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水
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みず
ふりがな文庫
“
水
(
みず
)” の例文
まだ
昨日
(
きのう
)
降
(
ふ
)
った
雨
(
あめ
)
の
水
(
みず
)
が、ところどころ
地
(
ち
)
のくぼみにたまっていました。その
水
(
みず
)
の
面
(
おもて
)
にも、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
は
美
(
うつく
)
しく
照
(
て
)
らして
輝
(
かがや
)
いていました。
幾年もたった後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ひっきりなし、川の
水
(
みず
)
はくるくる
目
(
め
)
の
回
(
まわ
)
るような
速
(
はや
)
さで、
渦
(
うず
)
をまいて、ふくれ
上
(
あ
)
がり、ものすごい
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
ててわき
返
(
かえ
)
っていました。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
多分
(
たぶん
)
被害者
(
ひがいしゃ
)
は、
苦
(
くる
)
しみもがき、
金魚鉢
(
きんぎょばち
)
のところまで
這
(
は
)
いよつてきて、
口
(
くち
)
をゆすぐか、または、
鉢
(
はち
)
の
中
(
なか
)
の
水
(
みず
)
を
飲
(
の
)
もうとしたのだろう。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
「こちらへ包んでおきました。ではお嬢様、どうぞご機嫌よろしゅう」「道中お気をつけなさいませ」「
水
(
みず
)
あたりやゴマの
蠅
(
はえ
)
にも……」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
他
(
ほか
)
に
何
(
なに
)
もさし
上
(
あ
)
げるものとてございませぬ。どうぞこの
滝
(
たき
)
のお
水
(
みず
)
なりと
召
(
め
)
し
上
(
あが
)
れ……。これならどんなに
多量
(
たんと
)
でもございます……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
柳宗元
(
りゅうそうげん
)
は
韓退之
(
かんたいし
)
の文を読むごとに
薔薇
(
しょうび
)
の
水
(
みず
)
で手を清めたと云うくらいだから、吾輩の文に対してもせめて
自腹
(
じばら
)
で雑誌を買って来て
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もし
掘
(
ほ
)
って
水
(
みず
)
が
出
(
で
)
なかったら、どこにでもお
前
(
まえ
)
さんの
好
(
す
)
きなところに
掘
(
ほ
)
らしてあげよう。あのへんは、みな、わしの
土地
(
とち
)
だから。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
周延
(
ちかのぶ
)
が描いた千代田の大奥と云う三枚続きの絵にあるような
遣
(
や
)
り
水
(
みず
)
、
築山
(
つきやま
)
、雪見燈籠、瀬戸物の鶴、洗い
石
(
せき
)
などがお誂い向きに配置されて
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
下男
(
げなん
)
(
男
(
おとこ
)
の
使用人
(
しようにん
)
)が
病気
(
びょうき
)
になれば、
水
(
みず
)
くみもしました。
女中
(
じょちゅう
)
(
女
(
おんな
)
のおてつだいさん)にさしつかえがあれば、
台所
(
だいどころ
)
のてつだいもしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
そして
鋭
(
するど
)
い
歯
(
は
)
をむき
出
(
だ
)
しながら
子家鴨
(
こあひる
)
のそばに
鼻
(
はな
)
を
突
(
つ
)
っ
込
(
こ
)
んでみた
揚句
(
あげく
)
、それでも
彼
(
かれ
)
には
触
(
さわ
)
らずにどぶんと
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
に
跳
(
と
)
び
込
(
こ
)
んでしまいました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
お
品
(
しな
)
は
何時
(
いつ
)
でも
日
(
ひ
)
のあるうちに
夜
(
よ
)
なべに
繩
(
なは
)
に
綯
(
な
)
ふ
藁
(
わら
)
へ
水
(
みず
)
を
掛
(
か
)
けて
置
(
お
)
いたり、
落葉
(
おちば
)
を
攫
(
さら
)
つて
見
(
み
)
たりそこらこゝらと
手
(
て
)
を
動
(
うご
)
かすことを
止
(
や
)
めなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「東
水
(
みず
)
の
尾
(
お
)
……水の尾村の東水の尾というところよ……でも、ここは、わたしの家があるだけよ。村のあるところは、もっとずっと向うですわ」
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
私は、「
上善
(
じょうぜん
)
水
(
みず
)
の
如
(
ごと
)
し」などと口ずさんでノンビリしていたが、それには、時の
要素
(
ようそ
)
を考えねばならぬという
考慮
(
こうりょ
)
や、色々のものが
籠
(
こも
)
っていた。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
彼は倭文子の同意を得て、お
茶
(
ちゃ
)
の
水
(
みず
)
の「
開化
(
かいか
)
アパート」を訪ねた。そこに有名な素人探偵、
明智小五郎
(
あけちこごろう
)
が住んでいたのだ。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
松平紀義
(
まつだいらのりよし
)
のお
茶
(
ちゃ
)
の
水
(
みず
)
事件で有名な
御世梅
(
ごせめ
)
お
此
(
この
)
という女も、かつてこの二階にいたと云うことを、十幾年の後に知った。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
みんなが
急
(
きゅう
)
に
散
(
ち
)
ったせいか、
水
(
みず
)
ッ
洟
(
ぱな
)
が
出
(
で
)
て
来
(
き
)
たぜ。
風邪
(
かぜ
)
でも
引
(
ひ
)
いちゃァたまらねから、そろそろ
帰
(
かえ
)
るとしべえかの
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
僕は一寸立止ったが、「ドナウもこれぐらい細くなればもう沢山だ」と思った。そして其処の汀の草のうえに尻をついていると、幽かに
水
(
みず
)
の
香
(
か
)
がしている。
ドナウ源流行
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
学校も始めはお
茶
(
ちゃ
)
の
水
(
みず
)
でしたが、
上野
(
うえの
)
になり、
一
(
ひと
)
ッ
橋
(
ばし
)
に移って行き、その間に校長も先生もたびたび代ります。平田
盛胤
(
もりたね
)
という若い国語の先生が見えました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
「矢っ張り監視を受ける丈けのことはしているんだね。君は若い時分から
狂
(
きちが
)
い
水
(
みず
)
が好きだったからなあ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
今これを広重の作品に徴するにそが雪景の作中にて最も傑出せる好画図をなさしめたる処は
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
、
湯島天神
(
ゆしまてんじん
)
石段、
洲崎汐入堤
(
すさきしおいりづつみ
)
、
芝藪小路
(
しばやぶこうじ
)
等にして
向島
(
むこうじま
)
、日本橋
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
柚子の身体は、一瞬、水に隠れて見えなくなったが、ほどなく頭から水をたらし、なにかの絵にあった
水
(
みず
)
の
精
(
せい
)
の出来損いのような、チグハグな表情であらわれてきた。
春雪
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
私は非常に驚いてこの子供の知識の出所を聞きただしてみると、それがお
茶
(
ちゃ
)
の
水
(
みず
)
で開かれたある展覧会で見たアルコールづけの標本から得たものである事がわかった。
芝刈り
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「おしょうさまが わたしたちに かくれて、まいにち こっそり
水
(
みず
)
あめを なめて いるよ。」
一休さん
(新字新仮名)
/
五十公野清一
(著)
のたうつような
戦慄
(
せんりつ
)
陣痛の
苦悶
(
くもん
)
であり、奇妙な風船笛のような鳴き声も、すこやかな
産声
(
うぶごえ
)
であり、怪しげな
濁
(
にご
)
り
水
(
みず
)
も、胎児の保護を終えた軽やかな羊水であったのか
灯台鬼
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
「御覧なさい、中佐殿。お
茶
(
ちゃ
)
の
水
(
みず
)
の
濠
(
ほり
)
の中から、何か、キラキラ
閃
(
ひらめ
)
いているものがあります」
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かもたちは
水
(
みず
)
のなかへもぐっていって、
海
(
うみ
)
のそこから、かぎをとってきてくれました。
みつばちの 女王
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
