“誰袖”の読み方と例文
読み方割合
たがそで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「男は京橋花園小路、糸屋六兵衛伜源七という書置がごぜえます。女は吉原三ツ扇屋の花魁誰袖たがそでというんだそうでごぜえますよ」
「飛んだ買ひかぶられた誰袖たがそで華魁が可哀想さ。尤も、自分で儲けた金なら、どんな浮氣をしても構はないと思つて居る、主人貫三郎も氣の毒だが」
出して見たいことがあるんだ。てめえ一つ働いてくれ。江戸ちょうに辰伊勢という女郎屋があるだろう。あすこの誰袖たがそでという女のことを少し洗って貰いてえんだ
半七捕物帳:09 春の雪解 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)