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誰
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だれ
ふりがな文庫
“
誰
(
だれ
)” の例文
誰
(
だれ
)
だろう。誰か知っている人だったか。二、三度視線を新聞と往復させ、ふいに彼の
喉
(
のど
)
に叫びのようなものがのぼってきた。頼子だ。
十三年
(新字新仮名)
/
山川方夫
(著)
その時君達の
誰
(
だれ
)
も彼もが、ちやうど教室で算術や読み方の問題を、きかれたときのやうに、
一斉
(
いつせい
)
に手を上げられることを望んでゐる。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
老僕が何やらぼそぼそ言うと、——「ええ?……
誰
(
だれ
)
か来たって?」と、
訊
(
き
)
き返して、「となりの
坊
(
ぼっ
)
ちゃんかい? じゃ、お通しおし」
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
笠森
(
かさもり
)
のおせんだと、
誰
(
だれ
)
いうとなく
口
(
くち
)
から
耳
(
みみ
)
へ
伝
(
つた
)
わって
白壁町
(
しろかべちょう
)
まで
往
(
ゆ
)
くうちにゃァ、この
駕籠
(
かご
)
の
棟
(
むね
)
ッ
鼻
(
ぱな
)
にゃ、
人垣
(
ひとがき
)
が
出来
(
でき
)
やすぜ。のう
竹
(
たけ
)
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
私
(
わたし
)
は
襟
(
ゑり
)
を
被
(
かぶ
)
つて
耳
(
みゝ
)
を
塞
(
ふさ
)
いだ!
誰
(
だれ
)
が
無事
(
ぶじ
)
だ、と
知
(
し
)
らせて
来
(
き
)
ても、
最
(
も
)
う
聞
(
き
)
くまい、と
拗
(
す
)
ねたやうに……
勿論
(
もちろん
)
、
何
(
なん
)
とも
言
(
い
)
つては
来
(
き
)
ません。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
おれが組と組の間にはいって行くと、
天麩羅
(
てんぷら
)
だの、
団子
(
だんご
)
だの、と云う声が絶えずする。しかも大勢だから、
誰
(
だれ
)
が云うのだか分らない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
誰
(
だれ
)
だ
己
(
おれ
)
の
真似
(
まね
)
をするのは。と
云
(
い
)
つて腹を立て、
其男
(
そのをとこ
)
を
引摺
(
ひきず
)
り出して
打
(
ぶ
)
ん
殴
(
なぐ
)
つたところが、
昨日
(
きのふ
)
自分の
連
(
つ
)
れて歩いた
車夫
(
しやふ
)
でございました。
年始まはり
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
(青金で
誰
(
だれ
)
か
申
(
もう
)
し上げたのはうちのことですが、
何分
(
なにぶん
)
汚
(
きた
)
ないし、いろいろ
失礼
(
しつれい
)
ばかりあるので。)(いいえ、何もいらないので。)
泉ある家
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
病院の玄関の傍に投げ出されたこほろぎは冷えた石に
身体
(
からだ
)
の熱をとられてたうたう死んでしまひました。
誰
(
だれ
)
も来ては呉れませんでした。
こほろぎの死
(新字旧仮名)
/
村山籌子
(著)
もし一本の手か足かゞ離れたなら、たちまちドスーンと落ちるにきまつてゐると思ふと、
誰
(
だれ
)
も何も言つてはゐられなかつたのです。
かぶと虫
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
「あゝ、やつぱりお父様が、
誰
(
だれ
)
かにいひつけて、
燈火
(
あかり
)
をおつけさせになつたんだわ。ジウラさんも、きつと、あすこにゐるでせう」
ラマ塔の秘密
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
始終眼鏡をかけている人が外すと、
誰
(
だれ
)
でもちょっと妙な顔になるものだが、夫の顔は急に白ッちゃけた、死人の顔のように見えた。
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
けれどももとより、
舞台
(
ぶたい
)
にはなんの
仕掛
(
しかけ
)
もありませんし、
猿
(
さる
)
は人形の中にじっと
屈
(
かが
)
んでいますので、
誰
(
だれ
)
にも気づかれませんでした。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
若い仲間の一人がこの役を引き受けて、この夏以来毎日低温室の片隅で、横で
誰
(
だれ
)
か人工雪を作るのを片っ端から引受けては切っている。
雪雑記
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
自分
(
じぶん
)
の
同年齡
(
おないどし
)
で
自分
(
じぶん
)
の
知
(
し
)
つてる
子供
(
こども
)
を
殘
(
のこ
)
らず
片
(
かた
)
ッ
端
(
ぱし
)
から
