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埋
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う
ふりがな文庫
“
埋
(
う
)” の例文
「
自分
(
じぶん
)
の
真心
(
まごころ
)
がいつか、
兄
(
にい
)
さんにわかるときがあろう。」と、
弟
(
おとうと
)
は、
一粒
(
ひとつぶ
)
のしいの
実
(
み
)
を
裏庭
(
うらにわ
)
に
埋
(
う
)
めて、どこへとなく
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
りました。
白すみれとしいの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さて取り捨つべきところもなければ、屋敷の
外
(
そと
)
に穴を掘りてこれを
埋
(
う
)
め、蛇塚を作る。その蛇は
簣
(
あじか
)
に
何荷
(
なんが
)
ともなくありたりといえり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
平衡
(
へいこう
)
を保つために、すわやと前に飛び出した
左足
(
さそく
)
が、
仕損
(
しそん
)
じの
埋
(
う
)
め
合
(
あわ
)
せをすると共に、余の腰は具合よく
方
(
ほう
)
三尺ほどな岩の上に
卸
(
お
)
りた。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
井戸新
(
いどしん
)
さんは、
人足
(
にんそく
)
がいくらいくら、
井戸囲
(
いどがこ
)
いの
土管
(
どかん
)
がいくらいくら、
土管
(
どかん
)
のつぎめを
埋
(
う
)
めるセメントがいくらと、こまかく
説明
(
せつめい
)
して
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
これは温泉から
沈澱
(
ちんでん
)
したのです。
石英
(
せきえい
)
です。岩のさけ目を白いものが
埋
(
う
)
めているでしょう。いい
標本
(
ひょうほん
)
です。〕みんなが
囲
(
かこ
)
む。水の中だ。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
この世に未練は沢山有るけれど、私は早く死んで、この
苦艱
(
くげん
)
を
埋
(
う
)
めて了つて、さうして早く元の
浄
(
きよ
)
い
躯
(
からだ
)
に生れ
替
(
かは
)
つて来たいのです。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
更
(
さら
)
に
氣
(
き
)
を
取直
(
とりなを
)
して、
暗黒々
(
あんこく/\
)
の
岩窟内
(
がんくつない
)
を
照
(
てら
)
し
見
(
み
)
ると、
奧壁
(
おくかべ
)
近
(
ちか
)
くに
當
(
あた
)
つて
有
(
あ
)
る、
有
(
あ
)
る、
人
(
ひと
)
の
骨
(
ほね
)
らしい
物
(
もの
)
が
泥土
(
でいど
)
に
埋
(
う
)
まりながら
横
(
よこた
)
はつて
見
(
み
)
える。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
何故
(
なぜ
)
お前の
弾
(
ひ
)
いた糸の
音
(
ね
)
が丁度
石瓦
(
いしかわら
)
の中に
埋
(
う
)
められていた花のように、意識の底に隠れている心の世界を掻き乱してくれたのか。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
おいら五、六人で宿営地へ急ぐ途中、
酷
(
ひど
)
く
吹雪
(
ふぶ
)
く日で眼も口もあかねへ雪ン中に
打倒
(
ぶったお
)
れの、半分
埋
(
う
)
まつて、ひきつけてゐた
婦人
(
おんな
)
があつたい。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
大きな松が枝を広げて居る下に、次郎さんの
祖母
(
ばば
)
さんや
伯母
(
おば
)
さんの墓がある。其の祖母さんの墓と向き合いに、次郎さんの棺は
埋
(
う
)
められた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
塀
(
へい
)
の面影はあるが塀の
堺
(
さかい
)
は雑草で
埋
(
う
)
まっています。その関の屋敷のなかへ、今こういいながら玄関をのぞいて裏へ廻ったひとりの男がある。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白蓮女史
失踪
(
しっそう
)
のニュースが、全面を
埋
(
う
)
めつくし、「
同棲
(
どうせい
)
十年の
良人
(
おっと
)
を捨てて、白蓮女史情人の
許
(
もと
)
へ走る。夫は五十二歳、女は二十七歳で結婚」
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そして、ちよつと
息
(
いき
)
を
入
(
い
)
れたやうな
樣子
(
やうす
)
