“頤鬚”の読み方と例文
読み方割合
あごひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは森の大入道の尨毛の頭に生えた髪の毛だ。その首の下部したには頤鬚あごひげが水に洗はれてをり、頤鬚あごひげの下も、頭髪かみのけの上も高い青空だ。
彼は自分の頤鬚あごひげよりも、むしろその堂々たる体格の方を自慢にしている。というのが、牝山羊も頤の下にちゃんと鬚を生やしているからである。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
つい最近退職したばかりの軍人のよくするように、口髭くちひげだけをたくわえて、頤鬚あごひげは今のところきれいにり落としている。