トップ
>
何度
>
なんど
ふりがな文庫
“
何度
(
なんど
)” の例文
「うるさい
子
(
こ
)
だ。
何度
(
なんど
)
呼
(
よ
)
んでも
黙
(
だま
)
っていてやろう。」と、おばあさんは、
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
でいって、
知
(
し
)
らん
顔
(
かお
)
をして
銭
(
ぜに
)
を
勘定
(
かんじょう
)
していました。
善いことをした喜び
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何度
(
なんど
)
も
何度
(
なんど
)
も
雄鷄
(
おんどり
)
は
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
へ
上
(
のぼ
)
りまして、そこから
飛
(
と
)
ばうとしましたが、その
度
(
たび
)
に
羽
(
はね
)
をばた/″\させて
舞
(
ま
)
ひ
降
(
お
)
りてしまひました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
落城後
(
らくじょうご
)
私
(
わたくし
)
があの
諸磯
(
もろいそ
)
の
海辺
(
うみべ
)
に
佗住居
(
わびずまい
)
をして
居
(
い
)
た
時分
(
じぶん
)
などは、
何度
(
なんど
)
も
何度
(
なんど
)
も
訪
(
おとず
)
れて
来
(
き
)
て、
何
(
なに
)
かと
私
(
わたくし
)
に
力
(
ちから
)
をつけてくれました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
夜具
(
やぐ
)
を
被
(
かぶ
)
つた
儘
(
まゝ
)
、ひとり
硬
(
かた
)
くなつて
眼
(
め
)
を
眠
(
ねむ
)
つてゐた。
彼
(
かれ
)
は
此
(
この
)
暗
(
くら
)
い
中
(
なか
)
で、
坂井
(
さかゐ
)
から
聞
(
き
)
いた
話
(
はなし
)
を
何度
(
なんど
)
となく
反覆
(
はんぷく
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「はつ‥‥」と、
田中
(
たなか
)
はあわてて
路上
(
ろじやう
)
を
腹這
(
はらば
)
ひになつて
手
(
て
)
を
延
(
の
)
ばした。が、
手
(
て
)
はなかなか
届
(
とど
)
かなかつた。
手先
(
てさき
)
と
銃身
(
じうしん
)
とが
何度
(
なんど
)
か
空間
(
くうかん
)
で
交錯
(
かうさく
)
し
合
(
あ
)
つた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
▼ もっと見る
井戸
(
いど
)
を
掘
(
ほ
)
るお
金
(
かね
)
はだいたいできたのですが、いざとなって
地主
(
じぬし
)
が、そこに
井戸
(
いど
)
を
掘
(
ほ
)
ることをしょうちしてくれないので、
何度
(
なんど
)
も
頼
(
たの
)
みに
来
(
き
)
たのでした。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
……お妙は、喬之助に会って以来、日に
何度
(
なんど
)
となく自分に向ってその問いを発して来たのだが、心のどこを叩いても、この答えは見つからなかった。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「あの
人
(
ひと
)
を
殺
(
ころ
)
して
下
(
くだ
)
さい。わたしはあの
人
(
ひと
)
が
生
(
い
)
きてゐては、あなたと一しよにはゐられません。」——
妻
(
つま
)
は
氣
(
き
)
が
狂
(
くる
)
つたやうに、
何度
(
なんど
)
もかう
叫
(
さけ
)
び
立
(
た
)
てた。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ある
村
(
むら
)
の
真
(
ま
)
ん
中
(
なか
)
に、大きな川が
流
(
なが
)
れていました。その川は
大
(
たい
)
へん
流
(
なが
)
れが
強
(
つよ
)
くて
速
(
はや
)
くて、
昔
(
むかし
)
から
代々
(
だいだい
)
、
村
(
むら
)
の人が
何度
(
なんど
)
橋
(
はし
)
をかけても、すぐ
流
(
なが
)
されてしまいます。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
クリストフはこれまで
何度
(
なんど
)
も、それらの
夜
(
よる
)
の声を聞いていた。しかしまだこんな
風
(
ふう
)
に聞いたことはなかった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
併し
代々
(
だい/″\
)
学者で
法談
(
はふだん
)
の
上手
(
じやうず
)
な
和上
(
わじやう
)
が来て住職に成り、
年
(
とし
)
に
何度
(
なんど
)
か諸国を巡回して、法談で
蓄
(
た
)
めた
布施
(
ふせ
)
を持帰つては、其れで
生活
(
くらし
)
を立て、
御堂
(
みだう
)
や
庫裡
(
くり
)
の普請をも
為
(
す
)
る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
ロミオ
信仰
(
しんかう
)
の
堅
(
かた
)
い
此
(
この
)
眼
(
まなこ
)
に、
假
(
かり
)
にも
其樣
(
そのやう
)
な
不信心
(
ふしんじん
)
が
起
(
おこ
)
るならば、
涙
(
なみだ
)
は
炎
(
ほのほ
)
とも
變
(
かは
)
りをれ!
