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岩
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いわ
ふりがな文庫
“
岩
(
いわ
)” の例文
川上の方を見ると、すすきのいっぱいにはえている
崖
(
がけ
)
の下に、白い
岩
(
いわ
)
が、まるで
運動場
(
うんどうじょう
)
のように
平
(
たい
)
らに川に
沿
(
そ
)
って出ているのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
だんだん
深
(
ふか
)
く
入
(
はい
)
って行って、まっくらな
林
(
はやし
)
の中の、
岩
(
いわ
)
ばかりのでこぼこした
道
(
みち
)
をよじて行きますと、やがて大きな
岩室
(
いわむろ
)
の
前
(
まえ
)
に出ました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
ると、
水
(
みず
)
がさらさらといって、
岩
(
いわ
)
に
激
(
げき
)
して、
白
(
しろ
)
く
砕
(
くだ
)
けていました。ところどころにある、つたうるしが
真
(
ま
)
っ
赤
(
か
)
になっていました。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
王子は
腕
(
うで
)
を
組
(
く
)
んで、
岩
(
いわ
)
の上に
座
(
すわ
)
りました。いつまでもじっと
我慢
(
がまん
)
していました。しかし、そのうちに、だんだん
恐
(
おそろ
)
しくなってきました。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
けわしい
崖
(
がけ
)
の
中腹
(
ちゅうふく
)
を走っている列車は、それと
同時
(
どうじ
)
に
数
(
すう
)
十
尺
(
しゃく
)
の下に
岩
(
いわ
)
をかんでいる
激流
(
げきりゅう
)
に、
墜落
(
ついらく
)
するよりほかはない。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
▼ もっと見る
『あら、
海軍
(
かいぐん
)
の
叔父
(
おぢ
)
さんは、あの
岩
(
いわ
)
の
後
(
うしろ
)
へ
隱
(
かく
)
れておしまいになつてよ。』と、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
審
(
いぶ
)
かし
氣
(
げ
)
に
私
(
わたくし
)
を
瞻
(
なが
)
めた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「でもね伊右衛門さん、そうじゃあ無いか。私の女房の姉というのは、
四谷左門
(
よつやさもん
)
の娘お
岩
(
いわ
)
、その左門とお岩とを、お前さんは文字通り殺したんだからね」
隠亡堀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それでも
利助
(
りすけ
)
さんは、
岩
(
いわ
)
のように
黙
(
だま
)
っていました。どうやら、こんな
話
(
はなし
)
は
利助
(
りすけ
)
さんには
面白
(
おもしろ
)
くなさそうでした。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
台坐には、十一坐、
九重
(
ここのえ
)
坐、
七重
(
ななえ
)
坐、蓮坐、
荷葉
(
かよう
)
坐、
多羅葉
(
たらよう
)
坐、
岩
(
いわ
)
坐、雲坐、
須弥
(
しゅみ
)
坐、
獅子吼
(
ししく
)
坐、円坐、
雷盤
(
らいばん
)
坐等で、壇には護摩壇、須弥壇、円壇等がある。
幕末維新懐古談:07 彫刻修業のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
この
銅鐸
(
どうたく
)
は
今
(
いま
)
まで
古墳
(
こふん
)
から
出
(
で
)
たことはなく、
岩
(
いわ
)
の
間
(
あひだ
)
や、
山
(
やま
)
かげなどからひょこっと
出
(
で
)
るのが
普通
(
ふつう
)
であり、そしてたくさんの
數
(
かず
)
が
一度
(
いちど
)
に
出
(
で
)
ることも
時々
(
とき/″\
)
あります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
と見かえして、そういうが早いか、燕作のからだは、
岩
(
いわ
)
に
着物
(
きもの
)
をきせてころがしたように、そこから
沢
(
さわ
)
の下の
水辺
(
みずべ
)
まで一いきにザザザザザとかけおりてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『源さん、源さんの轢いたってのは、あの
岩
(
いわ
)
ヶ
根
(
ね
)
——Y駅とT駅の間の——カーヴだろう』
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
或は
岩
(
いわ
)
に
触
(
ふ
)
れて
澎湃
(
ばうはい
)
白沫を
飛
(
と
)
ばし、或は瀾となり
沈静
(
ちんせい
)
深緑
(
しんりよく
)
を
現
(
あら
)
はす、沼田を
発
(
はつ
)
して今日に
至
(
いた
)
り河幅水量
共
(
とも
)
に
甚
(
はなはだ