考
(
かんが
)
へ
始
(
はじ
)
めました、
若
(
も
)
しも
自分
(
じぶん
)
が
其中
(
そのかな
)
の
誰
(
だれ
)
かと
變
(
か
)
へられたのではないかと
思
(
おも
)
つて。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
或
(
あ
)
る年の冬、その老医師の自宅が留守中に火事を起したことや、しかし村の者は
誰
(
だれ
)
一人それを消し止めようとはしなかったことや
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
其
(
その
)
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
を
飛揚
(
ひやう
)
して、
誰
(
だれ
)
か一二
名
(
めい
)
、
印度
(
インド
)
のコロンボ
市
(
し
)
か
其他
(
そのた
)
の
大陸地方
(
たいりくちほう
)
の
都邑
(
とゆう
)
に
達
(
たつ
)
し、
其處
(
そこ
)
で、
電光艇
(
でんくわうてい
)
が
要
(
えう
)
する十二
種
(
しゆ
)
の
藥液
(
やくえき
)
を
買整
(
かひとゝの
)
へ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「浜に
誰
(
だれ
)
かおったか?」と父親に尋ねられて、いよいよ話が別の方へそれて行くのをもどかしいように情ないように感じました。
少年と海
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
誰
(
だれ
)
も(パリスカス自身も)、今までパリスカスが埃及の歴史に通じているとも、埃及文字が読めるとも、聞いたことがなかったのである。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
代金
(
だいきん
)
は
誰
(
だれ
)
がきめたものか、いづこも
宿賃
(
やどちん
)
二三
百円
(
びやくゑん
)
を
除
(
のぞ
)
いて、
女
(
をんな
)
の
収入
(
しうにふ
)
は
客
(
きやく
)
一人
(
ひとり
)
につき
普通
(
ふつう
)
は三
百円
(
びやくゑん
)
から五
百円
(
ひやくゑん
)
、一
泊
(
ぱく
)
は
千円
(
せんゑん
)
以上
(
いじやう
)
だと
云
(
い
)
ふ。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
この
談
(
はなし
)
は
汝
(
おまえ
)
さえ知らないのだもの
誰
(
だれ
)
が知っていよう、ただ太郎坊ばかりが、太郎坊の
伝言
(
ことづて
)
をした時分のおれをよく知っているものだった。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その
時
(
とき
)
誰
(
だれ
)
か
忍
(
しの
)
び
足
(
あし
)
に、おれの
側
(
そば
)
へ
來
(
き
)
たものがある。おれはそちらを
見
(
み
)
ようとした。が、おれのまはりには、
何時
(
いつ
)
か
薄闇
(
うすやみ
)
が
立
(
た
)
ちこめてゐる。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
船室に置いておいたら、いつの間にか
誰
(
だれ
)
か食ってしまい、ぼくには、そんな
空
(
むな
)
しい
贈
(
おく
)
り物をする、だぼはぜ嬢さんが
哀
(
あわ
)
れだった。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
泪
(
なみだ
)
をじくじくこぼし、「
誰
(
だれ
)
がかえってやるもンか、
田舎
(
いなか
)
へ帰っても飯が満足に食えんのに……今に見い」私は母の手紙の中の
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
誰
(
だれ
)
が
戦争
(
せんそう
)
で
儲
(
まう
)
け、
誰
(
だれ
)
が
何
(
なん
)
の
恨
(
うら
)
みもない
俺達
(
おれたち
)
に
殺
(
ころ
)
し
合
(
あ
)
ひをさせるか、
誰
(
だれ
)
が
死
(
し
)
を
賭
(
と
)
して
俺達
(
おれたち
)
のために
闘
(
たたか
)
ひ、
何
(
なに
)
が
俺達
(
おれたち
)
を
解放
(
かいほう
)
するかを
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
誰
(
だれ
)
もお礼をいうのを
忘
(
わす
)
れるほどそれに
馴
(
な
)
れきっていた。彼の
方
(
ほう
)
では、
贈物
(
おくりもの
)
をすることがうれしくて、それだけでもう
満足
(
まんぞく
)
してるらしかった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
その
中
(
うち
)
不図
(
ふと
)
誰
(
だれ
)
かに
自分
(
じぶん
)
の
名
(
な
)
を
呼
(
よ
)
ばれたように
感
(
かん
)
じて
眼
(
め
)
を
開
(
ひら
)
きましたが、
四辺
(
あたり
)
は
見渡
(
みわた
)
すかぎり
真暗闇
(
まっくらやみ
)
、
何
(
なに
)
が
何
(
なに
)
やらさっぱり
