トップ
>
替
>
かは
ふりがな文庫
“
替
(
かは
)” の例文
入
(
い
)
れ
替
(
かは
)
つて
帰
(
かへ
)
つて
来
(
き
)
たのは
熊
(
くま
)
の
膏薬
(
かうやく
)
の
伝次郎
(
でんじらう
)
、やち
草
(
ぐさ
)
で
編
(
あ
)
んだ
笠
(
かさ
)
を
冠
(
かむ
)
り
狸
(
たぬき
)
の
毛皮
(
けがは
)
の
袖
(
そで
)
なしを
被
(
き
)
て、
糧切
(
まぎり
)
は
藤
(
ふぢ
)
づるで
鞘
(
さや
)
が
出来
(
でき
)
てゐる。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この世に未練は沢山有るけれど、私は早く死んで、この
苦艱
(
くげん
)
を
埋
(
う
)
めて了つて、さうして早く元の
浄
(
きよ
)
い
躯
(
からだ
)
に生れ
替
(
かは
)
つて来たいのです。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
享保
(
きやうほ
)
の
初
(
はじめ
)
の
頃
(
ころ
)
將軍吉宗公
町奉行
(
まちぶぎやう
)
大岡越前守と
御評議
(
ごひやうぎ
)
あつて或は
農工商
(
のうこうしやう
)
罪
(
つみ
)
なるものに仰付けられ
追放
(
つゐはう
)
遠島
(
ゑんたう
)
の
替
(
かは
)
りに金銀を以て
罪
(
つみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
そ
)
の
替
(
かは
)
り、
今
(
いま
)
ね、
寢
(
ね
)
ながら
本
(
ほん
)
を
讀
(
よ
)
んで
居
(
ゐ
)
て、
面白
(
おもしろ
)
い
事
(
こと
)
があつたから、お
話
(
はなし
)
をして
上
(
あ
)
げようと
思
(
おも
)
つて、
故々
(
わざ/\
)
遊
(
あそ
)
びに
來
(
き
)
たんぢやないか。
途中
(
とちう
)
が
寒
(
さむ
)
かつたよ。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其後
(
そのご
)
は
物
(
もの
)
ごとに
念
(
ねん
)
を
入
(
い
)
れて、
遂
(
つ
)
ひに
麁想
(
そそう
)
をせぬやうに
成
(
な
)
りぬ、
世間
(
せけん
)
に
下女
(
げぢよ
)
つかふ
人
(
ひと
)
も
多
(
おほ
)
けれど、
山村
(
やまむら
)
ほど
下女
(
げぢよ
)
の
替
(
かは
)
る
家
(
いゑ
)
は
有
(
あ
)
るまじ、
月
(
つき
)
に
二人
(
ふたり
)
は
平常
(
つね
)
の
事
(
こと
)
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
其
(
その
)
元日も此雪国の元日も
同
(
おなじ
)
元日なれども、
大都会
(
たいとくわい
)
の
繁花
(
はんくわ
)
と
辺鄙
(
へんひ
)
の雪中と
光景
(
ありさま
)
の
替
(
かは
)
りたる事
雲泥
(
うんでい
)
のちがひなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
代助は
黙
(
だま
)
つて
嫂
(
あによめ
)
と入れ
替
(
かは
)
つた。
譜
(
ふ
)
を見ながら、両方の
指
(
ゆび
)
をしばらく奇麗に
働
(
はたら
)
かした
後
(
あと
)
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
芸者は始は
常談
(
じやうだん
)
にしてゐた。けれども僕の座に坐るが早いか、「あら、ほんたうに見えるわ」と言つた。菊池や久米も
替
(
かは
)
る
替
(
がは
)
る僕の座に来て坐つて見ては、「うん、見えるね」などと言ひ合つていた。
凶
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
世の中はたゞ何事も水にして渡れば
替
(
かは
)
る言の葉もなし
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
養生
(
やうじやう
)
の
仕方
(
しかた
)
は
人
(
ひと
)
に
依
(
よる
)
なれど
心
(
こゝろ
)
とむるは
誰
(
たれ
)
も
替
(
かは
)
らず
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
余
(
よ
)
は
正
(
まさ
)
しく
生
(
うま
)
れ
替
(
かは
)
つた
心地
(
こゝち
)
である。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
徊歴
(
くわいれき
)
し
肥後國
(
ひごのくに
)
熊本の
城下
(
じやうか
)
に到りぬ
爰
(
こゝ
)
は名に
負
(
おふ
)
五十四萬石なる
細川家
(
ほそかはけ
)
の城下なれば他所とは
替
(
かは
)
り
繁昌
(
はんじやう
)
の地なり寶澤は既に
