トップ
>
必要
>
ひつよう
ふりがな文庫
“
必要
(
ひつよう
)” の例文
それが
前
(
まへ
)
に
言
(
い
)
つたように
人間
(
にんげん
)
が
多
(
おほ
)
くなるにつれて
木材
(
もくざい
)
がいよ/\
多
(
おほ
)
く
必要
(
ひつよう
)
となり、どんどん
伐
(
き
)
るため、
村落
(
そんらく
)
に
近
(
ちか
)
い
山
(
やま
)
の
木
(
き
)
はもとより
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
「なに、こればかしの
病気
(
びょうき
)
は、じきになおってしまう。
後
(
あと
)
になって、また、あの
薬
(
くすり
)
が
必要
(
ひつよう
)
なときがあるだろう。」と、
兄
(
あに
)
は
答
(
こた
)
えました。
村の兄弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もちろんこういう
散歩
(
さんぽ
)
のおり、リーズはものは言えなかったが、きみょうなことに、わたしたちはなにもことばの
必要
(
ひつよう
)
はなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
同
(
おな
)
じ
日本
(
につぽん
)
の
石器時代
(
せつきじだい
)
の
人々
(
ひと/″\
)
のお
互
(
たがひ
)
の
交通
(
こうつう
)
とか、
文化
(
ぶんか
)
の
關係
(
かんけい
)
などを
知
(
し
)
るには、
土器
(
どき
)
の
模樣
(
もよう
)
や
形
(
かたち
)
などを
研究
(
けんきゆう
)
することが
必要
(
ひつよう
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
見るところ、花前は、ほとんど口をきく
必要
(
ひつよう
)
のないまで、自分の思うとおりを
直行
(
ちょっこう
)
するほか、なんの考えるところもないらしい。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
わが
國
(
くに
)
の
如
(
ごと
)
き
地震國
(
ぢしんこく
)
に
於
(
おい
)
ては、
地震
(
ぢしん
)
に
出會
(
であ
)
つたときの
適當
(
てきとう
)
な
心得
(
こゝろえ
)
が
絶對
(
ぜつたい
)
に
必要
(
ひつよう
)
なるにも
拘
(
かゝ
)
らず、
從來
(
じゆうらい
)
かようなものが
缺
(
か
)
けてゐた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
つまりその
作物
(
さくぶつ
)
の
背景
(
はいけい
)
になつてゐるものをのみこんで、
眞
(
しん
)
に
歌
(
うた
)
なり
俳句
(
はいく
)
なりを
味
(
あぢは
)
ひ
知
(
し
)
るといふことが、どうしても
必要
(
ひつよう
)
なのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
カワウソはそれ以上言う
必要
(
ひつよう
)
はありませんでした。ズルスケはガンのあとを追っかけて、もうずっと遠くへいってしまっていたのでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
が、この
娘
(
こ
)
としてはそうした
方便
(
ほうべん
)
の
必要
(
ひつよう
)
は
毛頭
(
もうとう
)
なく、もともと
純潔
(
じゅんけつ
)
な
小供
(
こども
)
の
修行
(
しゅぎょう
)
には、
最初
(
さいしょ
)
から
幽界
(
ゆうかい
)
の
現実
(
げんじつ
)
に
目覚
(
めざ
)
めさせるに
限
(
かぎ
)
るのじゃ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
艇
(
てい
)
は
些
(
いさゝか
)
も
空氣
(
くうき
)
の
缺乏
(
けつぼう
)
を
感
(
かん
)
ずる
事
(
こと
)
なく、十
時間
(
じかん
)
でも二十
時間
(
じかん
)
でも、
必要
(
ひつよう
)
に
應
(
おう
)
じて
海底
(
かいてい
)
の
潜行
(
せんかう
)
を
繼續
(
けいぞく
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
城内
(
じょうない
)
の者ならば、なにも、
好
(
この
)
んであんなところにひそんでいる
必要
(
ひつよう
)
はあるまい。第一、なんだかその
影
(
かげ
)
も
大人
(
おとな
)
なみの人間にしてはすこし小さい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いったいどんなものを歌う
必要
(
ひつよう
)
があるのか?」ゴットフリートは長い間
黙
(
だま
)
っていてから、ほっと
息
(
いき
)
をしていった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
しかし、ペテロの
銅像
(
どうぞう
)
には、ぜひ、馬が
必要
(
ひつよう
)
でした。なぜなら、ペテロは馬にのって、
戦場
(
せんじょう
)
にかつやくしました。そして、馬といっしょに、死んでいました。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
妃
(
きさき
)
よ、わたしたちは、ヨハネスをもういちど生きかえらせてやることができるのだよ。しかし、それにはふたりの子どもが
必要
(
