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約束
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やくそく
ふりがな文庫
“
約束
(
やくそく
)” の例文
「
私
(
わたし
)
が、お
約束
(
やくそく
)
をいたします。
勇
(
いさ
)
ましい、
遠
(
とお
)
い
船出
(
ふなで
)
から、あなたのお
帰
(
かえ
)
りなさる
日
(
ひ
)
を、
氏神
(
かみさま
)
にご
無事
(
ぶじ
)
を
祈
(
いの
)
って、お
待
(
ま
)
ちしています。」
海のまぼろし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
將
(
しやう
)
、
命
(
めい
)
を
受
(
う
)
くるの
日
(
ひ
)
には
則
(
すなは
)
ち
其家
(
そのいへ
)
を
忘
(
わす
)
れ、
軍
(
ぐん
)
に
臨
(
のぞ
)
んで
約束
(
やくそく
)
すれば
則
(
すなは
)
ち
其親
(
そのしん
)
を
忘
(
わす
)
れ、
(一六)
枹鼓
(
ふこ
)
を
援
(
と
)
ること
急
(
きふ
)
なれば
則
(
すなは
)
ち
其身
(
そのみ
)
を
忘
(
わす
)
る。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
「でもなんですか、
僕
(
ぼく
)
たちは春になったら
燕
(
つばめ
)
にたのんで、みんなにも知らせて
結婚
(
けっこん
)
の
式
(
しき
)
をあげましょう。どうか
約束
(
やくそく
)
してください」
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
然
(
しか
)
し、
今
(
いま
)
は
其樣
(
そん
)
な
事
(
こと
)
を
悠長
(
いうちやう
)
に
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
るべき
塲合
(
ばあひ
)
でない。
此時
(
このとき
)
の
心痛
(
しんつう
)
は
實
(
じつ
)
に
非常
(
ひじやう
)
であつた。
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
との
約束
(
やくそく
)
の
日
(
ひ
)
は
既
(
すで
)
に
切迫
(
せつぱく
)
して
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
何
(
なん
)
で、
約束
(
やくそく
)
した
其
(
そ
)
の
婦
(
をんな
)
に
逢
(
あ
)
ひに
行
(
い
)
つては
成
(
な
)
らぬのかと——
今
(
いま
)
のお
前樣
(
まへさま
)
の
通
(
とほ
)
りを、
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
私
(
わたし
)
が
尋
(
たづ
)
ねますと、
彼
(
あ
)
の
盲人
(
めくら
)
が
申
(
まを
)
すには
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
此男やがて
膝
(
ひざ
)
をすゝめ娘の母に
対
(
むか
)
ひ
声
(
こゑ
)
をひそめていふやう、今はなにをかつゝみ申さん、
我
(
われ
)
は
娘御
(
むすめご
)
と二世の
約束
(
やくそく
)
をしたるもの也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
忘
(
わす
)
れはせまじ餘り
情
(
なさけ
)
なき
仕方
(
しかた
)
なりと利兵衞を
恨
(
うら
)
みけるが吉三郎は
素
(
もと
)
より
孝心
(
かうしん
)
深
(
ふか
)
ければ母を
慰
(
なぐさ
)
め利兵衞殿斯の如く
約束
(
やくそく
)
を
變
(
へん
)
じ
音信
(
おとづれ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「じゃあ、こういうことにしよう。王さまのお妃におまえがなって、いちばんはじめにうまれたこどもを、わたくしにくれると
約束
(
やくそく
)
おし。」
ルンペルシュチルツヒェン
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さてお
約束
(
やくそく
)
の
懺悔
(
ざんげ
)
でございますが、
私
(
わたくし
)
にとりて、
何
(
なに
)
より
身
(
み
)
にしみているのを
一
(
ひと
)
つお
話
(
はな
)
し
致
(
いた
)
しましょう。それは
私
(
わたくし
)
の
守刀
(
まもりがたな
)
の
物語
(
ものがたり
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
いゝやなそれは、
出來
(
でき
)
ない
時
(
とき
)
に
調製
(
こしら
)
へて
呉
(
く
)
れとは
言
(
い
)
はない、お
前
(
まへ
)
さんに
運
(
うん
)
の
向
(
む
)
いた
時
(
とき
)
の
事
(
こと
)
さ、まあ
其樣
(
そん
)
な
約束
(
やくそく
)
でもして
喜
(
よろこ
)
ばして
置
(
お
)
いてお
呉
(
く
)
れ