路用
(
ろよう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
その
)
元日も此雪国の元日も
同
(
おなじ
)
元日なれども、
大都会
(
たいとくわい
)
の
繁花
(
はんくわ
)
と
辺鄙
(
へんひ
)
の雪中と
光景
(
ありさま
)
の
替
(
かは
)
りたる事
雲泥
(
うんでい
)
のちがひなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
學士
(
がくし
)
眉
(
まゆ
)
を
皺
(
しは
)
めて
夫
(
そ
)
れは
困
(
こま
)
つたもの、
全体
(
ぜんたい
)
が
健康
(
じようぶ
)
といふ
質
(
たち
)
でなければ
時候
(
じこう
)
の
替
(
かは
)
り
目
(
め
)
などは
殊
(
こと
)
さら
注意
(
ちうい
)
せねば
惡
(
わ
)
るし、お
民
(
たみ
)
どの
不養生
(
ふやうじよう
)
をさせ給ふな、さてと
我
(
わ
)
れも
急
(
きう
)
に
白羽
(
しらは
)
の
矢
(
や
)
が
立
(
た
)
ちて
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
が、
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
の
覺
(
おぼ
)
えがあるから、あたりを
拂
(
はら
)
つて
悠然
(
いうぜん
)
として
教
(
をし
)
へた。——
今
(
いま
)
はもう
代
(
だい
)
は
替
(
かは
)
つた——
亭主
(
ていしゆ
)
は
感心
(
かんしん
)
もしないかはりに、
病身
(
びやうしん
)
らしい、お
粥
(
かゆ
)
を
食
(
た
)
べたさうな
顏
(
かほ
)
をして
居
(
ゐ
)
た。
女房
(
にようばう
)
が
評判
(
ひやうばん
)
の
別嬪
(
べつぴん
)
で。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
替
(
かは
)
し候由尤も其節長庵が
體裁
(
ありさま
)
甚だ以て
如何敷
(
いかゞしき
)
趣きに有之候旨に御座候之に依て右忠兵衞證據人に
相立
(
あひたて
)
此段御訴訟申上奉つり候
何卒
(
なにとぞ
)
格別
(
かくべつ
)
の御慈悲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ほんに
替
(
かは
)
り
目
(
め
)
で
陽氣
(
ようき
)
が
惡
(
わる
)
いけれど
太郎
(
たろ
)
さんは
何時
(
いつ
)
も
惡戯
(
おいた
)
をして
居
(
ゐ
)
ますか、
何故
(
なぜ
)
に
今夜
(
こんや
)
は
連
(
つ
)
れてお
出
(
いで
)
でない、お
祖父
(
ぢい
)
さんも
戀
(
こひ
)
しがつてお
出
(
いで
)
なされた
物
(
もの
)
をと
言
(
い
)
はれて、
又
(
また
)
今更
(
いまさら
)
にうら
悲
(
かな
)
しく
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
又
(
また
)
入
(
い
)
れ
替
(
かは
)
つて
出
(
で
)
てくれたのかね、あゝ
言
(
い
)
つて
呼
(
よ
)
んでるのは、』
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
民
(
たみ
)
は
此家
(
このや
)
に十
年
(
ねん
)
あまり
奉公
(
ほうこう
)
して
主人
(
しゆじん
)
といへど
今
(
いま
)
は
我
(
わ
)
が
子
(
こ
)
に
替
(
かは
)
らず、
何
(
なに
)
とぞ
此人
(
このひと
)
を
立派
(
りつぱ
)
に
仕
(
し
)
あげて
我
(
わ
)
れも
世間
(
せけん
)
に
誇
(
ほこ
)
りたき
願
(
ねが
)
ひより、やきもきと
氣
(
き
)
を
揉
(
も
)
むほど
何心
(
なにごヽろ
)
なきお
園
(
その
)
の
体
(
てい
)
のもどかしく
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
やれ/\
何
(
ど
)
うして
此
(
この
)
遲
(
おそ
)
くに
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たお
宅
(
うち
)
では
皆
(
みな
)
お
變
(
かは
)
りもなしかと
例
(
いつ
)
に
替
(
かは
)
らずもてはやさるれば、
針
(
はり
)
の
席
(
むしろ
)
にのる
樣
(
やう
)
にて
奧
(
おく
)
さま
扱
(
あつ
)
かひ
情
(
なさけ
)
なくじつと
涕
(
なみだ
)
を
呑込
(
のみこん
)
で、はい
誰
(
だ
)
れも
時候
(
じかう
)
の
障
(
さわ
)
りも
御座
(
ござ
)
りませぬ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