)
しく
减縮
(
げんしゆく
)
せるを
覚
(
おぼ
)
えず、果して尚幾多の長程と
幾多
(
いくた
)
の険所とを
有
(
いう
)
する
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
その又左衛門は
平生
(
ふだん
)
眼が悪くて勤めに不自由をするところから
女
(
むすめ
)
のお
岩
(
いわ
)
に婿養子をして隠居したいと思っていると、そのお岩は
疱瘡
(
ほうそう
)
に
罹
(
かか
)
って顔は皮が
剥
(
む
)
けて渋紙を張ったようになり
四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
わしの名か? 「片眼の
岩
(
いわ
)
」と云やァ、ちっとは人に知られた
吾儘者
(
わがままもの
)
だなア。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
女「なに
好
(
よ
)
いよ、もう宜しい、
岩
(
いわ
)
や治まったから心配せんで宜しいよ」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わたくし
)
はよく
間近
(
まじか
)
の
岩
(
いわ
)
へ
齧
(
かじ
)
りついて、
悶
(
もだ
)
え
泣
(
な
)
きに
泣
(
な
)
き
入
(
い
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「わしか。わしゃ
岩
(
いわ
)
が
鼻
(
はな
)
でさ」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
腰
(
こし
)
には、
岩
(
いわ
)
を
砕
(
くだ
)
き、
根
(
ね
)
を
切
(
き
)
る
道具
(
どうぐ
)
を
結
(
むす
)
びつけていたので、しんぱくは、だれを
目
(
め
)
あてにやってくるのか、すぐに
悟
(
さと
)
ったのでありました。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
帰
(
かえ
)
って
行
(
い
)
く
道々
(
みちみち
)
も、
森
(
もり
)
の中でかけっくらをしたり、
岩
(
いわ
)
の上で
鬼
(
おに
)
ごっこをしたりして
遊
(
あそ
)
び
遊
(
あそ
)
び
行
(
い
)
くうちに、大きな
谷川
(
たにがわ
)
のふちへ出ました。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そして気をつけて見ると、そこらには、
蹄
(
ひづめ
)
の二つある
足跡
(
あしあと
)
のついた
岩
(
いわ
)
が、
四角
(
しかく
)
に十ばかり、きれいに切り取られて
番号
(
ばんごう
)
がつけられてありました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
近
(
ちか
)
づいて
見
(
み
)
ると、
鐵門
(
てつもん
)
の
上部
(
じやうぶ
)
には、
岩
(
いわ
)
に
刻
(
きざ
)
まれて「
秘密
(
ひみつ
)
造船所
(
ざうせんじよ
)
」の五
字
(
じ
)
が
意味
(
ゐみ
)
あり
氣
(
げ
)
に
現
(
あら
)
はれて
居
(
を
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして、
岩
(
いわ
)
の上から
真逆
(
まっさか
)
さまに、むくむくとしてる
雲
(
くも
)
のなかをめがけて、力一ぱいに
飛
(
と
)
びおりました。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
と伊那丸はさらに
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
にちかづいて指さした。それまでは
他
(
ほか
)
の者も、なにか、
得体
(
えたい
)
の知れない、ただ
岩
(
いわ
)
の
肌
(
はだ
)
へ
墨
(
すみ
)
をつけてそれを
転写
(
てんしゃ
)
した
碑文
(
ひぶん
)
かなにかと思っていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其の時菊五郎はお
岩
(
いわ
)
と
田宮
(
たみや
)
の
若党
(
わかとう
)
小平
(
こへい
)
、及び
塩谷
(
えんや
)
浪人
佐藤与茂七
(
さとうよもしち
)
の三役を勤めたが、お岩と小平の幽霊は陰惨を極めたもので、当時の人気に投じて七月の中旬から九月まで上演を続けた。
幽霊の衣裳
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
一見人工を
加
(
くわ
)
へたる文珠菩薩に
髣髴
(
はうふつ
)
せり、
傍
(
かたはら
)
に一大古松あり、
欝
(
うつ
)
として此文珠
岩
(
いわ
)
を
被
(
お
)
へり、丘を
攀登
(
ばんと
)
して岩下に
近
(
ちか
)
づかんとするも
嶮崖
(
けんがい
)
頗甚し、小西君
及
(
および
)
余の二人
奮発
(
ふんぱつ
)
一番衆に先つて
上
(
のぼ
)
る
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
千引
(
ちびき
)
の
岩
(
いわ
)
は
重
(
おも
)
からず
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
