トップ
>
線路
>
せんろ
ふりがな文庫
“
線路
(
せんろ
)” の例文
すると、ここに、
白
(
しろ
)
い
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
た
大男
(
おおおとこ
)
が、その
後
(
ご
)
も
真昼
(
まひる
)
ごろ、のそりのそりと
線路
(
せんろ
)
の
上
(
うえ
)
を
歩
(
ある
)
いているのを
見
(
み
)
たというものがありました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのへんは、
単線
(
たんせん
)
で、
一筋
(
ひとすじ
)
の
線路
(
せんろ
)
きりありませんでした。
両方
(
りょうほう
)
から汽車が走ってくれば、ましょうめんから
衝突
(
しょうとつ
)
するばかりです。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
輕便鐵道
(
けいべんてつだう
)
の
線路
(
せんろ
)
を
蜿々
(
うね/\
)
と
通
(
とほ
)
した
左右
(
さいう
)
の
田畑
(
たはた
)
には、ほの
白
(
じろ
)
い
日中
(
ひなか
)
の
蛙
(
かへる
)
が、こと/\、くつ/\、と
忍笑
(
しのびわら
)
ひをするやうに
鳴
(
な
)
いた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
線路
(
せんろ
)
のへりになったみじかい
芝草
(
しばくさ
)
の中に、
月長石
(
げっちょうせき
)
ででも
刻
(
きざ
)
まれたような、すばらしい
紫
(
むらさき
)
のりんどうの花が
咲
(
さ
)
いていました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
京王電鉄調布上高井戸間の
線路
(
せんろ
)
工事
(
こうじ
)
がはじまって、
土方
(
どかた
)
人夫
(
にんぷ
)
が
大勢
(
おおぜい
)
入り込み、鏡花君の風流線にある様な騒ぎが起ったのは、夏もまだ浅い程の事だった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
母はときどき手のひらに
息
(
いき
)
をはきかけては仕事をすすめていった。
静
(
しず
)
かだ。遠く
線路
(
せんろ
)
を走ってゆく
貨物列車
(
かもつれっしゃ
)
のとどろきが、
壁
(
かべ
)
をゆすぶるようにはっきり聞こえてくる。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
最後
(
さいご
)
の
日
(
ひ
)
に、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも、それは
鶴見驛
(
つるみえき
)
から
線路
(
せんろ
)
を
起
(
こ
)
して、
少許
(
すこし
)
行
(
ゆ
)
つた
畑中
(
はたなか
)
の、
紺屋
(
こうや
)
の
横手
(
よこて
)
の
畑中
(
はたなか
)
から
掘出
(
ほりだ
)
しつゝあるのを
見出
(
みいだ
)
した。
普通
(
ふつう
)
貝塚
(
かひづか
)
などの
有
(
あ
)
るべき
個所
(
かしよ
)
ではない、
極
(
きは
)
めて
低地
(
ていち
)
だ。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
ところが
大森驛
(
おほもりえき
)
の
附近
(
ふきん
)
において
線路
(
せんろ
)
の
上
(
うへ
)
に
白
(
しろ
)
い
貝殼
(
かひがら
)
が
多
(
おほ
)
く
散亂
(
さんらん
)
してゐるのを
見
(
み
)
つけまして、これはきっと
石器時代
(
せつきじだい
)
の
貝塚
(
かひづか
)
があるのに
違
(
ちが
)
いないと
思
(
おも
)
ひ、それから
間
(
ま
)
もなくこの
大森
(
おほもり
)
へ
發掘
(
はつくつ
)
に
出
(
で
)
かけました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
線路
(
せんろ
)
の
砂
(
すな
)
に——あゝこの時
哀音
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
子供
(
こども
)
は
石
(
いし
)
を
拾
(
ひろ
)
って、わざわざ
線路
(
せんろ
)
の
方
(
ほう
)
まで、
田
(
た
)
のあぜ
道
(
みち
)
を
伝
(
つた
)
わってゆきました。そして、
石
(
いし
)
をつばめに
向
(
む
)
かって
投
(
な
)
げようと
思
(
おも
)
ったのです。
長ぐつの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ほんの