ひつよう
)
なのだ。わたしたちは、あのふたりを
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
冷却
(
れいきゃく
)
して
後
(
のち
)
、
飛散
(
ひさん
)
するとすれば、
高尚
(
こうしょう
)
なる
殆
(
ほとん
)
ど
神
(
かみ
)
の
如
(
ごと
)
き
智力
(
ちりょく
)
を
備
(
そな
)
えたる
人間
(
にんげん
)
を、
虚無
(
きょむ
)
より
造出
(
つくりだ
)
すの
必要
(
ひつよう
)
はない。そうして
恰
(
あたか
)
も
嘲
(
あざけ
)
るが
如
(
ごと
)
くに、また
人
(
ひと
)
を
粘土
(
ねんど
)
に
化
(
か
)
する
必要
(
ひつよう
)
は
無
(
な
)
い。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
けれどもこれは
必要
(
ひつよう
)
がない。
却
(
かえ
)
って
混雑
(
こんざつ
)
するだけだ。とにかくひどく
坂
(
さか
)
になった。こんな
工合
(
ぐあい
)
で
丁度
(
ちょうど
)
よく
釜淵
(
かまぶち
)
に下りるんだ。遠くで鳥も鳴いているし。下の方で
渓
(
たに
)
がひどく鳴っている。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
つまり、あのマレイとの出あいは、わたしの
魂
(
たましい
)
の
奥
(
おく
)
に、わたしがちっとも気がつかないのに、ひとりでにいつのまにかはいりこんでいて、ちょうど
必要
(
ひつよう
)
なときになって、ふいに
浮
(
う
)
かび出たわけです。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
しかしその時代にいちばん
必要
(
ひつよう
)
な腕っぷしの力がなかった。体は小さく腕や
脚
(
あし
)
はひょろひょろしていて、自分より五つも六つも年下の子供とすもうを取っても、たわいもなく投げ
飛
(
と
)
ばされてしまった。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
灰色
(
はいいろ
)
の
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
た
姉
(
あね
)
は、べつに
姿
(
すがた
)
を
変
(
か
)
える
必要
(
ひつよう
)
もなかったので、ある
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
ももれない
真
(
ま
)
っ
暗
(
くら
)
な
真夜中
(
まよなか
)
に
下界
(
げかい
)
へ
降
(
お
)
りてきたのです。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
行火
(
あんか
)
の
代
(
かは
)
りにまでも
用
(
もち
)
ひられるようになり、
今日
(
こんにち
)
では
人間
(
にんげん
)
の
生活上
(
せいかつじよう
)
電氣
(
でんき
)
は
寸時
(
すんじ
)
も
缺
(
か
)
くことの
出來
(
でき
)
ない
必要
(
ひつよう
)
なものとなりました。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
火山
(
かざん
)
や
地震
(
ぢしん
)
は
強敵
(
きようてき
)
である。
強敵
(
きようてき
)
を
見
(
み
)
て
恐
(
おそ
)
れずとは
戰爭
(
せんそう
)
だけに
必要
(
ひつよう
)
な
格言
(
かくげん
)
でもあるまい。
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
はこれらの
自然現象
(
しぜんげんしよう
)
を
可
(
か
)
なり
恐
(
おそ
)
れたものである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
このごちそうがけっして食後の
卓上演説
(
たくじょうえんぜつ
)
を
必要
(
ひつよう
)
とするほどりっぱなものではなかったのはもちろんであるが、わたしは食事がすんだところで
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
繪葉書
(
えはがき
)
より
大
(
おほ
)
きな
寫眞
(
しやしん
)
の
必要
(
ひつよう
)
な
人
(
ひと
)
には、その
希望
(
きぼう
)
にまかせてそれ/″\の
寫眞
(
しやしん
)
を
賣
(
う
)
るようにもなつてゐるのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「ところで、ただいまもうした
咲耶子
(
さくやこ
)
という女は、なにか、そこもとのほうで
捕
(
と
)
らえておく
必要
(
ひつよう
)
がおありなのか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「じぶんが生きていくのに、
必要
(
ひつよう
)
いじょうの動物を殺さないものは、生きていたっていいですがね。ところが、あいつらときたらまったくひどいんですよ。」
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
本当
(
ほんとう
)
だ、どんなものを歌う
必要
(
ひつよう
)
があるか?……彼はやさしさと
悲
(
かな
)
しみで
胸
(
むね
)
が一ぱいになるのを
感
(
かん
)
じた。
牧場
(