判
(
わか
)
らないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「そんなに
心配
(
しんぱい
)
しないでもいいんですよ。
私
(
わたし
)
が
好
(
よ
)
いようにしてあげるから——
誰
(
だれ
)
でもあることなんだから——
今日
(
きょう
)
は
学校
(
がっこう
)
をお
休
(
やす
)
みなさいね。」
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
『ほんとに、さうでしたねえ』と
誰
(
だれ
)
か
合槌
(
あひづち
)
を
打
(
うつ
)
て
呉
(
く
)
れた、と
思
(
おも
)
ふと
大違
(
おほちがひ
)
の
眞中
(
まんなか
)
。
義母
(
おつかさん
)
は
今
(
いま
)
しも
下
(
した
)
を
向
(
むい
)
て
蒲鉾
(
かまぼこ
)
を
食
(
く
)
ひ
欠
(
か
)
いで
居
(
を
)
らるゝ
所
(
ところ
)
であつた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
滑稽
(
こつけい
)
なのは、
日本
(
にほん
)
の
麻雀道
(
マージヤンだう
)
のメツカの
稱
(
しよう
)
ある
鎌倉
(
かまくら
)
では
誰
(
だれ
)
でも
奧
(
おく
)
さんが
懷姙
(
くわいにん
)
すると、その
檀那樣
(
だんなさま
)
がきつと
大當
(
おほあた
)
りをすると
言
(
い
)
ふ。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
かえって、無能者のしるしかも知れぬ。ああ、
誰
(
だれ
)
かはっきり、僕を規定してくれまいか。馬鹿か利巧か、
嘘
(
うそ
)
つきか。天使か、悪魔か、俗物か。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
けさも
貧
(
まづ
)
しい
病詩人
(
びやうしじん
)
がほれぼれとそれをきいてゐました。
他
(
ほか
)
のものの
跫音
(
あしをと
)
がすると、ぴつたり
止
(
や
)
むので、
誰
(
だれ
)
もそれを
聽
(
き
)
いたものはありません。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
ジョージ一世御感のあまり、近くに伺候するキルマンセッグ
男爵
(
だんしゃく
)
を呼んで、「あれは
誰
(
だれ
)
が作り、誰が指揮しているのじゃ」
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
誰
(
だれ
)
か
自分
(
じぶん
)
の
所
(
ところ
)
に
來
(
き
)
たのでは
無
(
な
)
いか、
自分
(
じぶん
)
を
尋
(
たづ
)
ねてゐるのでは
無
(
な
)
いかと
思
(
おも
)
つて、
顏
(
かほ
)
には
謂
(
い
)
ふべからざる
不安
(
ふあん
)
の
色
(
いろ
)
が
顯
(
あら
)
はれる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
誰
(
だれ
)
があんな自我の無い手合いと一しょになるものか、自分にはあんな
中途半端
(
ちゅうとはんぱ
)
な交際振りは出来ない。
征服
(
せいふく
)
か
被
(
ひ
)
征服かだ。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
乳呑み児の妹をどうやしなったかは
誰
(
だれ
)
も知らないが、赤児は丈夫そうに育っていた。——お繁はどこにいるかわからない。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
誰
(
だれ
)
も私ほど坊ちゃんを知ってる者はありませんよ。私ゃね、これで坊ちゃんに大変
御贔屓
(
ごひいき
)
になってるんでさあ。どりゃひとつ
夜明
(
よあけ
)
の
唄
(
うた
)
を歌おう」
朝
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
『
癪
(
しやく
)
にさわるけれど、
誰
(
だれ
)
か
仲間
(
なかま
)
を
誘
(
さそ
)
つてやらう。
仲間
(
なかま
)
と
飛
(
と
)
ぶなら
楽
(
らく
)
なもんだ、
何
(
なに
)
か
饒舌
(
しやべ
)
つてるうちには
着
(
つ
)
くだらうし。』
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
「
徒勞
(
むだ
)
だよおめえ、
誰
(
だれ
)
がいふことだつて
聽
(
き
)
く
苦勞
(
くらう
)
はねえんだから」
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
は
互
(
たがひ
)
に
勝手
(
かつて
)
なことをがや/\と
語
(
かた
)
り
續
(
つゞ
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「マリちゃん!」とお
母
(
かあ
)
さんが
言
(
い
)
った。「お
前
(
まえ
)
、
何
(
なん
)
でそんなことをしたの! まア、いいから、
黙
(
だま
)
って、
誰
(
だれ
)
にも
知
(
し
)
れないようにしておいでなさいよ。 ...
