“中佐”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの眼には、もう荒田老あらたろうや平木中佐ちゅうさの顔がちらつき、二人と東京の異変とが無関係なものとは考えられなかったのである。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
元洋もまた杉田門から出た人で、後けんと称して、明治十八年二月十四日に中佐ちゅうさ相当陸軍一等軍医せいを以て広島に終った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
兵隊へいたいさん。かまわないそうだよ。あれはきのこというものだって。なんでもないって。アルキル中佐ちゅうさはうんとわらったよ。それからぼくをほめたよ」
ありときのこ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)