何度
(
なんど
)
溺
(
おぼ
)
れても
死
(
し
)
にをらぬ
此
(
この
)
明透
(
すきとほ
)
る
異端
(
げだう
)
め、
譃
(
うそ
)
を
言
(
い
)
うた
科
(
とが
)
で
火刑
(
ひあぶり
)
にせられをれ!
何
(
なん
)
ぢゃ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
『
私
(
わたくし
)
は
喋
(
しやべ
)
る
事
(
こと
)
が
下手
(
へた
)
だから、
分
(
わか
)
らなかつたら、
何度
(
なんど
)
でも
聽返
(
きゝかへ
)
して
下
(
くだ
)
さい。』と
例
(
れい
)
の
口調
(
くちよう
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
林太郎は日がくれるまで、
何度
(
なんど
)
となくその丘へきてみましたが、やっぱりだめでした。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
けれどもあのヱヴェレストの
頂上
(
てうじやう
)
だけは、
見上
(
みあ
)
げたゞけでも
目
(
め
)
が
眩
(
くら
)
んで、
何度
(
なんど
)
もそこまで
飛
(
と
)
んで
見
(
み
)
ようとしては、
半分
(
はんぶん
)
もゆかないうちに、
疲
(
つか
)
れてしまつたラランはゾグゾクしながら
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
獄
(
ごく
)
から
歸
(
かへ
)
つて見ると石がない、
雲飛
(
うんぴ
)
は妻を
罵
(
のゝし
)
り
子
(
こ
)
を
毆
(
う
)
ち、
怒
(
いかり
)
に
怒
(
いか
)
り、
狂
(
くる
)
ひに
狂
(
くる
)
ひ、
遂
(
つひ
)
に
自殺
(
じさつ
)
しようとして
何度
(
なんど
)
も
妻子
(
さいし
)
に
發見
(
はつけん
)
されては自殺することも
出來
(
でき
)
ず、
懊惱
(
あうなう
)
煩悶
(
はんもん
)
して居ると、一夜
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
今
(
いま
)
まで
注意
(
ちうい
)
せずに
何度
(
なんど
)
も/\
歩
(
ある
)
いて
居
(
ゐ
)
た
其路
(
そのみち
)
から、三千
年
(
ねん
)
前
(
ぜん
)
の
遺物
(
ゐぶつ
)
を
幾個
(
いくこ
)
となく
發見
(
はつけん
)
するので、
何
(
な
)
んだか
金剛石
(
こんがうせき
)
がゴロ/\
足下
(
あしもと
)
に
轉
(
ころ
)
がつて
居
(
ゐ
)
る
樣
(
やう
)
な
氣持
(
きもち
)
までして、
嬉
(
うれ
)
しくて
溜
(
たま
)
らなかつた。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
何度
(
なんど
)
でもけふは
何日
(
なんち
)
ときくまでにわれ
呆
(
ほ
)
けたりと伯父ののらする
閉戸閑詠
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
何度
(
なんど
)
私はそれ等の破片を、朝毎に
鳥料理:A Parody
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
かんしゃくまぎれに
鉄
(
てつ
)
の
棒
(
ぼう
)
を
折
(
お
)
り
曲
(
ま
)
げて、
外
(
そと
)
へ
暴
(
あば
)
れ
出
(
だ
)
してやろうと、
何度
(
なんど
)
となく、そのおりの
鉄棒
(
てつぼう
)
に
飛
(
と
)
びついたかしれません。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いや、
何度
(
なんど
)
お
前
(
まえ
)
が
頼
(
たの
)
みにきても、わしは
井戸
(
いど
)
を
掘
(
ほ
)
らせん。しゃっくりがもうあと一
日
(
にち
)
つづくと、わしが
死
(
し
)
ぬそうだが、
死
(
し
)
んでもそいつは
許
(
ゆる
)
さぬ。」
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
岩屋
(
いわや
)
の
修行中
(
しゅぎょうちゅう
)
に
誰
(
だれ
)
かの
臨終
(
りんじゅう
)
に
出会
(
であ
)
ったことがあるか、とのお
訊
(
たず
)
ねでございますか。——それは
何度
(
なんど
)
も
何度
(
なんど
)
もあります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
懇意
(
こんい
)
な
若
(
わか
)
い
青年
(
せいねん
)
が
心易立
(
こゝろやすだて
)