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
その母の眼にうつったお菊の顔は、細おもてのやや寂しいのを
瑕
(
きず
)
にして、色のすぐれて白い、
眉
(
まゆ
)
の優しい、
誰
(
だれ
)
が見ても卑しくない美しい女であった。
番町皿屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
食糧
(
かしげ
)
を
誰
(
だれ
)
の与ふらん、ボウダの国のひとやには、日々に一度の食事さへ、片手にぎりの
焼麦粉
(
こがし
)
より、得られぬためし受けむには
餓
(
うゑ
)
と
凍
(
こご
)
えに果てやせん
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
彼女は
誰
(
だれ
)
も知らない夜歩きが、こういう遠くの一つ家から見まもられていることに、
羞
(
はに
)
かみと不思議さとを感じた。
玉章
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
その日は、陸軍の大演習で朝から晩まで飛行機が、とんぼのように空を飛びまわっていましたので、
誰
(
だれ
)
でもお家にじっとしていられないような日でした。
やんちゃオートバイ
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
なよたけ 飛んで行け! 飛んで行け!
微風
(
そよかぜ
)
に乗って飛んで行け!……
誰
(
だれ
)
も知らないしあわせな所へ飛んで行って、綺麗なお花を一杯咲かせておくれ!
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
暫
(
しばら
)
くは
誰
(
だれ
)
も物を言わない。
日暮里
(
にっぽり
)
の停車
場
(
ば
)
を過ぎた頃、始めて物を言い出したのは、
黒
(
くろ
)
うとらしい
女連
(
おんなづれ
)
であった。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
とつぜんでへんですが、ぼくは女房をさがしてるんですが(といってもまだ
誰
(
だれ
)
にもいったことはないんですが)
妻の座
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
誰
(
だれ
)
でも
實際
(
じつさい
)
に
當
(
あた
)
つて
一々
(
いち/\
)
營養
(
えいやう
)
の
如何
(
いかん
)
を
吟味
(
ぎんみ
)
して
食
(
く
)
ふ
者
(
もの
)
はない、
第
(
だい
)
一に
先
(
ま
)
づ
味
(
あぢ
)
の
美
(
び
)
を
目的
(
もくてき
)
として
食
(
く
)
ふのである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「善さんもお客だッて。
誰
(
だれ
)
がお客でないと言ッたんだよ。
当然
(
あたりまえ
)
なことをお言いでない」と、吉里は障子を開けて
室内
(
うち
)
に入ッて、後をぴッしゃり手荒く閉めた。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
誰
(
だれ
)
がなんといっても、ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
の
学校
(
がっこう
)
は、
世界中
(
せかいじゅう
)
にある女の子の
学校
(
がっこう
)
のうちで一番いい
学校
(
がっこう
)
です。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
“誰(誰(小説))”の解説
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「誰」の語義については、ウィクショナリーの「誰」、または「だれ」の項目をご覧ください。
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『誰』(だれ)は、太宰治の短編小説。
(出典:Wikipedia)
誰
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
“誰”を含む語句
誰某
誰何
誰人
誰々
誰彼
誰方
誰様
誰一人
彼誰時
誰奴
誰樣
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何誰
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誰方様
誰方樣
誰君
誰某公
...