“彼誰時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわたれとき33.3%
かわたれどき33.3%
たそがれどき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
程なく彼誰時かわたれときの薄明りが、忍びやかに部屋の窓から這入はいって来た。このあかつきの近づいて来るかすかなしるしが、女のためにはひどくうれしかった。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
そのうちに彼誰時かわたれどきが近くなった。その時馬がたちまち駆歩になって、車罔しゃもうは石に触れて火花を散らした。ツァウォツキイは車の小さい穴から覗いて見た。
仮装舞踏に一しよに往つて、一しよにそこから帰る時は、二人の外套の袖と袖とが狭いこうぢで触れ合つたものである。彼誰時たそがれどきの空には星の色が褪め掛かる。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)