“仮埋葬”の読み方と例文
読み方割合
かりまいそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……しかしそのうちに乳飲児ちのみごの品夫が、お磯婆さんと一緒に此家ここに引き取られて来るし、仮埋葬かりまいそうになっていた実松源次郎氏の遺骸も、正式に葬儀が行われるしで
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「いや、策だ。——今暁、曹操遂に死せりと、を発するがよい。伝え聞くや、呂布はこの時とばかり、城を出て攻め寄せて来るにちがいない。仮埋葬かりまいそうを営むとれてわが仮のひつぎを、馬陵山ばりょうざんへ葬れ」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いいや、暑い時節だから、昨日きのうの朝、ひとまず仮埋葬かりまいそうに付した」
自殺か他殺か (新字新仮名) / 小酒井不木(著)