彼誰時かわたれとき)” の例文
程なく彼誰時かわたれときの薄明りが、忍びやかに部屋の窓から這入はいって来た。このあかつきの近づいて来るかすかなしるしが、女のためにはひどくうれしかった。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)