“小体”のいろいろな読み方と例文
旧字:小體
読み方割合
こてい95.5%
こがら4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木口のよい建物も、小体こていに落着きよく造られてあった。笹村はつがのつるつるした縁の板敷きへ出て、心持よさそうに庭を眺めなどしていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小児こどもは二人あるし、うちは大勢だし、小体こていに暮していて、別に女中っても居ないんですもの、おりから何から、みんな、お稲ちゃんがしたんだわ。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それにつづいては小体こがらな、元気げんきな、頤鬚あごひげとがった、かみくろいネグルじんのようにちぢれた、すこしも落着おちつかぬ老人ろうじん
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)