に
話
(
はな
)
し
合
(
あ
)
ふ
遠慮
(
ゑんりよ
)
のない
題目
(
だいもく
)
は、
是迄
(
これまで
)
二人
(
ふたり
)
の
間
(
あひだ
)
に
何度
(
なんど
)
となく
交換
(
かうくわん
)
されたにも
拘
(
かゝ
)
はらず、
安井
(
やすゐ
)
はこゝへ
來
(
き
)
て、
息詰
(
いきづま
)
つた
如
(
ごと
)
くに
見
(
み
)
えた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
平生
(
へいぜい
)
からお
人好
(
ひとよ
)
しで、
愚圖
(
ぐづ
)
で、
低能
(
ていのう
)
な
彼
(
かれ
)
は、もともとだらしのない
男
(
をとこ
)
だつたが、
今
(
いま
)
は
全
(
まつた
)
く
正體
(
しやうたい
)
を
失
(
うしな
)
つてゐた。
彼
(
かれ
)
は
何度
(
なんど
)
私
(
わたし
)
の
肩
(
かた
)
に
倒
(
たふ
)
れかゝつたか
知
(
し
)
れなかつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
家の人たちは
何度
(
なんど
)
も、
雑貨屋
(
ざっかや
)
や
小間物屋
(
こまものや
)
などの小さな店を
買
(
か
)
ってやって、そこにおちつくようにすすめたことがあった。しかし
彼
(
かれ
)
は
腰
(
こし
)
をすえることが出来なかった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
お
初
(
はつ
)
と
子供
(
こども
)
は、
袖子
(
そでこ
)
の
前
(
まえ
)
で、こんな
言葉
(
ことば
)
をかわしていた。
子供
(
こども
)
から
呼
(
よ
)
びかけられるたびに、お
初
(
はつ
)
は「まあ、
可愛
(
かわい
)
い」という
様子
(
ようす
)
をして、
同
(
おな
)
じことを
何度
(
なんど
)
も
何度
(
なんど
)
も
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
した。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
すぐ
阿蘇忠国
(
あそのただくに
)
を
案内者
(
あんないしゃ
)
にして、わずかな
味方
(
みかた
)
の
兵
(
へい
)
を
連
(
つ
)
れたなり、
九州
(
きゅうしゅう
)
の
城
(
しろ
)
という
城
(
しろ
)
を
片
(
かた
)
っぱしからめぐり
歩
(
ある
)
いて、十三の
年
(
とし
)
の
春
(
はる
)
から十五の
年
(
とし
)
の
秋
(
あき
)
まで、
大戦
(
おおいくさ
)
だけでも二十
何度
(
なんど
)
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
さうして、この門の上へ持つて來て、
犬
(
いぬ
)
のやうに
棄
(
す
)
てられてしまふばかりである。
選
(
えら
)
ばないとすれば——下人の考へは、
何度
(
なんど
)
も同じ道を低徊した
揚句
(
あげく
)
に、やつとこの局所へ
逢着
(
はうちやく
)
した。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『
義母
(
おつかさん
)
お
大師樣
(
だいしさま
)
へ
何度
(
なんど
)
お
參
(
まゐ
)
りになりました。』
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
何度
(
なんど
)
私はそれ
等
(
ら
)
の破片を、朝
毎
(
ごと
)
に
鳥料理
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
その
後
(
ご
)
も
私
(
わたくし
)
は
幾度
(
いくど
)
となくこの
竜宮街道
(
りゅうぐうかいどう
)
を
通
(
とお
)
りましたが、
何度
(
なんど
)
通
(
とお
)
って
見
(
み
)
ても
心地
(
ごこち
)
のよいのはこの
街道
(
かいどう
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そういって、
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
は
去
(
さ
)
ったのでした。こういうようなことが、これまでに
何度
(
なんど
)
あったでしょう。二
度
(
ど
)
と
同
(
おな
)
じ
渡
(
わた
)
り
鳥
(
どり
)
で、たずねてくれたものはなかったのです。
曠野
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
学生生活程気楽なものはないと
云
(
い
)
