“誰憚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たれはゞか50.0%
だれはばか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが人情さ——でも、俺が付添つて名乘つて出るとお奉行樣も『無實の罪で難儀をしたさうで、氣の毒であつた』と御會釋をなすつたよ。今では誰憚たれはゞかるものもなく佐原屋の主人彦太郎だよ。
やや、春の色の濃くなった庭、咲き乱るる桃の下枝を潜って、玄関へ出ると、誰憚だれはばかる者もなく、肩肘張って門へとかかります。