“頤養”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いやう50.0%
いよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「余幼年より絶えて知らざること、古楽、管絃、猿楽、俗謡、碁棋ごき、諸勝負、妓館、声色の遊、すべて其の趣を得ず。況や少年より好事多端かうずたたん暇なき故なり。勝負を好まざるは余頤養いやうの意あればなり。」
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
山野を馳駆ちくして快い汗をかくか、天潤いて雨静かな日は明窓浄几じょうき香炉詩巻、吟詠ぎんえい翰墨かんぼくの遊びをして性情を頤養いようするとかいう風に、心ゆくばかり自由安適な生活を楽んでいたことだったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)