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大変
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たいへん
ふりがな文庫
“
大変
(
たいへん
)” の例文
旧字:
大變
ラプンツェルは、まだ一
度
(
ど
)
も、
男
(
おとこ
)
というものを
見
(
み
)
たことがなかったので、
今
(
いま
)
王子
(
おうじ
)
が
入
(
はい
)
って
来
(
き
)
たのを
見
(
み
)
ると、
初
(
はじ
)
めは
大変
(
たいへん
)
に
驚
(
おどろ
)
きました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
神
(
かみ
)
に
祀
(
まつ
)
られたといえば、ちょっと
大変
(
たいへん
)
なことのように
思
(
おも
)
われましょうが、
内容
(
なかみ
)
は
決
(
けっ
)
してそれほどのことではないのでございまして……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
何
(
ど
)
うしたい。源「ハツ/\。金「おゝ/\お湯も
何
(
なに
)
も
飜
(
こぼ
)
れて
大変
(
たいへん
)
だ。源「ド
何卒
(
どうぞ
)
お湯をもう一杯下さい。金「サお
喫
(
あが
)
り。源「へい
有難
(
ありがた
)
う。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「スポーツマンシップに
欠
(
か
)
けるようですが、お考えどおり、ガラスの
破片
(
はへん
)
をよういさせましょう。目に見えない
怪物
(
かいぶつ
)
に、あばれられては
大変
(
たいへん
)
ですからな」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
それからもし
其
(
そ
)
のお
雑巾
(
ざうきん
)
次手
(
ついで
)
にづツぷりお
絞
(
しぼ
)
んなすつて
下
(
くだ
)
さると
助
(
たすか
)
ります、
途中
(
とちう
)
で
大変
(
たいへん
)
な
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
ひましたので
体
(
からだ
)
を
打棄
(
うつちや
)
りたいほど
気味
(
きみ
)
が
悪
(
わる
)
うございますので
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
千代
(
ちい
)
ちやんひどく
不快
(
わるく
)
でもなつたのかい
福
(
ふく
)
や
薬
(
くすり
)
を
飲
(
の
)
まして
呉
(
く
)
れないか
何
(
ど
)
うした
大変
(
たいへん
)
顔色
(
かほいろ
)
がわろくなつて
来
(
き
)
たおばさん
鳥渡
(
ちよつと
)
と
良之助
(
りやうのすけ
)
が
声
(
こゑ
)
に
驚
(
おど
)
かされて
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
祈念
(
きねん
)
を
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
誰某
(
たれそれ
)
の
輩
(
はい
)
が、
行詰
(
ゆきづま
)
つた
果
(
は
)
てに、
箔
(
はく
)
をつけに
行
(
ゆ
)
くのと、
同
(
おな
)
じだと
思
(
おも
)
はれると、
大変
(
たいへん
)
な
間違
(
まちが
)
ひなんだ。」
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
これは
有名
(
ゆうめい
)
な
貝
(
かい
)
の火という
宝物
(
たからもの
)
だ。これは
大変
(
たいへん
)
な玉だぞ。これをこのまま一生
満足
(
まんぞく
)
に
持
(
も
)
っている
事
(
こと
)
のできたものは今までに鳥に二人魚に一人あっただけだという話だ。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
雌の河童はなにかの拍子にふとこの雄の河童を見ると「
大変
(
たいへん
)
です! 助けてください! あの河童はわたしを殺そうとするのです!」と
金切
(
かなき
)
り声を出して叫びました。
河童
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「おッ。お
師
(
し
)
さま! た、
大変
(
たいへん
)
なことになりました。あアおそろしい、……
一大事
(
いちだいじ
)
でござります」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
老僕
(
ろうぼく
)
額
(
ひたい
)
を
蹙
(
しか
)
め、
有
(
あ
)
り有り、
大変
(
たいへん
)
が有りたりという。先生手を
挙
(
あ
)
げて、そは
姑
(
しば
)
らく
説
(
と
)
くを
休
(
や
)
めよ、我まずこれを言わん、
浮浪
(
ふろう
)
の
壮士
(
そうし
)
が
御老中
(
ごろうじゅう
)
にても
暗殺
(
あんさつ
)
せしにはあらざる
歟
(
か
)