蝋燭
(
おてらし
)
だ、
旦那
(
だんな
)
。」さて、
最
(
もつと
)
も
難場
(
なんば
)
としたのは、
山下
(
やました
)
の
踏切
(
ふみきり
)
の
處
(
ところ
)
が、
一坂
(
ひとさか
)
辷
(
すべ
)
らうとする
勢
(
いきほひ
)
を、
故
(
わざ
)
と
線路
(
せんろ
)
で
沮
(
はゞ
)
めて、ゆつくりと
強請
(
ねだ
)
りかゝる。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そのまま、しばらくにらみあいのままでいましたが、さて、
線路
(
せんろ
)
が
一筋
(
ひとすじ
)
なので、お
互
(
たがい
)
に
通
(
とお
)
りぬけることができません。どちらか
後
(
あと
)
しざりをしなければなりません。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そのとき、すうっと
霧
(
きり
)
がはれかかりました。どこかへ行く
街道
(
かいどう
)
らしく小さな
電燈
(
でんとう
)
の
一列
(
いちれつ
)
についた通りがありました。それはしばらく
線路
(
せんろ
)
に
沿
(
そ
)
って
進
(
すす
)
んでいました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
あくる
日
(
ひ
)
の
夜
(
よ
)
は、はや、
暗
(
くら
)
い
貨物列車
(
かもつれっしゃ
)
の
中
(
なか
)
に
揺
(
ゆ
)
すられて、いつかきた
時分
(
じぶん
)
の
同
(
おな
)
じ
線路
(
せんろ
)
を、
都会
(
とかい
)
をさして
走
(
はし
)
っていたのであります。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
た※
渺々
(
べう/\
)
として
果
(
はて
)
もない
暗夜
(
やみ
)
の
裡
(
なか
)
に、
雨水
(
あめみづ
)
の
薄白
(
うすじろ
)
いのが、
鰻
(
うなぎ
)
の
腹
(
はら
)
のやうに
畝
(
うね
)
つて、
淀
(
よど
)
んだ
静
(
しづか
)
な
波
(
なみ
)
が、どろ/\と
来
(
き
)
て
線路
(
せんろ
)
を
浸
(
ひた
)
して
居
(
ゐ
)
さうにさへ
思
(
おも
)
はれる。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
がもうその時、
両方
(
りょうほう
)
の
火夫
(
かふ
)
は
線路
(
せんろ
)
の上でであっていました。立どまって、何か話してるようでした。すると、こちらの
火夫
(
かふ
)
が、いきなり
向
(
むこ
)
うの男になぐりかかりました。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
それはだんだん数を
増
(
ま
)
してきて、もういまは
列
(
れつ
)
のように
崖
(
がけ
)
と
線路
(
せんろ
)
との間にならび、思わずジョバンニが
窓
(
まど
)
から顔を引っ
込
(
こ
)
めて
向
(
む
)
こう
側
(
がわ
)
の
窓
(
まど
)
を見ましたときは、
美
(
うつく
)
しいそらの野原の
地平線
(
ちへいせん
)
のはてまで
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
大河
(
おおかわ
)
にかかっている
鉄橋
(
てっきょう
)
の
根
(
ね
)
もとが
腐
(
くさ
)
れていたのをこのごろ
発見
(
はっけん
)
した。
白
(
しろ
)
い
影
(
かげ
)
が
線路
(
せんろ
)
の
上
(
うえ
)
を
歩
(
ある
)
いていたのは、それを
注意
(
ちゅうい
)
するためだった。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
天利
(
てんり
)
にて、
晝食
(
ちうじき
)
、
此
(
こ
)
の
料理屋
(
れうりや
)
の
角
(
かど
)
にて
小杉天外氏
(
こすぎてんぐわいし
)
に
逢
(
あ
)
ふ。それより
函嶺
(
はこね
)
に
赴
(
おもむ
)
く
途中
(
とちう
)
、
電鐵
(
でんてつ
)
の
線路
(
せんろ
)
に
踏
(
ふ
)
み
迷
(
まよ
)
ひ
危
(
あぶな
)
い
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
ることなどあり、
午後四時半
(
ごごよじはん
)
塔
(
たふ
)
の
澤
(
さは
)
着
(
ちやく
)
。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
声
(
こえ
)
は、なにかしきりに、
自分
(
じぶん