今
(
いま
)
乞食坊主
(
こじきばうず
)
に
頼
(
たの
)
む
氣
(
き
)
になつたのは、なんとなくえらさうに
見
(
み
)
える
坊主
(
ばうず
)
の
態度
(
たいど
)
に
信
(
しん
)
を
起
(
おこ
)
したのと、
水
(
みず
)
一ぱいでする
呪
(
まじなひ
)
なら
間違
(
まちが
)
つた
處
(
ところ
)
で
危險
(
きけん
)
な
事
(
こと
)
もあるまいと
思
(
おも
)
つたのとのためである。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ばあさんなんぞ
水
(
みず
)
っ
洟
(
ぱな
)
あたらして泣いたぞ、……夫婦は二世といってたって、縁が切れれば他人だ、てめえなんぞはのたれ死にをしたっていい人間だ、それをお兼さんはこんなに
ゆうれい貸屋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
半年
(
はんとし
)
も
無職
(
むしょく
)
で
徘徊
(
うろうろ
)
してただパンと、
水
(
みず
)
とで
生命
(
いのち
)
を
繋
(
つな
)
いでいたのであるが、その
後
(
ご
)
裁判所
(
さいばんしょ
)
の
警吏
(
けいり
)
となり、
病
(
やまい
)
を
以
(
もっ
)
て
後
(
のち
)
にこの
職
(
しょく
)
を
辞
(
じ
)
するまでは、ここに
務
(
つとめ
)
を
取
(
と
)
っていたのであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ただ
一人
(
ひとり
)
、木曾福島の
武居拙蔵
(
たけいせつぞう
)
、その人は漢学者としての
古賀侗庵
(
こがどうあん
)
に
就
(
つ
)
き、
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
、
松崎慊堂
(
まつざきこうどう
)
にも知られ、
安井息軒
(
やすいそっけん
)
とも交わりがあって、しばらく
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
の
昌平黌
(
しょうへいこう
)
に学んだが
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
植木市と云っても本格的なものではなくてカアバイトの光と
撒
(
ま
)
き
水
(
みず
)
きりで美しく
粧
(
よそお
)
っている品物が多かった。でも値段が安いので、私は
蔓薔薇
(
つるばら
)
や、
唐辛子
(
とうがらし
)
の鉢植えなどを買いに行った。
落合町山川記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
柳のもとには、二つ三つ用心
水
(
みず
)
の、石で
亀甲
(
きっこう
)
に囲った
水溜
(
みずたまり
)
の池がある。が、
涸
(
か
)
れて、寂しく、雲も星も宿らないで、一面に散込んだ柳の葉に、山谷の落葉を誘って、塚を築いたように見える。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そうだ。わすれていた。ぼく
水
(
すい
)
とうに
水
(
みず
)
をつめておくんだった。」
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
水
(
みず
)
のしたたるようなそのお孃さんが
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
もうお
茶
(
ちや
)
の
水
(
みず
)
まで來てゐるのです。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
之
(
これ
)
は
水
(
みず
)
の
流出
(
りうしゆつ
)
を
謀
(
はか
)
つたのであらう。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
水道
(
すいどう
)
の
水
(
みず
)
春 第五十一 水道の水
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
地
(
つち
)
、
水
(
みず
)
、
火
(
ひ
)
、
風
(
かぜ
)
の四つを皆。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
水
(
みず
)
到
(
いた
)
りて
渠
(
きょ
)
成
(
な
)
る。
葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
水
(
みず
)
滴々
(
てきてき
)
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
また、
小川
(
おがわ
)
に
連
(
つ
)
れていって、ボンを
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
毛
(
け
)
を
洗
(
あら
)
ってやったりして、ボンを
喜
(
よろこ
)
ばせるのをも
楽
(
たの