と。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
「おせんさん、
大変
(
たいへん
)
なことができましたぜ。
浜村屋
(
はまむらや
)
の
太夫
(
たゆう
)
が、
急病
(
きゅうびょう
)
だってこった」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そこで、大きい人や
強
(
つよ
)
い人には
大変
(
たいへん
)
な
災難
(
さいなん
)
が降りかかって
来
(
く
)
るということを、
無邪気
(
むじゃき
)
な頭の中でいろいろと
考
(
かんが
)
えてみます。ゲートルをはかされた四人の
方
(
ほう
)
は、しおしおとひっかえします。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
それであたりはミルクだらけという
始末
(
しまつ
)
。おかみさんが
思
(
おも
)
わず
手
(
て
)
を
叩
(
たた
)
くと、それはなおびっくりして、
今度
(
こんど
)
はバタの
桶
(
おけ
)
やら
粉桶
(
こなおけ
)
やらに
脚
(
あし
)
を
突
(
つ
)
っ
込
(
こ
)
んで、また
匐
(
は
)
い
出
(
だ
)
しました。さあ
大変
(
たいへん
)
な
騒
(
さわ
)
ぎです。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
もしこんなことを
女主人
(
おんなあるじ
)
にでも
嗅付
(
かぎつ
)
けられたら、
何
(
なに
)
か
良心
(
りょうしん
)
に
咎
(
とが
)
められることがあると
思
(
おも
)
われよう、そんな
疑
(
うたがい
)
でも
起
(
おこ
)
されたら
大変
(
たいへん
)
と、
彼
(
かれ
)
はそう
思
(
おも
)
って
無理
(
むり
)
に
毎晩
(
まいばん
)
眠
(
ね
)
た
振
(
ふり
)
をして、
大鼾
(
おおいびき
)
をさえ
発
(
か
)
いている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「やっ、
大変
(
たいへん
)
だ、人の
外套
(
がいとう
)
へ手を突っこんじゃったあ!」
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
大変
(
たいへん
)
ですわねえ、あれ、あんなに
水
(
みづ
)
が
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
彼
(
あ
)
の
坊主
(
ばうず
)
は
妙
(
めう
)
な事を
云
(
い
)
ふて、人の見て
居
(
ゐ
)
る
前
(
まい
)
では物が
喰
(
く
)
はれないなんて、
全体
(
ぜんたい
)
アノ
坊主
(
ばうず
)
は
大変
(
たいへん
)
に
吝
(
けち
)
で
金
(
かね
)
を
溜
(
ため
)
る
奴
(
やつ
)
だと
云
(
い
)
ふ事を聞いて
居
(
ゐ
)
るが
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母
(
はは
)
はその
頃
(
ころ
)
モー七十
位
(
ぐらい
)
、
私
(
わたくし
)
が
最後
(
さいご
)
にお
目
(
め
)
にかかった
時
(
とき
)
とは
大変
(
たいへん
)
な
相違
(
そうい
)
で、
見
(
み
)
る
影
(
かげ
)
もなく、
老
(
お
)
いさらぼいて
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
いや、
昨日
(
きのふ
)
も、はら/\したつけが、まだ
濡
(
ぬ
)
れて
居
(
ゐ
)
たから、
輪
(
わ
)
をくつて、お
前
(
まへ
)
さんが
挽
(
ひ
)
きにくいまでも、まだ
可
(
よ
)
かつた。
泥濘
(
ぬかるみ
)
が
薬研
(
やげん
)
のやうに
乾
(
かは
)
いたんぢやあ、
大変
(
たいへん
)
だ。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そこで
王子
(
おうじ
)
は、ラプンツェルを
連
(
つ
)
れて、
国
(
くに
)
へ
帰
(
かえ
)
りましたが、
国
(
くに
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、
大変
(
たいへん
)
な
歓喜
(
よろこび
)
で、この
二人
(
ふたり
)
を
迎
(
むか
)
えました。その
後
(
ご
)
二人
(
ふたり
)
は、
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
、
睦
(
むつま
)
じく、
幸福
(
こうふく
)
に、
暮
(
くら
)
しました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さあ
大変
(
たいへん
)
と思ってタネリが
急
(
いそ
)
いで
眼
(
め
)
をはなしましたがもうそのときはいけませんでした。そらがすっかり
赤味
(
あかみ
)
を
帯
(
お
)
びた
鉛
(
なまり
)
いろに
変
(
かわ
)
ってい海の水はまるで
鏡
(
かがみ
)
のように