)
に
向
(
む
)
かって、
告
(
つ
)
げようとしているようです。
子供
(
こども
)
は、つばめが
止
(
と
)
まっている、
下
(
した
)
の
線路
(
せんろ
)
のそばを
見
(
み
)
ました。
長ぐつの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
愚
(
ぐ
)
にもつかぬことをうつかり
饒舌
(
しやべ
)
つた。
靜岡
(
しづをか
)
まで
行
(
ゆ
)
くものが、
濱松
(
はままつ
)
へ
線路
(
せんろ
)
の
伸
(
の
)
びよう
道理
(
だうり
)
がない。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今度
(
こんど
)
は、すこし
道
(
みち
)
から
離
(
はな
)
れた
田
(
た
)
の
上
(
うえ
)
で
鳴
(
な
)
いていました。ちょうどその
下
(
した
)
には
汽車
(
きしゃ
)
の
線路
(
せんろ
)
があって、
土手
(
どて
)
がつづいていました。
長ぐつの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何
(
ど
)
うだ
北八
(
きたはち
)
、
線路
(
せんろ
)
の
傍
(
わき
)
の
彼
(
あ
)
の
森
(
もり
)
が
鶯花園
(
あうくわゑん
)
だよ、
畫
(
ゑ
)
に
描
(
か
)
いた
天女
(
てんによ
)
は
賣藥
(
ばいやく
)
の
廣告
(
くわうこく
)
だ、そんなものに、
見愡
(
みと
)
れるな。おつと、また
其
(
その
)
古道具屋
(
ふるだうぐや
)
は
高
(
たか
)
さうだぜ、お
辭儀
(
じぎ
)
をされると
六
(
むづ
)
ヶしいぞ。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「たとえ、
遠
(
とお
)
いたって、ここから
二筋
(
ふたすじ
)
の
線路
(
せんろ
)
が
私
(
わたし
)
の
町
(
まち
)
までつづいているのよ。
汽車
(
きしゃ
)
にさえ
乗
(
の
)
れば、ひとりでにつれていってくれるのですもの。」
青い星の国へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
うまし、かるた
會
(
くわい
)
に
急
(
いそ
)
ぐ
若
(
わか
)
き
胸
(
むね
)
は、
駒下駄
(
こまげた
)
も
撒水
(
まきみづ
)
に
辷
(
すべ
)
る。
戀
(
こひ
)
の
歌
(
うた
)
を
想
(
おも
)
ふにつけ、
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
線路
(
せんろ
)
さへ
丸木橋
(
まるきばし
)
の
心地
(
こゝち
)
やすらむ。
松
(
まつ
)
を
鳴
(
な
)
らす
電車
(
でんしや
)
の
風
(
かぜ
)
に、
春着
(
はるぎ
)
の
袖
(
そで
)
を
引合
(
ひきあは
)
す
急
(
せ
)
き
心
(
ごころ
)
も
風情
(
ふぜい
)
なり。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
汽車
(
きしゃ
)
や、
線路
(
せんろ
)
は、
鉄
(
てつ
)
で
造
(
つく
)
られてはいますが、その
月日
(
つきひ
)
のたつうちにはいつかはしらず、
磨滅
(
まめつ
)
してしまうのです。みんな、あなたに
征服
(
せいふく
)
されます。
ある夜の星たちの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
飛
(
と
)
ぶやうに
列車
(
れつしや
)
の
過
(
す
)
ぐる、
小栗栖
(
をぐるす
)
を
窓
(
まど
)
から
覗
(
のぞ
)
いて、あゝ、あすこらの
藪
(
やぶ
)
から
槍
(
やり
)
が
出
(
で
)
て、
馬上
(
ばじやう
)
に
堪
(
たま
)
らず
武智光秀
(
たけちみつひで
)
、どうと
落人
(
おちうど
)
から
忠兵衞
(
ちうべゑ
)
で、
足
(
あし
)
捗取
(
はかど
)
らぬ
小笹原
(
こざさはら
)
と、
線路
(
せんろ
)
の
堤防
(
どて
)
の
枯草
(
かれくさ
)
を
見
(
み
)
た
料簡
(
れうけん
)
。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
線路
(
せんろ
)
は
修繕
(
しゅうぜん
)
されて、やがて
列車
(
れっしゃ
)
は、いままでのように
往復
(
おうふく
)
するようになりました。その
後
(
ご
)
になって、ふたたび
同
(
おな
)
じような
事件
(
じけん
)
が
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