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
鬼
(
おに
)
の
大将
(
たいしょう
)
は
約束
(
やくそく
)
のとおり、お
城
(
しろ
)
から、かくれみのに、かくれ
笠
(
がさ
)
、うちでの
小
(
こ
)
づちに
如意宝珠
(
にょいほうじゅ
)
、そのほかさんごだの、たいまいだの、るりだの
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「しかし、
海蛇
(
うみへび
)
らがおとなしくこの島を去ると
約束
(
やくそく
)
すれば、ぼくらはかれらの必要な船の修繕器具を貸してもいいと思うが」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
それでは、これが
短歌
(
たんか
)
かといふと、
第一
(
だいゝち
)
、
片歌
(
かたうた
)
の
約束
(
やくそく
)
に
叛
(
そむ
)
きます。
片歌
(
かたうた
)
は、
片歌
(
かたうた
)
どうし
合
(
あは
)
せるもので、けっして、
短歌
(
たんか
)
と
一組
(
ひとく
)
みにはなりません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そこで五人は
出
(
で
)
かけました。お
母
(
かあ
)
さんにちゃんとお
約束
(
やくそく
)
をしたので、五人だけで
行
(
い
)
ってもいいというお
許
(
ゆる
)
しが出たのです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
ヂュリ
乳母
(
うば
)
を
出
(
だ
)
してやった
時
(
とき
)
、
時計
(
とけい
)
は
九
(
こゝの
)
つを
打
(
う
)
ってゐた。
半時間
(
はんじかん
)
で
歸
(
かへ
)
るといふ
約束
(
やくそく
)
。
若
(
も
)
しや
逢
(
あ
)
へなんだかも
知
(
し
)
れぬ。いや/\、さうでは
無
(
な
)
い。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「この
雨
(
あめ
)
だ。いくら
何
(
な
)
んでも、お
客
(
きゃく
)
の
方
(
ほう
)
は、
気
(
き
)
になるほど
行
(
い
)
きもしまい。それとも
誰
(
だれ
)
ぞ、
約束
(
やくそく
)
でもした
人
(
ひと
)
がお
有
(
あ
)
りかの」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そこで、わたしの
好
(
す
)
きな
子供
(
こども
)
たちよ。おぢさんはみんなとお
約束
(
やくそく
)
しよう。この
次
(
つぎ
)
に
出
(
だ
)
すおぢさんの
本
(
ほん
)
は、きつといい
本
(
ほん
)
で、もつと
安
(
やす
)
くすること、を。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
あなたとご一しょにごはんをいただきたいのは山々でございますが、じつは私は、神さまに
塩
(
しお
)
を食べませんと言ってお
約束
(
やくそく
)
しているのでございます。
アラビヤンナイト:03 三、アリ・ババと四十人のどろぼう
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ぼくは無責任な批評をするな、と腹がたちましたが、金沢は続いて無造作に、「しかし誰かに言い触らすようなことはしないよ。それは
約束
(
やくそく
)
します」
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
こうして、ついに
約束
(
やくそく
)
の土曜日が来た。天気は快晴というほどではなかったが、この季節の
武蔵野
(
むさしの
)
にしては、風も静かで、割合あたたかい日だった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
もしここに金の延べ金があったら二人はそれを
御殿
(
ごてん
)
に持って行くともとのとおり御家来にしてくださる
約束
(
やくそく
)
がある。
燕と王子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
これはありがたい
役
(
やく
)
めではありませんが、嵐の中にまた出ていくよりは、ずっとましです。そこで、ニールスは、目をさましていようと
約束
(
やくそく
)
しました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
シューラは、新しい歌を
集
(
あつ
)
めた
本
(
ほん
)
を持って
来
(
き
)
てやると、きのうクルイニンに
約束
(
やくそく
)
したのを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
した。ポケットへ手を
突
(
つ
)
っこんでみたが、本はなかった。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
要吉が
徴兵検査
(
ちょうへいけんさ
)
まで
勤
(
つと
)
めあげるという
約束
(
やくそく
)
で、要吉の父は、水菓子屋の主人から何百円かのお金をかりたのです。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