)
しみの一つとしているのです。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
代
(
か
)
わり一つお
願
(
ねが
)
いがあります。どうぞくすのきで
舟
(
ふね
)
をこしらえて、
水
(
みず
)
をいっぱい
入
(
い
)
れて、その中にささの
葉
(
は
)
を
浮
(
う
)
かべて
下
(
くだ
)
さい。
雷のさずけもの
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
指導役
(
しどうやく
)
のお
爺
(
じい
)
さんはそんな
御愛想
(
おあいそう
)
を
言
(
い
)
いながら、
教
(
おし
)
え
子
(
ご
)
の
少女
(
しょうじょ
)
に
水
(
みず
)
をすすめ、
又
(
また
)
御自分
(
ごじぶん
)
でも、さも
甘
(
うま
)
そうに二三
杯
(
ばい
)
飲
(
の
)
んでくださいました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
預けられた茶山の塾の壁に「山
凡
(
ぼん
)
、
水
(
みず
)
愚
(
ぐ
)
、先生
鈍
(
どん
)
」の出奔遺書をのこして京地へ走った一書生の頼久太郎は、今では、山陽外史
頼襄
(
らいじょう
)
の名を
梅颸の杖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「うん、あそこなら、
出
(
で
)
ようて、
前
(
まえ
)
の
山
(
やま
)
で
清水
(
しみず
)
が
湧
(
わ
)
くくらいだから、あの
下
(
した
)
なら
水
(
みず
)
は
出
(
で
)
ようが、あんなところへ
井戸
(
いど
)
を
掘
(
ほ
)
って
何
(
なに
)
にするや。」
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
そんなお
喋
(
しゃべ
)
りをしていますと、
突然
(
とつぜん
)
空中
(
くうちゅう
)
でポンポンと
音
(
おと
)
がして、二
羽
(
わ
)
の
雁
(
がん
)
は
傷
(
きず
)
ついて
水草
(
みずくさ
)
の
間
(
あいだ
)
に
落
(
お
)
ちて
死
(
し
)
に、あたりの
水
(
みず
)
は
血
(
ち
)
で
赤
(
あか
)
く
染
(
そま
)
りました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
晴れた秋の日の
爽
(
さわ
)
やかな
午
(
ひる
)
過ぎに、父が珍しくも
前栽
(
せんざい
)
に出て、萩がたわゝに咲いている
遣
(
や
)
り
水
(
みず
)
のほとりに、ぼんやりと石に腰かけていたことがあった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
急
(
きゅう
)
に
水
(
みず
)
を
打
(
う
)
ったような
静
(
しず
)
けさに
還
(
かえ
)
った
部屋
(
へや
)
の
中
(
なか
)
には、ただ
香
(
こう
)
のかおりが、
低
(
ひく
)
く
這
(
は
)
っているばかりであった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
行
(
い
)
つてみると、
尺
(
しゃく
)
五
寸
(
すん
)
ほどの
瀬戸
(
せと
)
の
鉢
(
はち
)
が、
庭
(
にわ
)
の
土
(
つち
)
にいけてあつて、その
鉢
(
はち
)
は、からつぽだけれど、
水
(
みず
)
だけはつてあるし、ぐるりに、
白
(
しろ
)
い
砂
(
すな
)
をきれいにまいてあつて
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
青菜
(
あをな
)
の
水
(
みず
)
が
切
(
き
)
れたので
勘次
(
かんじ
)
は
桶
(
をけ
)
へ
鹽
(
しほ
)
を
振
(
ふ
)
つては
青菜
(
あをな
)
を
足
(
あし
)
でぎり/\と
蹂
(
ふ
)
みつけて
又
(
また
)
鹽
(
しほ
)
を
振
(
ふ
)
つては
蹂
(
ふ
)
みつける。お
品
(
しな
)
は
鹽
(
しほ
)
の
加減
(
かげん
)
やら
何
(
なに
)
やら
先刻
(
さつき
)
から
頻
(
しき
)
りに
口
(
くち
)
を
出
(
だ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“水”の解説
とは、化学式 H
2
O で表される、水素と酸素の化合物である。日本語においては特に湯と対比して用いられkojien_5、液体ではあるが温度が低く、かつ凝固して氷にはなっていない物を言う。また、液状の物全般を指すkojien_5。
この項目では、水に関する文化的な事項を主として解説する。水の化学的・物理学的な事項は「水の性質」を参照。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“水”を含む語句
水腫
清水
洪水
水底
水溜
水草
水瓶
水精
水面
水辺
水兵
手水鉢
水晶
水洟
出水
冷水
水沫
水口
水槽
水馬
...