気味
(
きみ
)
わるくしずまりました。
サガレンと八月
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
反対
(
はんたい
)
に、
聖書
(
せいしょ
)
のお話は
大変
(
たいへん
)
よく知っています。ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
の
生徒
(
せいと
)
のうちでも、
地上
(
ちじょう
)
の
楽園
(
らくえん
)
とノアの
方舟
(
はこぶね
)
の
事
(
こと
)
をローズ・ブノワさんのように
上手
(
じょうず
)
にお話しできる
生徒
(
せいと
)
は一人もいません。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
「ちよつとホテルへ
寄
(
よ
)
つたものだから。ホテルは
今夜
(
こんや
)
も
大変
(
たいへん
)
な
騒
(
さわ
)
ぎさ。」
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
大変
(
たいへん
)
だ! とうとう僕は抱きつかれてしまった!」
河童
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
おやおや
大変
(
たいへん
)
、
風邪
(
かぜ
)
ひいた
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夫
(
それ
)
は
大変
(
たいへん
)
だ、
併
(
しか
)
し
君
(
きみ
)
はまだ一
命
(
めい
)
があるのが
幸福
(
しあはせ
)
だ、
大原伊丹君抔
(
おほはらいたみくんなど
)
は
可愛想
(
かあいそう
)
にモルヒネを
沢山
(
たくさん
)
飲
(
の
)
ませられたもんぢやから、
到頭
(
たうとう
)
死んで
了
(
しま
)
つた。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『そんなことはいつでも
宜
(
よろ
)
しうございます。
修行
(
しゅぎょう
)
の
後戻
(
あともど
)
りがすると
大変
(
たいへん
)
でございますから……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
去年
(
きよねん
)
も
御坊様
(
おばうさま
)
、
親子連
(
おやこづれ
)
の
順礼
(
じゆんれい
)
が
間違
(
まちが
)
へて
入
(
はい
)
つたといふで、はれ
大変
(
たいへん
)
な、
乞食
(
こじき
)
を
見
(
み
)
たやうな
者
(
もの
)
ぢやといふて、
人命
(
じんめい
)
に
代
(
かは
)
りはねえ、
追
(
おツ
)
かけて
助
(
たす
)
けべいと、
巡査様
(
おまはりさま
)
が三
人
(
にん
)
、
村
(
むら
)
の
者
(
もの
)
が
十二人
(
じふにゝん
)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夫
(
おっと
)
は
女
(
おんな
)
を
杜松
(
としょう
)
の
根元
(
ねもと
)
へ
埋
(
う
)
めました。そしてその
時
(
とき
)
には、
大変
(
たいへん
)
に
泣
(
な
)
きましたが、
時
(
とき
)
が
経
(
た
)
つと、
悲
(
かなし
)
みもだんだん
薄
(
うす
)
くなりました。それから
暫
(
しばら
)
くすると、
男
(
おとこ
)
はすっかり
諦
(
あきら
)
めて、
泣
(
な
)
くのをやめました。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
おい、
大変
(
たいへん
)
だ。おい。おまえたちはこどもだけれども、こういうときには
立派
(
りっぱ
)
にみんなのお
役
(
やく
)
にたつだろうなあ。いいか。おまえはね、この森をはいって行ってアルキル
中佐
(
ちゅうさ
)
どのにお目にかかる。
ありときのこ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そりやもう
大変
(
たいへん
)
な
騒
(
さわぎ
)
よ
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
此様
(
こん
)
なものを
負
(
まけ
)
られた
者
(
もの
)
こそ
因果
(
いんぐわ
)
で、
之
(
これ
)
を
服
(
のみ
)
まして
御前
(
ごぜん
)
を
下
(
さが
)
ると、サア
何
(
ど
)
うも
大変
(
たいへん
)
、
当人
(
たうにん
)
は
酷
(
ひど
)
い苦しみやう、
其翌日
(
そのよくじつ
)
ヘロ/\になつて出て
来
(
き
)
ました。登
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでは
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
で、
大変
(
たいへん
)
でございますこと。
旅
(
たび
)
をする
人
(
ひと
)
が、
飛騨
(
ひだ
)
の
山
(
やま
)
では
蛭
(
ひる
)
が
降
(
ふ
)
るといふのは
彼処
(
あすこ
)
