“交替”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうたい62.5%
いれかはり12.5%
かたみがわり12.5%
かわりあ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
守衛は何人か交替こうたい門側もんがわめ所にひかえている。そうして武官と文官とを問わず、教官の出入ではいりを見る度に、挙手きょしゅの礼をすることになっている。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
うして待つて居る間が実に堪へがたい程の長さであつた。時は遅く移り過ぎた。そこに居た橇曳が出て行つて了ふと、交替いれかはりに他の男が入つて来る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「いや艶めかしいさと言葉と白無垢鉄火の強白こわせりふ交替かたみがわりに使われちゃどうにも俺ら手が出ねえ。一体おめえは何者だね?」
村井長庵記名の傘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
地の女好きにこの探索さぐりの心が手伝って、町内の若い者が三、四人、毎夜のように交替かわりあって近江屋の前からお艶の後をけつけしたが、本八丁堀を戌亥いぬいへ突っ切って正覚橋を渡り終ると