北
(
きた
)
にゆくにしたがって、
海
(
うみ
)
の
水
(
みず
)
はますます
青
(
あお
)
くなりました。
空
(
そら
)
の
色
(
いろ
)
はさえてきました。
岩
(
いわ
)
が
鋭
(
するど
)
くそびえて、
荒波
(
あらなみ
)
が
打
(
う
)
ち
寄
(
よ
)
せていました。
北海の白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
為朝
(
ためとも
)
はそこから
上
(
あ
)
がって、ずんずん
奥
(
おく
)
へ
入
(
はい
)
って
見
(
み
)
ますと、一めん、
岩
(
いわ
)
でたたんだような
土地
(
とち
)
で、
田
(
た
)
もなければ
畠
(
はた
)
もありません。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「おや、
変
(
へん
)
なものがあるよ」カムパネルラが、
不思議
(
ふしぎ
)
そうに立ちどまって、
岩
(
いわ
)
から黒い
細長
(
ほそなが
)
いさきのとがったくるみの
実
(
み
)
のようなものをひろいました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
老人
(
ろうじん
)
が
杖
(
つえ
)
を
振
(
ふ
)
ると、二人は
宙
(
ちゅう
)
を
飛
(
と
)
んで、すぐにその高い山の上にきました。王子はそこの
岩
(
いわ
)
の上に立って
眺
(
なが
)
めました。
城
(
しろ
)
や町はもうひとつの
点
(
てん
)
ぐらいにしか見えませんでした。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
熊笹
(
くまざさ
)
にせばめられた道、
凹凸
(
おうとつ
)
のはげしい坂、
息
(
いき
)
をあえぎあえぎ、その
岩
(
いわ
)
の
根
(
ね
)
もとまでいそいできた四人は、そこへくると同時に、岩の上をふりあおぎ、声もひとつによびかけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巨大
(
おほき
)
な
岩
(
いわ
)
の
裂目
(
さけめ
)
があつて、
其處
(
そこ
)
から
太陽
(
たいやう
)
の
光
(
ひかり
)
は
不足
(
ふそく
)
なく
洞中
(
どうちう
)
を
照
(
てら
)
してをるのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其の伊右衛門は同じ
家中
(
かちゅう
)
の
四谷左門
(
よつやさもん
)
の娘のお
岩
(
いわ
)
となれあいで
同棲
(
いっしょ
)
になっていたが、主家の金を横領したので、お岩が妊娠しているにもかかわらず、左門のために二人の仲をさかれていた。
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
千引
(
ちびき
)
の
岩
(
いわ
)
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
彼女
(
かのじょ
)
は、いつか
赤
(
あか
)
い
紙
(
かみ
)
に
石
(
いし
)
を
包
(
つつ
)
んで
投
(
な
)
げた
岩
(
いわ
)
の
上
(
うえ
)
にきて、
海
(
うみ
)
を
望
(
のぞ
)
みながら、
神
(
かみ
)
さまに
手
(
て
)
を
合
(
あ
)
わせて、
静
(
しず
)
かに
祈
(
いの
)
りました。
夕焼け物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
時
(
とき
)
向
(
む
)
こうの
岩
(
いわ
)
の上にきこりが
一人
(
ひとり
)
かくれていて、この
様子
(
ようす
)
を
見
(
み
)
ていました。
金太郎
(
きんたろう
)
がむぞうさに、大きな木をおし
倒
(
たお
)
したのを
見
(
み
)
て、目をまるくしながら
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
はてしもなく、どちらを
見
(
み
)
まわしても、
高
(
たか
)
い
波
(
なみ
)
がうねうねとうねっています。そして、
岩
(
いわ
)
に
砕
(
くだ
)
けては、
白
(
しろ
)
いあわが
立
(
た
)
ち
上
(
あ
)
がっています。
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見
(
み
)
る
見
(
み
)
る
鬼
(
おに
)
が
島
(
しま
)
が
近
(
ちか
)
くなって、もう
硬
(
かた
)
い
岩
(
いわ
)
で
畳
(
たた
)
んだ
鬼
(
おに
)
のお
城
(
しろ
)
が
見
(
み
)
えました。いかめしいくろがねの
門
(
もん
)
の
前
(
まえ
)
に
見
(
み
)
はりをしている
鬼
(
おに
)
の
兵隊
(
へいたい
)
のすがたも
見
(
み
)
えました。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
北方
(
ほっぽう
)
の
海
(
うみ
)
の
色
(
いろ
)
は、
青
(
あお
)
うございました。あるとき、
岩
(
いわ
)
の
上
(
うえ
)
に、
女
(
おんな
)
の
人魚
(
にんぎょ
)
があがって、あたりの
景色
