“老中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうじゅう75.0%
らうぢう8.3%
らうぢゆう8.3%
ろうちゅう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに待つこと三十分ばかり。その間に、老中ろうじゅう初め諸大官が、あるいは徒歩、あるいは乗り物の輿こしで、次第に城内へと集まって来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いたはり爰を下らせしが大岡殿は早々右の趣きを老中らうぢう方へ申立られ不日ふじつ評定所ひやうぢやうしよに於て吟味有べきとの事なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そのまじなひのせゐうかは知らないが、主殿頭は、身分不相応に出世して、紀州藩の小役人から老中らうぢゆうにまでなつた。それを噂に聞いた当時の人達は
若年寄と老中ろうちゅうが相より協議の上、鶴御成の日時をさだめて将軍に言上するのである。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)