されました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二人
(
ふたり
)
は、
線路
(
せんろ
)
のそばのさくにもたれて、シグナルや、
石炭
(
せきたん
)
の
山
(
やま
)
や、トロッコのある、
構内
(
こうない
)
の
景色
(
けしき
)
をながめていました。
昼のお月さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「しかられないかなあ。」と、
義
(
よっ
)
ちゃんは、
考
(
かんが
)
えながら、トロッコの
通
(
とお
)
るたびに、
線路
(
せんろ
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一
時間
(
じかん
)
に
幾
(
いく
)
十
回
(
かい
)
となく、
貨車
(
かしゃ
)
や、
客車
(
きゃくしゃ
)
が
往復
(
おうふく
)
するために、
熱
(
ねつ
)
を
発
(
はっ
)
し、
烈
(
はげ
)
しく
震動
(
しんどう
)
する
線路
(
せんろ
)
でも、ある
時間
(
じかん
)
は、きわめてしんとして、
冷
(
つめ
)
たく
白光
(
しろびか
)
りのする
鋼鉄
(
こうてつ
)
の
面
(
おもて
)
へ
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
出征
(
しゅっせい
)
の
際
(
さい
)
は、○○
駅
(
えき
)
から、
徳蔵
(
とくぞう
)
さんは、
出発
(
しゅっぱつ
)
したのです。
兵隊
(
へいたい
)
さんを
乗
(
の
)
せた
汽車
(
きしゃ
)
が
通
(
とお
)
ると、
国防婦人
(
こくぼうふじん
)
の
制服
(
せいふく
)
を
着
(
き
)
た
女
(
おんな
)
たちは、
線路
(
せんろ
)
のそばに
並
(
なら
)
んで、
旗
(
はた
)
を
振
(
ふ
)
りました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
山
(
やま
)
を一つ
越
(
こ
)
すと、すでに
桜
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
は
満開
(
まんかい
)
でした。ある
小
(
ちい
)
さな
駅
(
えき
)
にさしかかる
前
(
まえ
)
、
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
のある
土手
(
どて
)
で四、五
人
(
にん
)
の
工夫
(
こうふ
)
が、
並
(
なら
)
んでつるはしを
振
(
ふ
)
り
上
(
あ
)
げて
線路
(
せんろ
)
を
直
(
なお
)
していました。
汽車は走る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年
(
とし
)
とった
工夫
(
こうふ
)
が、うつむきながら、
線路
(
せんろ
)
に
添
(
そ
)
うて
歩
(
ある
)
いていました。
若
(
わか
)
い
時分
(
じぶん
)
から、
今日
(
こんにち
)
にいたるまで
働
(
はたら
)
きつづけたのです。
元気
(
げんき
)
で、よく
肥
(
ふと
)
っていた
体
(
からだ
)
は、だんだんやせてきました。
老工夫と電灯:――大人の童話――
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
よっちゃんは、
汽車
(
きしゃ
)
のことを、チイタッタといっていました。チイタッタといって、
汽車
(
きしゃ
)
が
線路
(
せんろ
)
の
上
(
うえ
)
を
走
(
はし
)
ってゆくからです。ちょうどこのときでした。ぐらぐらと
家
(
いえ
)
が
揺
(
ゆ
)
れはじめました。
時計とよっちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
男
(
おとこ
)
は、どうしたらいいだろうかとあわてて、すぐにも
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
そうかとしました。
汽車
(
きしゃ
)
に
乗
(
の
)
っている
人々
(
ひとびと
)
は、みんな
窓
(
まど
)
から
顔
(
かお
)
を
出
(
だ
)
して、
何事
(
なにごと
)
が
起
(
お
)
こったのだろうかと
線路
(
せんろ
)
の
上
(
うえ
)
をながめていました。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
線
常用漢字
小2
部首:⽷
15画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“線路”で始まる語句
線路内