をすると、
今度
(
こんど
)
はまた
頭
(
あたま
)
と
前脚
(
まへあし
)
を
盛
(
さかん
)
に
動
(
うご
)
かしながら
掘
(
ほ
)
り
返
(
かへ
)
した
土
(
つち
)
で
穴
(
あな
)
を
埋
(
う
)
め
出
(
だ
)
した。
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そのうち、注文したわながたくさん
到着
(
とうちゃく
)
した。
私
(
わたし
)
は大急ぎでそれを組み合わせ、夜になってから原の方々へ
埋
(
う
)
めておいた。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
天照らす大神が田を作つておられたその田の
畔
(
あぜ
)
を
毀
(
こわ
)
したり
溝
(
みぞ
)
を
埋
(
う
)
めたりし、また食事をなさる御殿に
屎
(
くそ
)
をし散らしました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
それでお艶さんを
埋
(
う
)
もらせるばかりか、はええはなしがお前さんまでその年をしてお屋敷奉公に肩を
凝
(
こ
)
らせる、なんてまあ馬鹿げた仕打ちだと
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と冒頭して鉛筆で乱雑に書きならべてある警察手帖をソッと開きながら、署長席の廻転椅子にお尻を
埋
(
う
)
めた丘署長はブツブツ独り言を云っていた。
人間灰
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのうちに、
※
(
あつ
)
い
灰
(
はひ
)
の
中
(
なか
)
に
埋
(
う
)
まつて
居
(
ゐ
)
た
柿
(
かき
)
の
穴
(
あな
)
からは、ぷう/\
澁
(
しぶ
)
を
吹出
(
ふきだ
)
しまして、
燒
(
や
)
けた
柿
(
かき
)
がそこへ
出來上
(
できあが
)
りました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そしてそのなきがらを
埋
(
う
)
めたお
墓
(
はか
)
を
将軍塚
(
しょうぐんづか
)
といって、千
何年
(
なんねん
)
という
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
京都
(
きょうと
)
の
鎮守
(
ちんじゅ
)
の
神様
(
かみさま
)
のように
崇
(
あが
)
められて、
何
(
なに
)
か
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
災
(
わざわ
)
いの
起
(
お
)
こる
時
(
とき
)
には
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
また、
皇子
(
おうじ
)
倭日子命
(
やまとひこのみこと
)
がおなくなりになったときに、人がきといって、お墓のまわりへ人を生きながら
埋
(
う
)
めてお
供
(
とも
)
をさせるならわしがはじまりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
出たとなると、和田は僕も忘れたように、女とばかりしゃべっているじゃないか? 女も先生先生といっている。
埋
(
う
)
まらない役まわりは僕一人さ。——
一夕話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こういうことがあってから一月ほどの日が
経
(
た
)
った。万山を飾って燃えていた
紅葉
(
もみじ
)
の錦は
凋落
(
ちょうらく
)
し笹の平は雪に
埋
(
う
)
ずもれた。冬
籠
(
ごも
)
りの季節が来たのである。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
箱の中ならば
籾
(
もみ
)
の中へ横に
埋
(
う
)
めておくのです。第二は決して
竪
(
たて
)
に置いてはいけません、必らず横にしておくのです。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
金魚鉢
(
きんぎょばち
)
は、ぐるりに、
白
(
しろ
)
い
砂
(
すな
)
をしきつめてある。
砂
(
すな
)
をはらいのけると、
埋
(
う
)
めたと
見
(
み
)
せた
鉢
(
はち
)
が、すぽりと
土
(
つち
)
から
抜
(
ぬ
)
きとれるようになつているのがわかつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
「それがはっきりと判りませんでしたが……。ひとりがなぜ寺へ
埋
(
う
)
めないのだと云っていたようでございました」
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「なあに、
踏
(
ふ
)
ん
固
(
がた
)
める
處
(
ところ
)
へ
活
(
い
)
けてせえ
置
(
お
)
けば
大丈夫
(
でえぢやうぶ
)
なものさ、
俺
(
お
)
ら
家
(
ぢ
)
や
田植
(
たうゑ
)
迄
(
まで
)