でござんす。
貴僧
(
あなた
)
は
抜道
(
ぬけみち
)
を
御存
(
ごぞん
)
じないから
正面
(
まとも
)
に
蛭
(
ひる
)
の
巣
(
す
)
をお
通
(
とほ
)
りなさいましたのでございますよ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「おれは
胸
(
むね
)
が
軽
(
かる
)
くなったようで、
大変
(
たいへん
)
好
(
い
)
い
気持
(
きもち
)
だ!」
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
へえー
成程
(
なるほど
)
、
此処
(
こゝ
)
に
弾丸
(
てつぱうだま
)
の穴か
何
(
なに
)
かありますね。真「
左様
(
さやう
)
さ、
鉄砲傷
(
てつぱうきず
)
のやうだね。甚「
何
(
ど
)
うも
大変
(
たいへん
)
に毛が
長
(
なが
)
うがすな。真「うむ、
牛熊
(
うしぐま
)
の毛はチヤリ/\して長いて。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
大変
(
たいへん
)
な
事
(
こと
)
をしたぞ。」
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
エヽ
麻布
(
あざぶ
)
の
三軒家
(
さんげんや
)
なんで。「
何
(
ど
)
うも
大変
(
たいへん
)
に遠いね、まア
宜
(
よ
)
い、ぢやア
其積
(
そのつもり
)
で。金「へい
畏
(
かしこま
)
りました。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ヤお
芽出
(
めで
)
たう
存
(
ぞん
)
じます、
相変
(
あひかは
)
らず、
君
(
きみ
)
は
何所
(
どこ
)
へ。甲「
僕
(
ぼく
)
は七
福神
(
ふくじん
)
詣
(
まゐり
)
に
行
(
ゆ
)
くんだ。乙「
旧弊
(
きゆうへい
)
な事を言つてるね、七
福神
(
ふくじん
)
詣
(
まゐり
)
といへば
谷中
(
やなか
)
へ
行
(
ゆ
)
くんだらうが
霜
(
しも
)
どけで
大変
(
たいへん
)
な
路
(
みち
)
だぜ。 ...
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夫
(
それ
)
にまだ
世間
(
せけん
)
には
売物
(
ばいぶつ
)
にないと
云
(
い
)
ふ
結構
(
けつこう
)
なお
下物
(
さかな
)
でせう
何
(
なん
)
だか名も知らない
美味物許
(
うまいものばかり
)
なんで
吾知
(
われし
)
らず
大変
(
たいへん
)
に
酔
(
よ
)
つちまひました、
夫
(
それ
)
ゆゑ
何方様
(
どちらさま
)
へも
番附
(
ばんづけ
)
を
配
(
くば
)
らずに
帰
(
かへ
)
つたので
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
前
(
まへ
)
に
去年
(
きよねん
)
私
(
わたし
)
が
寸白
(
すばこ
)
で
引
(
ひ
)
いてゐる
時分
(
じぶん
)
、
宅
(
うち
)
へ
療治
(
れうぢ
)
に
来
(
き
)
たに、
梅喜
(
ばいき
)
さんの
療治
(
れうぢ
)
は
下手
(
へた
)
だが、
何処
(
どこ
)
か
親切
(
しんせつ
)
で
彼様
(
あん
)
な
実
(
じつ
)
の
有
(
あ
)
る人はないツて、
宅
(
うち
)
の
小梅
(
こうめ
)
が
大変
(
たいへん
)
お
前
(
まへ
)
に
岡惚
(
をかぼ
)
れをしてゐたよ
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
餅
(
もち
)
が
閊
(
つか
)
へたか……さア
大変
(
たいへん
)
だ……泣きながら
喫
(
たべ
)
るから
閊
(
つか
)
へるのだ困つたものだ……お待ちなさい……
此子
(
このこ
)
が心配する……
私
(
わし
)
が
脊
(
せなか
)
を
叩
(
たゝ
)
いて
上
(
あ
)
げる……
宜
(
よ
)
いかい……
失礼
(
しつれい
)
だが
叩
(
たゝ
)
きますよ。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
怪我
(
けが
)
でもさせると
大変
(
たいへん
)
だと思つて今から心配でございます、モウ
明日
(
みやうにち
)
になりました……
夫
(
それ
)
に
私
(
わたし
)
の名が
貴方
(
あなた
)
、どうも
蓮華班
(
れんげまだら
)
といふのでげすからな、おまけに
夢
(
ゆめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
を
渡
(
わた
)
るといふので
替牛
(
かへうし
)
がお
前
(
まへ
)
さん
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“大変”の解説
大変
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
変
常用漢字
小4
部首:⼡
9画
“大変”で始まる語句
大変事
大変者
大変屡々
大変美しい