“何荷”の読み方と例文
読み方割合
なんが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて取り捨つべきところもなければ、屋敷のそとに穴を掘りてこれをめ、蛇塚を作る。その蛇はあじか何荷なんがともなくありたりといえり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
さて取り捨つべき所もなければ、屋敷の外に穴を掘りてこれを埋め、蛇塚を作る。その蛇はあじか何荷なんがともなくありたりといへり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
その頃より男は家産再び傾き、また昔の主人に奉公して年を経たり。家の主人は何と思ひしにや、その淵に何荷なんがともなく熱湯を注ぎ入れなどしたりしが、何の効もなかりしとのことなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)