みんなは
大
(
たい
)
そうよろこんで、さっそくみかんをむいて、
病人
(
びょうにん
)
の女にその
汁
(
しる
)
を
吸
(
す
)
わせました。すると女はやっと
元気
(
げんき
)
がついて
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“元気”で始まる語句
元気溌剌