“徒勞”のいろいろな読み方と例文
新字:徒労
読み方割合
とらう60.0%
むだ20.0%
だめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ手際てぎはでは、室内しつない煖爐だんろける設備せつびをするだけでも容易よういではなかつた。夫婦ふうふはわが時間じかん算段さんだんゆるかぎりをつくして、專念せんねん赤兒あかごいのちまもつた。けれどもすべては徒勞とらうした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
徒勞むだだよおめえ、だれがいふことだつて苦勞くらうはねえんだから」ばあさんたがひ勝手かつてなことをがや/\とかたつゞけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
徒勞だめだよそんぢや、あんでも六錢の横薦よこゞもつけていてたんだぞ、血統證けつとうしようまでんぞ、あゝ、はねえぞ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)