(
けしき
)
をながめながら
休
(
やす
)
んでいました。
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
為朝
(
ためとも
)
はだんだんそばへよってみますと、
岸
(
きし
)
は
岩
(
いわ
)
がけわしい上に
波
(
なみ
)
が
高
(
たか
)
いので、
船
(
ふね
)
が
着
(
つ
)
けられません。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
大
(
おお
)
きな
岩
(
いわ
)
がありまして、その
岩
(
いわ
)
の
頭
(
あたま
)
が、
日
(
ひ
)
が
射
(
さ
)
すと五
色
(
しき
)
の
火
(
ひ
)
のように
光
(
ひか
)
るのです。なんだろう? といって、
案内人
(
あんないにん
)
もたまげていました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女
(
おとめ
)
は
保名
(
やすな
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
るとびっくりして、
危
(
あや
)
うく
踏
(
ふ
)
まえていた
岩
(
いわ
)
を
踏
(
ふ
)
みはずしそうにしました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ある
日
(
ひ
)
二人
(
ふたり
)
は
町
(
まち
)
の
人々
(
ひとびと
)
から
追
(
お
)
われて、
港
(
みなと
)
の
端
(
はし
)
のところにやってきました。そこは
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
に
突
(
つ
)
き
出
(
で
)
ていて、
岩
(
いわ
)
がそばだっています。
黒い旗物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
岸
(
きし
)
に
上
(
あ
)
がろうとすると
岩
(
いわ
)
にぶつかって
砕
(
くだ
)
けてしまうのです。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
魚
(
うお
)
の
子供
(
こども
)
は、
岩
(
いわ
)
を
飛
(
と
)
び
越
(
こ
)
して、
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
へ
落
(
お
)
ちました。
彼
(
かれ
)
はしめたと
思
(
おも
)
うと、すぐに、
深
(
ふか
)
く、
深
(
ふか
)
く、
水
(
みず
)
の
底
(
そこ
)
に
沈
(
しず
)
んでしまいました。
魚と白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
町
(
まち
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、
不思議
(
ふしぎ
)
な
景色
(
けしき
)
が
見
(
み
)
えなくなると、
家
(
いえ
)
の
方
(
ほう
)
に
帰
(
かえ
)
りましたが、
少女
(
しょうじょ
)
だけは、
岩
(
いわ
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
って、
沖
(
おき
)
の
方
(
ほう
)
をいっしんに
望
(
のぞ
)
んでいました。
海からきた使い
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なんでも、
岩
(
いわ
)
の
中
(
なか
)
に、はいっていると
聞
(
き
)
いたことがある。ガラスびんのかけらじゃないだろうな。」と
地主
(
じぬし
)
はいいました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なにけい、
光
(
ひか
)
っているあれけい、ありゃ、
岩
(
いわ
)
の
裂
(
さ
)
けめから
水
(
みず
)
がわいているのだ。」と、ゆったりとした
調子
(
ちょうし
)
でいいました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは、
黒
(
くろ
)
っぽい
岩
(
いわ
)
のような
石
(
いし
)
のかけらでありました。
少年
(
しょうねん
)
は、その
夜
(
よる
)
は、ついにこの
石
(
いし
)
を
抱
(
だ
)
いたまま、
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
の
草原
(
くさはら
)
の
中
(
なか
)
で
野宿
(
のじゅく
)
をしました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“岩”の意味
《名詞》
(いわ)大型の石。
(出典:Wiktionary)
“岩(
岩石
)”の解説
岩石(がんせき)とは、世間一般には、岩や石のこと。石の巨大なもの、特に無加工で表面がごつごつしたものを岩(いわ)と呼び、巌、磐とも書く。
(出典:Wikipedia)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
“岩”を含む語句
岩窟
花崗岩
岩片
熔岩
岩石
岩壁
岩室
屏風岩
岩間
岩茸
岩端
蛇紋岩
岩上
岩殿寺
岩角
岩礁
岩畳
岩乗
岩城
岩手
...