“埋草”の読み方と例文
読み方割合
うめくさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其許そこもとらが生きているうちに成功しなんだら、可惜あったらほり埋草うめくさじゃ。仮に間に合っても、ずるいのは、お先棒には飛び出さんものだ。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
話の種にも成らぬ様なつまらぬ埋草うめくさは掲載せぬので、時によると「前号発兌以来、一つも注目するに足る事件無し」とのみ記して、他は皆余白のままに存している新聞が
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
呉れろなら上げまいものでもないから、それだけの入費にゅうひをお出しなさいな、私も十九まで育てた埋草うめくさをしなけりゃなりませんよ、金が出来ねえなら直ぐお返しなすって下さい
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)