“料簡方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうけんかた50.0%
りょうけんがた30.0%
れうけんかた10.0%
れうけんがた10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世の中にゃ河野さん、こんな猿を養って、育ててくれる人も有るのに、お前さん方は、まあ何という、べらぼうな料簡方りょうけんかただい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれどもこの眼はつぶれてもさほど苦しいとは存じません。ただ両方の眼が満足に開いている癖に、ひと料簡方りょうけんがたが解らないのが一番苦しゅうございます
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
盛衰記に書いてある通りならば、秀郷は随分しからぬ料簡方れうけんかたの男で、興世王の事をさずして終つたが、興世王の心をいだいてゐた人だと思はれる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いか御恩ごおんかうむりましたに、いざおいへが、ところには、ろく暑寒見舞しよかんみまひにも御伺おうかゞひいたしません。手前てまへ不都合ふつがふ料簡方れうけんがたと、おいへばちで、體裁ていさいでございます、へい。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)