宗助
(
そうすけ
)
はそれを
洋服
(
やうふく
)
の
内懷
(
うちぶところ
)
に
押
(
お
)
し
込
(
こ
)
んで
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つた。
約束
(
やくそく
)
の
興津
(
おきつ
)
へ
來
(
き
)
たとき
彼
(
かれ
)
は
一人
(
ひとり
)
でプラツトフオームへ
降
(
お
)
りて、
細長
(
ほそなが
)
い
一筋町
(
ひとすぢまち
)
を
清見寺
(
せいけんじ
)
の
方
(
はう
)
へ
歩
(
ある
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかし、死んでも勝たねばならぬこの一戦! 富田六段はその
翌日
(
よくじつ
)
、モンクスへ試合の
約束
(
やくそく
)
を申し送った。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
こよい
亥
(
い
)
の
刻
(
こく
)
に、かねてのお
約束
(
やくそく
)
どおり、船からあげて
阿古屋
(
あこや
)
の松原まで
頭
(
かしら
)
が連れてまいり、
金子
(
きんす
)
と引きかえに、お
館
(
やかた
)
へお渡しいたすてはずになっておりまする
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なりましょう。おしどりになりましょう。」「それでは
今晩
(
こんばん
)
月が出てから、
恋人
(
こいびと
)
をともなってここへ出ていらっしゃい。」と老人はいった。若者は
約束
(
やくそく
)
をした。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それでその貝を机に置き、今後煙草の火が消えた時は、手を鳴らす代りに貝を吹くという
約束
(
やくそく
)
にした。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
新吉
(
しんきち
)
は、三日に一度、町の
風呂
(
ふろ
)
へ行くとき、おかみさんから
一銭銅貨
(
いっせんどうか
)
を三つだけうけ取るきり、お
小使銭
(
こづかいせん
)
としては、ただの一銭ももらえない
約束
(
やくそく
)
になっているのです。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
すると、月はまっすぐわたしの部屋の中にさしこんできて、これから外に出かけるときには、まい晩、ちょっとわたしのところをのぞきこもうと、
約束
(
やくそく
)
してくれました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
何しろ畫室は、
約束
(
やくそく
)
通りに出來てあるから、四
方
(
はう
)
密閉
(
みつぺい
)
したやうになつてゐる。
暖爐
(
ストーブ
)
を
焚
(
た
)
く
頃
(
ころ
)
ならば、其の熱で
嚇々
(
くわつ/\
)
とする、春になれば春の
暖氣
(
だんき
)
で
蒸
(
む
)
すやうにむつとする。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
『お
前
(
まへ
)
身
(
み
)
の
上話
(
うへばなし
)
をする
約束
(
やくそく
)
ではなくッて』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、『
何故
(
なぜ
)
嫌
(
きら
)
ひなのサ——ネとイが』と
後
(
あと
)
から
咡
(
さゝや
)
くやうに
云
(
い
)
ひました、
又
(
また
)
鼠
(
ねずみ
)
が
怒
(
おこ
)
りはしないかと
氣遣
(
きづか
)
はしげに。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
これも必要なり
彼
(
か
)
れも入用なりとて兵器は
勿論
(
もちろん
)
、
被服
(
ひふく
)
帽子
(
ぼうし
)
の類に至るまで仏国品を
取寄
(
とりよ
)
するの
約束
(
やくそく
)
を結びながら、その
都度
(
つど
)
小栗には
謀
(
はか
)
らずして
直
(
ただち
)
に
老中
(
ろうじゅう
)
の
調印
(
ちょういん
)
を求めたるに
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
ダンスの帰りの料理屋でのいきさつ——小初を世話する
約束
(
やくそく
)
のほぼ出来上ったことを貝原は友達である薫の父親にゆうべ打ち明けに行ったことを薫はとうとう小初にはなした。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
譬
(
たと
)
へば
日雇賃
(
ひようちん
)
にても
借家賃
(
しやくやちん
)
にても
其外
(
そのほか
)
物
(
もの
)
の
貸借
(
かしかり
)
約束
(
やくそく
)
の
日限
(
にちげん
)
皆
(
みな
)
何
(
いづ
)
れも一ウヰークに
付
(
つき
)
何程
(
なにほど
)
とて、
一七日毎
(
ひとなぬかごと
)
に
切
(
きり
)
を
付
(
つく
)
ること、
我邦
(
わがくに
)
にて
毎月
(
まいつき
)
晦日
(
みそか
)
を
限
(
かぎり
)
にするが
如
(
ごと
)
