以下いか)” の例文
みぎうち説明せつめいりやくしてもよいものがある。しかしながら、一應いさおうはざつとした註釋ちゆうしやくはへることにする。以下いかこううてすゝんでく。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もつとも、加州かしう金石かないはから——蓮如上人れんによしやうにん縁起えんぎのうち、よめおどしの道場だうぢやう吉崎よしざきみなと小女郎こぢよらう三國みくにつて、かなさきかよ百噸ひやくとん以下いか汽船きせんはあつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もっとも、富士山ふじさん日本につぽんアルプス以下いか、すべての高山こうざんいたゞちかくには、さむさがつよくて樹木じゆもくそだちません。このことはのちにくはしくおはなしします。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
くのごと對照式たいせうしき綺語きご——技巧的ぎこうてき比喩語ひゆご——をならぶることはシェークスピヤの青年期せいねんきにはイギリス文壇ぶんだん流行りうかうなりしなり。以下いかにも同例どうれいおほし。
證據しようこ召捕めしとり候へと申わたされそれより瀬川せがは并に母おたけ請人うけにん君太夫きみたいふ松葉屋まつばや桐屋きりや以下いか呼出され瀬川の本夫をつとと云は何者なにものなるやと尋問たづねらるゝに瀬川はつゝしんでかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼等かれら他人ひと自分じぶん同等どうとう以下いかくるしんでるとおもつてあひだ相互さうごくるしんでることに一しゆ安心あんしんかんずるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
が、麻雀マアジヤンたちまちにして日本にほん社會しやくわい飛躍ひやくした。これは一めんあきらか麻雀戲マアジヤンぎそのものの魅力みりよくからだ。そして、一めん空閑緑くがみどり以下いか識者しきしや盡力じんりよくからにちがひない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
この少年せうねん數學すうがく勿論もちろん其他そのた學力がくりよく全校ぜんかう生徒中せいとちゆうだいりう以下いかであるが、天才てんさいいたつてはまつたならぶものがないので、わづかるゐさうかともはれるもの自分じぶんにん
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その当時とうじ、まだ二十だい青年せいねんで、あの石狩平野いしかりへいやを走る列車れっしゃ車掌しゃしょうとして乗りこんでいたおじからきいた話なのです。以下いか、わたしとか自分とかいうのは、おじのことです。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
「これがほんとに人間にんげん以上いじやううま以下いかつてふんだ。ぴいひよろ」とながいながい欠伸あくびをしました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
それによつて、その以下いかおもひやるだにかなしきものをといふような、むしろありふれた言葉ことばまで、いき/\とひとむねに、なんだかたまらないようにせまつてるのであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
小頭こがしらの雁六がはらをたてて、岩にこしをおろしてしまったので、以下いか六十人の山掘夫やまほりも、みんなブツブツ口小言くちこごとをつぶやきながら、ふてくされの煙草たばこやすみとでかけはじめた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成程なるほど海中かいちう潜行せんかうするがゆゑ潜水艇せんすいてい虚僞うそではないにしても、從來じゆうらい實例じつれいでは、是等これら潜行艇せんかうてい海水かいすい壓力あつりよくめと空氣くうき缺乏けつぼうため海底かいていフヒート以下いか沈降ちんかうするものはまれ
結局けっきょく洪積は地形図の百四十メートルの線以下いかという大体の見当も附けてあとは先生が云ったように木のそだ工合ぐあいや何かを参照さんしょうしてめた。ぼくは土性の調査よりも地質ちしつの方が面白おもしろい。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
横町よこてうおもてそろひはおな眞岡木綿まおかもめん町名ちやうめうくづしを、去歳こぞよりはからぬかたをつぶやくもりし、くちなしそめあさだすきるほどふときをこのみて、十四五より以下いかなるは、達磨だるま木兎みゝづくいぬはり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「なるほど、おもみがありますね、これは、一もんめ以下いかということはありません。」
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかしぼくたちはちいさい子供こどもはつれてゆくわけにはいかなかった。そこで松男君まつおくん提案ていあんで、しんねん以下いかものはしんたのむねからむらかえり、しんねん以上いじょうものが、まちまでついてゆくことにきまった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
したがつて破壞力はかいりよくからいへば、餘震よしん最大さいだいなるものも最初さいしよ大地震だいぢしん九分くぶんいち以下いかであるといふことになる。ざつと十分じゆうぶんいちてよいであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その學生がくせいころから、閣下かくか學問がくもんはら出來できて、わたしのやうに卑怯ひけふでないから、およぎにたつしてはないけれども、北海ほくかい荒浪あらなみ百噸ひやくとん以下いかおそれない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
 日本につぽん𤍠帶林ねつたいりんにはひるものは、臺灣たいわん平均へいきん一千いつせん五百尺ごひやくしやく以下いか平地へいち琉球本島りゆうきゆうほんとう南半分みなみはんぶん小笠原群島をがさはらぐんとう新領土しんりようどのマーシャル、カロリン、マリアナ列島等れつとうなど
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
城は本丸ほんまる、二ノ丸、三ノ丸にわかれ、中央ちゅうおうに八そう天主閣てんしゅかくそびえていた、二じゅう以下いか惣塗そうぬりごめ、五じゅうには廻廊かいろうをめぐらし、勾欄こうらんには鳳龍ほうりゅう彫琢ちょうたく、千じょうじきには七宝しっぽうはしら
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなは現今げんこんおいもつと精巧せいこうなる潜水器せんすいきでも、海底かいてい五十米突メートル以下いかしづんではみづ壓力あつりよくめと空氣喞筒くうきポンプ不完全ふくわんぜんなるために、到底たうていそのようさぬのであるから、潜水器せんすいきもちゆる海賊船かいぞくせん
かうして最初さいしよ大地震だいぢしんこらへる家屋かおくが、其後そのご三分さんぶんいち以下いか地震力ぢしんりよくによつてられることはないはずである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
温度おんどでいへば、同温度どうおんど地方ちほうをつなぎあはせたせん、すなはち同温線どうおんせん攝氏十三度せつしじゆうさんど以上いじよう二十一度にじゆういちど以下いかです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
をかしく蜴蟷傘かうもりがさじゆつでも使つかひさうでまことになる、以下いかこの小道具こだうぐ節略せつりやくする。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すこ海軍かいぐんことつうじたひとたれでもつてる、すでに海水中かいすいちう十四フヒート以下いかしづんだるあるものむかつては、世界最強力せかいさいきようりよくのガツトリング機砲きほうでも、カ子ーほうでも、些少させう打撃だげきをもくわふること出來できぬのである。
海外かいがいもつと激烈げきれつなものに比較ひかくすればはるかにそれ以下いかであることを了解りようかいせられるであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
とき画工ぐわこう——画家ぐわか画伯ぐわはくにはちがひないが、うも、画工ゑかきさんのはうが、けてたびには親味したしみがある(以下いかとき諸氏しよし敬語けいごりやくすることゆるされたし。)くわん五さんは、このたふげを、もとへ二ちやうばかり、ぶり
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それ以下いかには二百以上にひやくいじよう寄生火山きせいかざん簇立ぞくりつしてゐるので鋸齒状きよしじよう輪廊りんかくられる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)