“せんろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
線路87.5%
甎爐3.1%
穿顱3.1%
船櫓3.1%
鉄道線路3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのへんは、単線たんせんで、一筋ひとすじ線路せんろきりありませんでした。両方りょうほうから汽車が走ってくれば、ましょうめんから衝突しょうとつするばかりです。
ばかな汽車 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
梁柱うつばりはいふもさらなり、籘の一條ひとすぢだにうるしの如く光らざるものなし。の中央に、長さ二三尺、幅これに半ばしたる甎爐せんろあり。かしぐも煖むるも、皆こゝに火焚きてなすなるべし。
穿顱せんろ(7)は首尾よくなし遂げられた。刺胳しらく(8)もされ、そのほか多くの普通の救助法も試みられた。
敵はその辺りを中枢ちゅうすうとして水陸に充満していた。船櫓せんろの鳴るところ旗ひらめき、剣槍のかがやくところ士馬のこえふるい、草木もこぞって、国を防ぐためにおののいているかと思われた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)