“岩上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわがみ40.0%
いはがみ20.0%
いわかみ20.0%
がんじょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何を云うにも路用はたった六百文、此処らは只今のように開けませんで、白井しらい八崎はっさきの難所を越え、漸くのことで岩上いわがみという処へかゝりますと、しらりっと夜が明けて来ました。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
岩上いはがみのつめたき竹のは揺れてまことに冬も末かと思ひぬ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
信綱軍令に反すとなして、酒井三十郎をって止めるが聴かない。岩上いわかみ角之助行って、鎧の袖を掴んで放さないので、輝綱は怒って斬ろうとした。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
伊那丸いなまるをはじめ、忍剣にんけん龍太郎りゅうたろうも、また竹童ちくどうも、ひとしく松明たいまつえつきるのを忘れて、岩上がんじょうの文字をみつめ予言よげん意味いみをときなやんでしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)