は
有
(
あ
)
るやうに
庭
(
には
)
へ
埋
(
う
)
めて
置
(
お
)
くのよ」
亭主
(
ていしゆ
)
は
自分
(
じぶん
)
も
椀
(
わん
)
の
牛蒡
(
ごぼう
)
を
挾
(
はさ
)
んでいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
西の方で出来たイカサマ物を東の方の田舎へ
埋
(
う
)
めて置いて、掘出し党に好い掘出しをしたつもりで悦ばせて、そして
釣鉤
(
つりばり
)
へ
引掛
(
ひっか
)
けるなどという者も出て来る。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
青葉が中に
埋
(
う
)
もれ玉へる御境涯を想ひやりては、小生も何となう
青嵐
(
あをあらし
)
に胸吹き払はるゝ心地いたし候。云々
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「冬のいみじく寒きに、思ふ人と
埋
(
う
)
づもり臥して聞くに、ただ物の底なるやうに聞ゆる」鐘の音(たとしへなきもの)も、同じように離れた立場から取り扱った。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
砂
(
すな
)
に
喰止
(
くひと
)
まる
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
ぬ
齒輪車
(
はぐるま
)
は、
一尺
(
いつしやく
)
進
(
すゝ
)
んではズル/″\、二三
尺
(
じやく
)
掻上
(
かきあが
)
つてはズル/″\。
其内
(
そのうち
)
に
車輪
(
しやりん
)
も
次第
(
しだい
)
々々に
砂
(
すな
)
に
埋
(
う
)
もれて、
最早
(
もはや
)
一寸
(
いつすん
)
も
動
(
うご
)
かなくなつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
どちらへ行っても知らぬ他人ばかりで、助けてくれるような人は一人もありません。雪に
埋
(
う
)
もれた町の中で、子供たちは、働こうにも、何一つ仕事がないのでした。
神様の布団
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
あんたは、あの岩の上の固い雪の中に
埋
(
う
)
めてもらいたいの? それならわたしは、そこをあんたのカヤックとあんたの矢で
飾
(
かざ
)
ってあげるよ。アンゲコックがその上を
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
去年ながらの落葉を
埋
(
う
)
めこんで、
足障
(
あしざわ
)
りが柔かく、陰森なる喬木林から隠顕する富士は赤ッちゃけた焼土で、
釈迦
(
しゃか
)
の
割石
(
わりいし
)
と富士山中の第二高点、見ようによっては
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
冗談
(
じょうだん
)
じゃございませんよ、犬に嫌われたからって、人徳がどうのこうのと言われちゃあ
埋
(
う
)
まらねえ、がんちゃん儀は犬には嫌われますが、
年増
(
としま
)
や
新造
(
しんぞ
)
には、ぜっぴ
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
灰屋紹益
(
はひやぜうえき
)
は自分が
生命
(
いのち
)
までもと思ひを掛けた吉野太夫が死ぬると、その
骨
(
こつ
)
を墓のなかに
埋
(
う
)
めるのは勿体ないからと言つて、酒に混ぜてすつかり飲み尽してしまつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
夫
(
をつと
)
は
簑笠
(
みのかさ
)
を吹とられ、
妻
(
つま
)
は
帽子
(
ばうし
)
を
吹
(
ふき
)
ちぎられ、
髪
(
かみ
)
も吹みだされ、
咄嗟
(
あはや
)
といふ
間
(
ま
)
に
眼口
(
めくち
)
襟袖
(
えりそで
)
はさら也、
裾
(
すそ
)
へも雪を吹いれ、
全身
(
ぜんしん
)
凍
(
こゞえ
)
呼吸
(
こきう
)
迫
(
せま
)
り
半身
(
はんしん
)
は
已
(
すで
)
に雪に
埋
(
う
)
められしが
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「寛一君に当っても仕方がないよ。可哀そうに、
晩
(
おそ
)
くまで引っ張られた上に叱られちゃ
埋
(
う
)
まらない」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「勝ちさびに
天照大御神
(
あまてらすおおみかみ
)
の
営田
(
みつくだ
)
の
畔
(
あ
)
離
(
はな
)
ち
溝
(
みぞ
)
埋
(
う
)
め、また
大嘗
(
おおにえ
)
きこしめす殿に
屎
(
くそ
)
まり散らしき」
神話と地球物理学
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
誰が
砥
(
と
)
にかけて
磨
(
みが
)
きいだしけん、老女が
化粧
(
けはひ
)
