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『十三年』
ふりがな文庫
『
十三年
(
じゅうさんねん
)
』
明るい昼すぎの喫茶店で、彼は友人と待ち合わせた。友人はおくれていた。 客のない白い円テーブルが、いくつかつづいている。夏のその時刻は客の数もまばらで、そのせいか、がらんとした店内がよけいひろくみえる。 ふと、彼は、彼をみつめている一つの眼眸 …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「宝石」1960(昭和35)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
誰
(
だれ
)
眸
(
め
)
邸
(
やしき
)
喉
(
のど
)
逢
(
あ
)
蝶
(
ちょう
)
茫然
(
ぼうぜん
)
苗字
(
みょうじ
)
瞳
(
ひとみ
)
眼眸
(
まなざし
)
眉
(
まゆ
)
生温
(
なまぬる
)
珈琲
(
コーヒー
)
椅子
(
いす
)
挨拶
(
あいさつ
)
年頃
(
としごろ
)
噂
(
うわさ
)