父樣
(
とうさま
)
や
母樣
(
かあさま
)
に
御褒美
(
ごはうび
)
を
頂
(
いたヾ
)
くべしと
威張
(
ゐば
)
るに、
令孃
(
ひめ
)
は
微笑
(
ほヽゑ
)
みながら
勇
(
いさ
)
ましきを
賞
(
ほ
)
めて、その
樣
(
やう
)
な
大將
(
たいしやう
)
に
成
(
な
)
り
給
(
たま
)
ひても、
私
(
わた
)
しとは
今
(
いま
)
に
替
(
かは
)
らず
中
(
なか
)
よくして
下
(
くだ
)
されや、
大姉樣
(
おほねえさま
)
も
其外
(
そのほか
)
のお
人
(
ひと
)
も
夫々
(
それ/\
)
に
片付
(
かたづき
)
て
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見
(
み
)
たしと
思
(
おも
)
はゞ
替
(
かは
)
り
目
(
め
)
毎
(
ごと
)
の
芝居
(
しばゐ
)
行
(
ゆ
)
きも
誰
(
た
)
れかは
苦情
(
くぜう
)
を
申
(
まをす
)
べき、
花見
(
はなみ
)
、
月見
(
つきみ
)
に
旦那
(
だんな
)
さま
催
(
もよほ
)
し
立
(
た
)
てゝ、
共
(
とも
)
に
連
(
つ
)
らぬる
袖
(
そで
)
を
樂
(
たの
)
しみ、お
歸
(
かへ
)
りの
遲
(
おそ
)
き
時
(
とき
)
は
何處
(
どこ
)
までも
電話
(
でんわ
)
をかけて、
夜
(
よる
)
は
更
(
ふ
)
くるとも
寐給
(
ねたま
)
はず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さても/\の
替
(
かは
)
り
樣
(
やう
)
、
我身
(
わがみ
)
が
嫁入
(
よめい
)
りの
噂
(
うわさ
)
聞
(
きこ
)
え
初
(
そめ
)
た
頃
(
ころ
)
から、やけ
遊
(
あそ
)
びの
底
(
そこ
)
ぬけ
騷
(
さわ
)
ぎ、
高坂
(
かうさか
)
の
息子
(
むすこ
)
は
丸
(
まる
)
で
人間
(
にんげん
)
が
變
(
かわ
)
つたやうな、
魔
(
ま
)
でもさしたか、
祟
(
たゝ
)
りでもあるか、よもや
只事
(
たゞごと
)
では
無
(
な
)
いと
其頃
(
そのころ
)
に
聞
(
き
)
きしが
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
天柱
(
てんちう
)
くだけ
地維
(
ちい
)
かくるかと
思
(
おも
)
はるゝ
笑
(
わら
)
ひ
聲
(
こゑ
)
のどよめき、
中之町
(
なかのちやう
)
の
通
(
とほ
)
りは
俄
(
にわか
)
に
方角
(
ほうがく
)
の
替
(
かは
)
りしやうに
思
(
おも
)
はれて、
角町
(
すみちやう
)
京町
(
きやうまち
)
處々
(
ところ/″\
)
のはね
橋
(
ばし
)
より、さつさ
押
(
お
)
せ/\と
猪牙
(
ちよき
)
がゝつた
言葉
(
ことば
)
に
人波
(
ひとなみ
)
を
分
(
わ
)
くる
群
(
むれ
)
もあり
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
現在
(
いま
)
の
旦那樣
(
だんなさま
)
が
柔和
(
にうわ
)
の
相
(
さう
)
とては
少
(
すこ
)
しも
無
(
な
)
く、
恐
(
おそ
)
ろしい
凄
(
すご
)
い、にくらしいお
顏
(
かほ
)
つき、
其
(
そ
)
の
方
(
かた
)
の
側
(
そば
)
に
私
(
わたし
)
が
憤怒
(
ふんぬ
)
の
相
(
さう
)
で
控
(
ひか
)
へて
居
(
ゐ
)
るのですから
召使
(
めしつか
)
ひはたまりません、
大方
(
おほかた
)
一月
(
ひとつき
)
に
二人
(
ふたり
)
づゝは
婢女
(
はした
)
は
替
(
かは
)
りまして
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それもあるならひなり
況
(
ま
)
してや
替
(
かは
)
りたる
雪
(
ゆき
)
と
墨
(
すみ
)
おろかなこと
雲
(
くも
)
と
泥
(
つち
)
ほど
懸隔
(
けんかく
)
のおびたゞしさ
如何
(
いか
)
に
有爲轉變
(
うゐてんぺん
)
の
世
(
よ
)
とはいへ
是
(
こ
)
れほどの
相違
(
さうゐ
)
誰
(
た
)
れが
何
(
なん
)
として
氣
(
き
)
のつくべき
心
(
こゝろ
)
の
鬼
(
おに
)
に
見知
(
みし
)
り
越
(
ご
)
しの
人目
(
ひとめ
)
厭
(
いと
)
はしく
態
(
わざ
)
と
横町
(
よこちやう
)
に
道
(
みち
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
替
常用漢字
中学
部首:⽈
12画
“替”を含む語句
入替
着替
代替
取替
為替
両替
交替
引替
掛替
国替
立替
宿替
鞍替
釣替
張替
書替
鷽替
住替
差替
爲替相場
...