のたとへは凄し、天下一面くもりなき影の、照らすらん
大廈
(
たいか
)
も高楼も、
破屋
(
わらや
)
の板間の犬の
臥床
(
ふしど
)
も、さては
埋
(
う
)
もれ
水
(
みづ
)
人に捨てられて
琴の音
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
爪
(
つめ
)
を
煮
(
に
)
たり、
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
の
中
(
なか
)
へ
顔
(
かお
)
を
埋
(
う
)
めたり、
気狂
(
きちがい
)
じみた
真似
(
まね
)
をしちゃァ、いい
気持
(
きもち
)
になってるようだが、
虫
(
むし
)
のせえだとすると、ちと
念
(
ねん
)
がいり
過
(
す
)
ぎるしの。どうも
料簡方
(
りょうけんがた
)
がわからねえ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
牧塲に於て、
卿
(
けい
)
が死するの時に、一同に牧塲に於て
埋
(
う
)
めるの際に、同時に執行すべし。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
一たん荒廃した頭脳のなかにも、いつの代にかこぼれた
種子
(
たね
)
が
埋
(
う
)
もれていて、それが時に触れて、けちな芽を出し貧しい花を咲かす。そういうこともあって好さそうに思うからだ。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
そして、その事を婆やに告げて、危いから
埋
(
う
)
めることにしようと云い出したのである。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
埋
(
う
)
められし者の
思出
(
おもひで
)
にとて、その上なる
平地
(
ひらち
)
の墓に、ありし昔の姿
刻
(
きざ
)
まれ 一六—一八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
それで手の平には垢がない。まあ垢と
麦焦
(
むぎこが
)
しとを一緒に捏て喰うといううまい御馳走なんです。そういう御馳走をです、黒赤くなった
歯糞
(
はくそ
)
の
埋
(
う
)
もれて居る臭い口を
開
(
あ
)
いて喰うのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
その間壮士らの宿料をば、無理算段して
埋
(
う
)
め合せ、
辛
(
かろ
)
うじて無銭宿泊の難を
免
(
まぬが
)
れたれども、さて今後幾日を
経
(
へ
)
ば調金の見込み立つべきや否や、
将
(
は
)
た
如何
(
いか
)
にしてその間を切り抜くべきや。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
その「男たらし」である彼女が、わたしの
偶像
(
ぐうぞう
)
であり、わたしの神とあがめる存在なのだ! その
悪罵
(
あくば
)
が、わたしの胸を焼き
焦
(
こ
)
がした。わたしはそれから
逃
(
のが
)
れようと、枕に顔を
埋
(
う
)
めた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
若
(
も
)
し
生
(
い
)
きてゐるやうなら……
時
(
とき
)
も
時
(
とき
)
、
處
(
ところ
)
も
處
(
ところ
)
、
墓
(
はか
)
も
墓
(
はか
)
、
年
(
とし
)
を
經
(
へ
)
た
埋葬所
(
はふむりどころ
)
、
何
(
なん
)
百
年
(
ねん
)
の
其間
(
そのあひだ
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
骨
(
ほね
)
が
填充
(
つま
)
ってあり、まだ
此間
(
このあひだ
)
埋
(
う
)
めたばかりの
彼
(
あ
)
のチッバルトも
血
(
ち
)
まぶれの
墓衣
(
はかぎ
)
のまゝで
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
中央に広く
陣取
(
じんど
)
って
並
(
なら
)
んでいる
管状
(
かんじょう
)
小花は、その
平坦
(
へいたん
)
な
花托面
(
かたくめん
)
を
覆
(
おお
)
い
埋
(
う
)
め、下に
下位子房
(
かいしぼう
)
を
具
(
そな
)
え、
花冠
(
かかん
)
は管状をなして、その口五
裂
(
れつ
)
し、そして管状内には
集葯
(
しゅうやく
)
的に連合した五
雄蕊
(
ゆうずい
)
があり
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
くっついてる土は、足ではらって、あとの穴を
埋
(
う
)
めとく。草は家畜にやるんだ。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
埋
常用漢字
中学
部首:⼟
10画
“埋”を含む語句
埋葬
生埋
埋合
溝埋
埋火
降埋
埋木
埋没
埋立
穴埋
埋蔵
埋葬地
埋尽
埋伏
埋立地
埋兵
埋草
埋地
仮埋葬
埋堀
...