まきば
)
を、河を、空を、なつかしい
星
(
ほし
)
を、
胸
(
むね
)
に
抱
(
だ
)
きしめたかった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
だからその
點
(
てん
)
において、そのお
歌
(
うた
)
が、
第一番
(
だいゝちばん
)
のものでなくとも、
何
(
なに
)
も
失望
(
しつぼう
)
する
必要
(
ひつよう
)
はありません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
答『むろん
沢山
(
たくさん
)
の
眷族
(
けんぞく
)
がある。
人霊
(
じんれい
)
、
天狗
(
てんぐ
)
、
動物霊
(
どうぶつれい
)
……
必要
(
ひつよう
)
に
応
(
おう
)
じていろいろ
揃
(
そろ
)
えてある……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
つまり、こうすれば、からだをまげる
必要
(
ひつよう
)
がありませんから、
背中
(
せなか
)
のいたむようなこともありませんし、またもうひとつには、思いがけないわざわいをこうむることもないのです。
りこうもののエルゼ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
『しかし
君
(
きみ
)
、
私
(
わたし
)
は
何
(
なに
)
もワルシャワへ
行
(
ゆ
)
く
必要
(
ひつよう
)
は
無
(
な
)
いのだから、
君
(
きみ
)
一人
(
ひとり
)
で
行
(
ゆ
)
き
給
(
たま
)
え、そうして
私
(
わたし
)
をどうぞ
先
(
さき
)
に
故郷
(
こきょう
)
に
帰
(
かえ
)
して
下
(
くだ
)
さい。』アンドレイ、エヒミチは
哀願
(
あいがん
)
するように
云
(
い
)
うた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
けれど、
私
(
わたくし
)
は
大佐
(
たいさ
)
の
今
(
いま
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
に
就
(
つ
)
いては、
一言
(
いちげん
)
も
問
(
とひ
)
を
發
(
はつ
)
しなかつた。
差當
(
さしあた
)
つて
尋
(
たづ
)
ねる
必要
(
ひつよう
)
も
無
(
な
)
く、また
容易
(
ようゐ
)
ならざる
大佐
(
たいさ
)
の
秘密
(
ひみつ
)
をば、
輕率
(
けいそつ
)
に
問
(
と
)
ひかけるのは、
却
(
かへつ
)
て
禮
(
れい
)
を
失
(
しつ
)
すると
思
(
おも
)
つたからで。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
何
(
なに
)
も
心配
(
しんぱい
)
する
必要
(
ひつよう
)
はなかった。
昨日
(
きのう
)
通
(
とお
)
ったばかりの
道
(
みち
)
でも、
少
(
すこ
)
しも
退屈
(
たいくつ
)
ではなかった。
心
(
こころ
)
に
誠意
(
せいい
)
をもって
善
(
よ
)
い
行
(
おこな
)
いをする
時
(
とき
)
には、
僕
(
ぼく
)
らはなんど
同
(
おな
)
じことをしても
退屈
(
たいくつ
)
するものではない、とわかった。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
いますこし勉強するのはもっとも
必要
(
ひつよう
)
だね
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
それで、
美代子
(
みよこ
)
は、
大事
(
だいじ
)
にして、その
豆
(
まめ
)
を
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
にいれてしまっておきました。しかしこの
必要
(
ひつよう
)
は、まったくなかったのです。
ごみだらけの豆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
但
(
たゞ
)
し
此斥候
(
このせつこう
)
の
報告書
(
ほうこくしよ
)
とも
名
(
な
)
づくべきものは、
單
(
たん
)
に
地震波
(
ぢしんぱ
)
の
種々
(
しゆ/″\
)
の
形式
(
けいしき
)
のみであるから、これを
書取
(
かきと
)
り
其上
(
そのうへ
)
にそれを
讀
(
よ
)
み
取
(
と
)
ることを
必要
(
ひつよう
)
とする。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
第一
(
だいいち
)
に、
青々
(
あを/\
)
した、
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
といふものは、
植物
(
しよくぶつ
)
にとつては
一番
(
いちばん
)
大切
(
たいせつ
)
で、ちょうどわれ/\の
心臟
(
しんぞう
)
や
胃
(
い
)
や
膓
(
ちよう
)
のような、
生活上
(
せいかつじよう
)
の
必要
(
ひつよう
)
な
器官
(
きかん
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
もう
雌牛
(
めうし
)
を買うことも、人形を買うこともいらなかった。お金持ちの両親の所へお金を持って行ってやる
必要
(
ひつよう
)
もなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
大
(
おほ
)
きい
博物館
(
はくぶつかん
)
をつくることは
金
(
かね
)
さへあれば
容易
(
ようい
)
でありますが、
良
(
よ
)
い
博物館
(
はくぶつかん
)
をつくることは
金以外
(
かねいがい
)
更
(
さら
)
に
知識
(
ちしき
)
が
必要
(
ひつよう
)
でありますから、
餘程
(
よほど
)
困難
(
こんなん
)
なことになります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ヤッローは、もうクローリナには答える
必要
(
ひつよう
)
はないと思いましたが、セーサルの耳もとでこう言いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そなたの
統一
(
とういつ
)
もその
辺
(
へん
)
まで
進
(
すす
)
めば
先
(
ま
)
ず
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
、
大概
(
たいがい
)
の
仕事
(
しごと
)
に
差支
(
さしつか
)
えることもあるまい。
従
(
したが
)
ってそなたがこの
上
(
うえ
)
ここに
居
(
お
)
る
必要
(
ひつよう
)
もなくなった
訳
(
わけ
)
……ではこれでお
別
(
わか
)
れじゃ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
書物
(
しよもつ
)
はたくさん
讀
(
よ
)
まなくても、
耳食
(
じしよく
)
の
人
(
ひと
)
にならない
用心
(
ようじん
)
が
必要
(
ひつよう
)
です。
歌
(
うた
)
を
解釋
(
かいしやく
)
して
見
(
み
)
ると
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
……どんなのでも、どんなのでもあるんだよ。
何
(
なん
)
でほかのをつくる
必要
(
ひつよう
)
があるものか。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
しかるにこんな
不潔
(
ふけつ
)
な
有様
(
ありさま
)
では
駄目
(
だめ
)
だ。また
滋養物
(
じようぶつ
)
が
肝心
(
かんじん
)
である。しかるにこんな
臭
(
くさ
)
い
玉菜
(
たまな
)
の
牛肉汁
(
にくじる
)
などでは
駄目
(
だめ
)
だ、また
善
(
よ
)
い
補助者
(
ほじょしゃ
)
が
必要
(
ひつよう
)
である、しかるにこんな
盗人
(
ぬすびと
)
ばかりでは
駄目
(
だめ
)
だ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それほどくつが
必要
(
ひつよう
)
にせまられていたのだ。すると、たしかにほかの
店
(
みせ
)
よりは、よい
品物
(
しなもの
)
が
安
(
やす
)
く
買
(
か
)
えるので、
求
(
もと
)
めたのである。
アパートで聞いた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
右
(
みぎ
)
の
話
(
はなし
)
を
進
(
すゝ
)
めるについて
必要
(
ひつよう
)
なのは
津浪
(
つなみ
)
の
概念
(
がいねん
)
である。
津浪
(
つなみ
)
に
海嘯
(
かいしよう
)
なる
文字
(
もんじ
)
がよくあててあるがこれは
適當
(
てきとう
)
でない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
十年まえかれらの父親はこの花畑を買って、自分で家を
建
(
た
)
てた。かれに土地を売った男は植木屋として
必要
(
ひつよう
)
な
材料
(
ざいりょう
)
を買う金をもやはりかれに
貸
(
か
)
していた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
いくまは、いままで、こんなに、
体
(
からだ
)
の
中
(
なか
)
にあった
力
(
ちから
)
をすっかり
出
(
だ
)
したことはなかったのです。なぜなら、その
必要
(
ひつよう
)
がなかったのでした。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おい、気をつけて、わたしの
姿
(
すたが
)
を
見失
(
みうしな
)
わないように」と親方が注意した。けれどかれの注意は
必要
(
ひつよう
)
がなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
本篇
(
ほんぺん
)
に
於
(
おい
)
ては
全部
(
ぜんぶ
)
これを
活火山
(
かつかざん
)
と
名
(
な
)
づけて
必要
(
ひつよう
)
のあつた
場合
(
ばあひ
)
に
休活
(
きゆうかつ
)
の
區別
(
くべつ
)
をなすことにする。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
へさえ
持
(
も
)
ってゆけば、一つが
幾
(
いく
)
百
両
(
りょう
)
にもなる
品物
(
しなもの
)
ばかりだ。これをやるのは
惜
(
お
)
しい。こんなに
高価
(
こうか
)
なものをお
礼
(
れい
)
にする
必要
(
ひつよう
)
はないのだ。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“必要”で始まる語句
必要品
必要上
必要條件
必要欠
必要以外