“やくそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
約束97.9%
0.5%
婚約0.5%
役足0.5%
束約0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しやうめいくるのにはすなは其家そのいへわすれ、ぐんのぞんで約束やくそくすればすなは其親そのしんわすれ、(一六)枹鼓ふこることきふなればすなは其身そのみわする。
話は纏まったが、南はゆいのうを贈ってやくそくしたが、早く結婚する必要があるので、媒婆をせきたてて日を選まし、その日になると習慣に従って新人しんふじんを迎えに往った。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
やくそくしてむかえられる日を待っている女の家では驚惶きょうこうして吾も吾もと女を夫の家へ送った。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お種と以前の情交なかになろうとさまざまに辛労する体でござりましたが、そン時はもう利七と婚約やくそくが出来ておりましたけんに、お種の方では見返る気もなく、素気素法すげすっぽうな返事をしましたので
ソレあのとき役足やくそくのじゃこはどておますと云うような、判じて読まねば分らぬような事を書入れて、鉄川様何々よりと記して手紙は出来たが
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
たみうへもなきゑんよろこびておまへさまもいまはなのさかりりがたにつてはんで歩行あるくともれることでなし、大底たいていにおこヽろさだたまへ、松島まつしまさまにおんはありともなんのお束約やくそくがありしでもなく
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)