“赤兒”のいろいろな読み方と例文
新字:赤児
読み方割合
あかご66.7%
あかんぼ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてなか豫期よきしてゐる赤兒あかご泣聲なきごゑきこえないと、かへつてなにかのへんでもおこつたらしくかんじて、いそいでうちんで、自分じぶん自分じぶん粗忽そこつづることがあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いけあしそよぎにうつくしい小波さゞなみちました——ガラ/\茶碗ちやわんはチリン/\とひゞすゞに、女王樣ぢよわうさま金切聲かなきりごゑ牧童ぼくどうこゑへんじました——して赤兒あかごくさめ、グリフォンのするどこゑ其他そのた不思議ふしぎ聲々こゑ/″\
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
前髮まへがみさげ可愛かはゆこれ人形じんぎやうのやうにおとなしくして廣庭ひろにはでは六十以上いじやうしかいづれも達者たつしやらしいばあさんが三人立にんたつその一人ひとり赤兒あかんぼ脊負おぶつこしるのが何事なにごとばあさんごゑ
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
豐田さんの家で可愛らしい赤兒あかんぼが生れるまでは、私は土藏の中の部屋でお婆さんの側に寢かされましたが、赤兒が生れてからはお婆さんの代りに下婢をんなが土藏の方へ來て寢ることに成りました。