ふ
文句
(
もんく
)
が
何度
(
なんど
)
も
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
された。三四郎は此
文句
(
もんく
)
を聞くたびに、自分の寿命も
僅
(
わづ
)
か二三年の
間
(
あひだ
)
なのか知らんと、
盆槍
(
ぼんやり
)
考へ始めた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それからつるつる、つるつる、
何度
(
なんど
)
も
何度
(
なんど
)
もすべりながら、それでも
強情
(
ごうじょう
)
に一
間
(
けん
)
ばかり
登
(
のぼ
)
りましたが、とうとう
一息
(
ひといき
)
につるりとすべって、ずしんと
地
(
じ
)
びたにころげ
落
(
お
)
ちました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そしてまた
何度
(
なんど
)
私
(
わたし
)
は
道
(
みち
)
の
外
(
そと
)
へよろけ
出
(
だ
)
さうとする
彼
(
かれ
)
を
抑
(
おさ
)
へてやつたか
知
(
し
)
れなかつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
盜人
(
ぬすびと
)
は
妻
(
つま
)
を
手
(
て
)
ごめにすると、
其處
(
そこ
)
へ
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
した
儘
(
まま
)
、いろいろ
妻
(
つま
)
を
慰
(
なぐさ
)
め
出
(
だ
)
した。おれは
勿論
(
もちろん
)
口
(
くち
)
は
利
(
き
)
けない。
體
(
からだ
)
も
杉
(
すぎ
)
の
根
(
ね
)
に
縛
(
しば
)
られてゐる。が、おれはその
間
(
あひだ
)
に、
何度
(
なんど
)
も
妻
(
つま
)
へ
目
(
め
)
くばせをした。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何度
(
なんど
)
も/\も
名前
(
なまへ
)
を
呼
(
よ
)
ばれて、
漸
(
やうや
)
くその
生徒
(
せいと
)
は
正氣
(
しやうき
)
に
復
(
かへ
)
つた
事
(
こと
)
がありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と、
何度
(
なんど
)
もつぶやいたのでありました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
『
何度
(
なんど
)
ですか。』
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
けれども、
是
(
これ
)
に
似
(
に
)
た
不安
(
ふあん
)
は
是
(
これ
)
から
先
(
さき
)
何度
(
なんど
)
でも、
色々
(
いろ/\
)
な
程度
(
ていど
)
に
於
(
おい
)
て、
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
さなければ
濟
(
す
)
まない
樣
(
やう
)
な
虫
(
むし
)
の
知
(
し
)
らせが
何處
(
どこ
)
かにあつた。それを
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
させるのは
天
(
てん
)
の
事
(
こと
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おじいさん!」と、
子供
(
こども
)
たちは、いいお
友
(
とも
)
だちを
見
(
み
)
つけたように、
口々
(
くちぐち
)
に、
何度
(
なんど
)
も
同
(
おな
)
じ
言葉
(
ことば
)
をくり
返
(
かえ
)
して、
熱心
(
ねっしん
)
に
仕事
(
しごと
)
をしているおじいさんの
注意
(
ちゅうい
)
をひこうとしたのであります。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それでも、
二郎
(
じろう
)
は、
何度
(
なんど
)
となく
筆
(
ふで
)
で、その
上
(
うえ
)
をこすって
字
(
じ
)
を
書
(
か
)
きました。
遠くで鳴る雷
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“何度”の意味
《名詞・形容動詞》
温度や角度などで度数がわからない時に言う語。
回数などかわからない時に言う語。
(出典:Wiktionary)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“何”で始まる語句
何
何処
何時
何故
何人
何方
何卒
何處
何日
何事