し。
其
(
その
)
一七日の
唱
(
となへ
)
左
(
さ
)
の
如
(
ごと
)
し
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
というのは、ちょうどその日にあたるあさっての日曜日には、少し早いが八津の
年忌
(
ねんき
)
をしようと、昨夜大吉たちと
約束
(
やくそく
)
をしたばかりなのであった。いなりずしでも作ろうというと
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
お
蔭
(
かげ
)
で山の中の
獣
(
けもの
)
は、
皆
(
みな
)
助
(
たす
)
かります。これから、お
約束
(
やくそく
)
ですから、
上手
(
じょうず
)
に人形を使うことを、あなたにお
教
(
おし
)
えしましょう。ただ
黙
(
だま
)
って、私のいうとおりになさらなければいけませんよ
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
家康は
約束
(
やくそく
)
どおり甚五郎を
召
(
め
)
し出したが、目見えの時一言も甘利の事を言わなんだ。蜂谷の一族は甚五郎の帰参を快くは思わぬが、
大殿
(
おおとの
)
の
思召
(
おぼしめ
)
しをかれこれ言うことはできなかった。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
あ、さうだ けふはお
父
(
とう
)
さんに
幻燈写真
(
げんとうしやしん
)
を見せていただく
約束
(
やくそく
)
だつた うれしいなあ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「おかみさん! ぼくのほかにはだれも、この
部屋
(
へや
)
にはいらせない
約束
(
やくそく
)
だったね」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「そんな
事
(
こと
)
はない。
今度
(
こんど
)
はきつとする。
展覽會
(
てんらんくわい
)
の
方
(
はう
)
の
約束
(
やくそく
)
もあるんだから‥‥」
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
今度は春琴は素直に
妊娠
(
にんしん
)
を認めたがいかに聞かれても相手を云わない強いて
問
(
と
)
い
詰
(
つ
)
めるとお
互
(
たがい
)
に名を云わぬ
約束
(
やくそく
)
をしたと云う佐助かと云えば何であのような丁稚
風情
(
ふぜい
)
にと頭から否定した。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
友人たちは初め承知しなかったが、結局ヴラジーミル・ペトローヴィチは自説を
押
(
お
)
し
通
(
とお
)
した。二週間ののち、彼らが再び寄り合った時、ウラジーミル・ペトローヴィチは、その
約束
(
やくそく
)
を果した。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
戸倉村よりは他の物品を此処に
持
(
も
)
ち来り以て之を
交易
(
こうえき
)
し、其間
敢
(
あへ
)
て人の之を
媒介
(
ばいかい
)
するものなく、只正直と
約束
(
やくそく
)
とを
守
(
まも
)
りて
貿易
(
ばうえき
)
するのみと、此に於て前日来より「あるこーる」に
渇
(
かつ
)
したる一行は
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
……またいついつもの
約束
(
やくそく
)
の チンツン
桜さく島:春のかはたれ
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
「それじゃ
約束
(
やくそく
)
しておこう」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
さあ
約束
(
やくそく
)
だ お礼の千円
魔法の笛
(新字新仮名)
/
ロバート・ブラウニング
(著)
「きっと、
先生
(
せんせい
)
におあいにまいります。」と、お
約束
(
やくそく
)
をしたのです。すると、そのとき、
先生
(
せんせい
)
は
年子
(
としこ
)
の
手
(
て
)
を
堅
(
かた
)
くお
握
(
にぎ
)
りなさいました。
青い星の国へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
左樣
(
さやう
)
、
私
(
わたくし
)
は
君
(
きみ
)
を
確信
(
くわくしん
)
します、
若
(
も
)
し
君
(
きみ
)
は
我等
(
われら
)
の
同志
(
どうし
)
の
士
(
し
)
として、
永久
(
えいきゆう
)
に
此
(
こ
)
の
秘密
(
ひみつ
)
を
守
(
まも
)
る
事
(
こと
)
を
約束
(
やくそく
)
し
玉
(
たま
)
はゞ、
請
(
こ
)
ふ
誠心
(
せいしん
)
より
三度
(
みたび
)
天
(
てん
)
に
誓
(
ちか
)
はれよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
束
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
“約束”で始まる語句
約束通
約束事
約束迄