“時々彼方此方”の読み方と例文
読み方割合
あちこち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕樣事なさに、一日門口へ立つて見たり、中へ入つて見たりしてゐたが、蛇の目傘をさした源助さんの姿が、時々彼方此方あちこちに見えた。禿頭の忠太爺と共に、お定の家の前を通つた事もあつた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)